翌日は少し遅めの起床で目覚ましにコーヒーを飲みながら昨日買った本を読んでいました。するとスマホに着信があり見ると知らない番号。電話に出ると親友ちゃんでした。(私の電話番号は彼女にしか教えてません)なぜ私の番号を知っているのか不思議に思いながら話しを聞くと彼女に番号を教えてもらったとの事。そもそも友達の彼氏の番号を聞きますか?必要無いと思うのですが…。今日は彼女が家族と出掛けている事を親友ちゃんも知っているはずです。私「もしもし?どうしたの?直接電話して来て」親友ちゃん「すみません。朝から突然。実は緊急事態なんで電話しました」私「緊急事態?何かあったの?」親友ちゃん「はい。実は…あ!すみませんかけ直します」電話切れました…。なんだか嫌な予感がします…。しばらくして着信…。私「親友ちゃん?どうしたの?」親友ちゃん「さっきはすみません。近くにお姉ちゃんが来たので外に出て来ました」外を歩きながら電話をしている様子。親友ちゃん「実は困った事になってます」困った事!?まさかバレた?私「こ、困った事?何?」親友ちゃん「電話だと話しにくいので、今日私と会ってくれませんか?」私「別に構わないけど…。じゃあ車で迎えに行こうか?」親友ちゃん「はい。よろしくお願いします」急遽、親友ちゃんを迎えに行く事になりました。親友ちゃんが指定した公園に行くと入り口で手を振って待っていました。親友ちゃんを車に乗せ、さっきの話しの続きをします。私「どうしたの?緊急事態って。まさか彼女の事で何かあったとか?」親友ちゃん「え?違いますよ。私の事です。」私「え?親友ちゃんの事?何があったの?」親友ちゃん「実は…お姉ちゃんに好きな人が出来たって言っちゃって…そしたら誰?ってしつこいから、お姉ちゃんの知らない人だよ!って答えたんです。それで追いかけ回されて…」私「へぇ。親友ちゃん好きな人いるんだ~」親友ちゃん「………」返事をしない親友ちゃん。助手席の親友ちゃんを見たら私を指差してました………。私「え?なに?」親友ちゃん「だから…」また私を指差す親友ちゃん。私「俺!?」親友ちゃん「はい…」私「いやいやいや。だって俺は○○ちゃんの彼氏だよ?」親友ちゃん「知ってますよ」私「だったら…」親友ちゃん「しょうがないじゃ無いですか!好きになったんだから!」私「そう言ってもらえるのは嬉しいけど、付き合う事は出来ないよ?」親友ちゃん「分かってますよ。こんな事○○ちゃんにも言えないし、バレたら友達終わるもん…」私「じゃあどうするの?おじさんは何もしてあげられないよ?」親友ちゃん「どうするって言われても好きになったのは変えられません!」私「う~ん…そうだよね…嫌いになれと言われてなるものでも無いし…」親友ちゃん「でしょ?この気持ちは変えられません!」私「先に言っておくけど○○ちゃんと付き合っている限り親友ちゃんと付き合ったりする事は無いからね」親友ちゃん「当たり前じゃないですか!おじさんを○○ちゃんから奪うとか思ってませんよ!あ、もし別れたら私と付き合って下さい!笑」私「ところで今こうして二人で会ってる事は○○ちゃんは知らないんだよね?」親友ちゃん「そうですね。言ったら絶交されると思います…」私「ところで何で俺の電話番号を彼女に聞いたの?」親友ちゃん「え
?私が聞いたんじゃないですよ?○○ちゃんが教えてくれたんです。何かあった時の為に!って」私「何かあった時の為?なにそれ?」親友ちゃん「さあ?今日の為かな?笑」私「で?これからどうするの?俺の事を好きなのは分かった。でも付き合う事は出来ない。俺も彼女を裏切る事はしたくない。今までみたいに友達としての付き合いでも良いって事でいいの?」親友ちゃん「それしか無いですよね?昨日までの関係みたいな?」私「分かった。親友ちゃんがそれで構わないなら」親友ちゃん「私は構わないです。でも私のおじさんに対する気持ちは知っていて欲しいんです」なんか凄い告白されました…。親友ちゃんが私の事を好きになってしまったのは仕方無い事だし、本人が今までみたいに友達関係を望むなら拒否するのは出来ません。弱みを握られている以上、仕方の無い事だと思います。おそらく彼女と一緒で何でも買ってくれて、どこでも連れて行ってくれる大人の財力に惚れたんだと思いますので、一過性の物だと思います。私「親友ちゃんの気持ちは分かったよ。じゃあ家の近くまで送る?それともさっきの公園でいいの?」親友ちゃん「え?今日は何か用事あるんですか?」私「いや。特に無いよ?帰って本を読むくらいかな?」親友ちゃん「じゃあ今日は私に付き合ってくれませんか?」私「構わないけど、どこか行きたい所でもあるの?あ!一応○○ちゃんには許可もらわないと!」親友ちゃん「○○ちゃんには内緒でお願いします。それで行き先は、おじさんの別荘でお願いします」私「え?○○ちゃんに黙ってるの?別荘に行くのは構わないけど何するの?」親友ちゃん「何するかは着いてからのお楽しみです笑」この時点で別荘に行ったら何をするのかは察しがつきました。何度も言いますが親友ちゃんを敵に回す訳にいかないので、多少の無理でも拒否権が私にはありません…。そして昼食を途中で済ませてから私の別荘へ。
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