グググ……と持ち上がり、お尻に力を入れるとビクンと跳ね上がり、そしてまたグググ……と角度を上げていく。
「あ……」
という、発声と言うより漏れたと言った方が相応しいような女2の声。
俺は女2の顔から目が離せず他の2人の様子は見てなかったが、
女1の「うわ……」という声が聞こえ、2人もちんこが勃起していく様子を見てるんだと確信した。
勃起していく様を一頻り眺め、ちんこも9割ほど勃起したところで女1が声を発した。
女1「え、何で?」
後2「触ってなかったですよね」
うんうんと頷く女2。
先程とは打って変わって笑いは起きなかった。
俺「いや、みんなに見られてたら何か……」
後2「興奮しちゃったんですか?」
と、言い淀む俺に続く後2。
俺は黙って頷くしか無かった。
笑う後2。
女1「変態だねーw」
2人が笑いだしたおかげで場の空気が若干緩みほっとしたのも束の間、女1は定規を女2に手渡したのだ。
女1は、はい、とだけ言って渡したが、それがどういう意味かはこの場にいる誰もが理解してた。
女2「えっと、どこからどう測ればいいの?」
そう聞いてくる女2に、どうせならと思って正しい測り方を教える。
両手でバスタオルを広げてた俺は片手に持ち替え、左手でちんこの中程を摘まみ体に対して直角になるよう角度を変えた。
俺「この状態で根元にぐっと押し付けて」
女2「こう?」
俺「そう、それで大丈夫」
女1「これがちんこの正しい測り方?w」
後2と女2も笑う。
女2「11.……2……かな」
互いの目を見てふっと笑う女1と後2。
後2「押し付けなかったら?」
思いもよらない後2の言葉に焦る俺。
もちろん押し付けてない状態でも測ったことはあるが、その日の勃起具合やどこから測るかで桁が変わる微妙なラインなのだ。
既に平均以下とバレ、あまつさえ女2の測り方次第で9cm台だと言われてしまった日には流石にダメージが大きすぎる。
俺「え、測る必要ある?正しくないのに」
女1「だって実際見るのはそのサイズじゃん?」
俺の勃起ちんこを指差しながら。
女1「正しい計測法で何センチなんですぅって言っても実際見たら、あれ?なんか申告より小さくない?ってなるよ?w」
後2「そうそうw」
女1「だったら最初から見た目通りのサイズ測った方が良くない?」
以前から俺も同じようなことを思っていたため、女1の言うことに同意して何も言えなくなる。
黙る俺を見て女2は一言、いい?とだけ言って定規を近づけた。
女2「きゅうてん……んー……10」
女1「何そのギリ感w良かったね、オマケしてもらえたよw」
後2「平均っていくつでしたっけw」
女1「えーっと、確か……3cmだったかな?w」
後2「3倍以上あるじゃないですか、○○先輩おっきーw」
女1「ちょっとそれ貸して」
女1は女2から定規を受け取ると、後2と共に10cmを指で確認した。
10cm幅に広げた指を縦にしたり横にしたりして笑い合っている。
女2「何かごめんね」
何故か謝る女2。
こちらとしては温情に満ちた二桁センチ報告にどれだけ助けられたことか、むしろお礼を言いたいくらいだった。
申し訳なさそうな表情でこちらを見る女2だが、至近距離に勃起ちんこがあるのが気になるのか視線は股間に落ち、結果的に俺の顔と股間を交互に見る形になる。
ちんこを見られるのはもちろん嬉しい。
それと同じくらい男一人だけ性器を晒してるこの情けない状況や、そんな恥ずかしさや興奮に満ちた顔を見られるのがめちゃくちゃ気持ちいい。
男友が戻ってきてもすぐ隠せるよう片手で持ってたバスタオルを再び両手で持ちリスクは最小限に留める。
逆に言えばそれくらいしか今の自分を制止できるほどの理性は残ってなかった。
ここまできたら、と開き直り全力でちんこを動かしてみた。
ビクンビクンと上下に揺れるちんこを見て驚いたのか女2が若干仰け反った。
後2「すごwめっちゃ動いてるw」
女2「これ自分で動かしてるの?」
俺「いや、多少は自力で動かせるけどこれは違う……」と嘘をつく。
女1「10cmのおちんちん見られて興奮してるんだよねw」
後2「ギリ10ですけどねw」
女2「っていうかいつまで見せてるのw顔の近くでビクビク動かされると怖いんだけどw」
俺「あ、もう隠してよかったの?」
女1「まだ駄目でしょ、その方が○○も嬉しいでしょ?」
後2「絶対Mですよねw」
女1と後2の言葉に返事をするようにちんこが跳ねる。
「まぁ、でもそろそろ……」と女2が言いかけたところでトイレの水を流す音が聞こえてきた。
慌ててバスタオルを巻き直し座り、股間のテントがバレないようクッションで隠す。
男友「やっぱ今日も腹壊したわー、ちょっと横になっていい?」
男友のためにソファを譲り床に座った。
女2「毎回ペース速すぎんのよw」
女1「いい加減ライン覚えなって」
まだ動揺してる俺を尻目に、何もありませんでしたと言わんばかりに普通のテンションに戻ってる女子たち。
数分ほどまったりとした空気が流れ男友の発言もあってか、自然とお開きムードに移行。
特に会話らしい会話もなく手持無沙汰なのか、女1は座ったまま、後2は横になってスマホを見ていた。
女2は空いたお皿などを重ね、空いたスペースを拭いている。
その間に勃起もすっかり治まっていた。
俺も特にすることがないしもう股間を隠す必要もないので、女2がまとめた食器類を台所に運んで洗い始めた。
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