冷静になってきてはいるが、先ほどの興奮は治まらない。
気が付けばどうすれば自然に見せつけられるのかという思考に脳が支配されている。
しかし、さっき盗み聞きした感じでは俺がわざとやっている確信はなくとも疑いの目で見られているのは間違いない。
実際に2人がそう思っているかどうかではなく、俺がそう感じてしまっている状況で自然な振る舞いが出来るのかという不安があった。
あれこれ考えながらも行動に移せず悶々としていたがその時は突然訪れた。
徐に立ち上がる男友。
男友「わりぃトイレ」
既に男友の足が俺の膝に当たっている。
反射的に両足を上げて男友の通り道を確保した。
何の気なしにこちらを見る女2。
女1や後2同様表情に出さないよう努めているがそれでも表れてしまったというような驚きの目。
全く意図してない露出に当然俺も驚いているが、俺の股間を見てる女2の顔から目が離せない。
俺が足を下し始めると女2は股間から視線を外し、男友が脱衣所の戸を閉めたところでふふっと空気のような笑いを漏らし俯いた。
一部始終を見ていたであろう女1と後2は女2の笑いが何なのか理解したのか一斉に食いついた。
女1「え、何笑ってんの?w」
後2「どうしたんですか?w」
女2「え、いや、その……」
俺の方をちらっと見る女2。
女2「ごめん、見ちゃった……w」
笑う2人。
それを聞いて気づいてなかったという素振りで股間を押さえる俺。
女1「え、え、どんなだった?w」
後2「知りたい知りたいw」
俺の方を見ながら申し訳なさそうな表情で
女2「えー、まぁ、うん、馬ではなかったかなって感じw」
女2は具体的な大きさは言わずに気を利かせて誤魔化してくれた。
が、2人の反応はそんな気遣いも空しくなるものだった。
馬ではないっていうかこんなんでしょw、と女1は指で大きさを示す。
そうそう馬どころかねぇwと続ける後2。
突然のカミングアウトに驚く女2と俺。
女2「え、2人とも知ってたの?いつから?」
女1「2人が買出しに行くとき同じような体勢で、ねぇ?w」
後2「ばっちし見ちゃいましたよねw」
俺は全く気付いてなかった振りをした。
あー道理でねぇ、と女2は2人の様子に違和感を覚えていたがこれで合点がいったらしい。
この間、俺は3人が俺のちんこを見たという体験を共有してることよりも、男友が今にでも戻ってくるのではないかということに焦っていた。
男友にちんこの大きさがバレるのだけは男としてプライドが傷つく。
そこで俺は恥を忍んで、男友に言うのだけは止めてくれと頼んだ。
後2「えー、どうしますー?」
女1「何で言っちゃ駄目なの?」
沽券に係わると正直に言うと、
女1「銭湯で隠すのもやっぱそういう理由なんでしょ?」
と痛いところを突いてくる。
が、背に腹は代えられないので渋々認めると、やっぱねーと女子たちは笑い合った。
後2「じゃあもう一回見せてくれたらいいですよw」
女1「いいねそれwどうせもう見られてるし問題ないでしょ」
俺にとっては役得でしかないが躊躇う素振りはした。
女2「どうすんの?」
女2は口数こそ他の2人より少ないが表情を見るに完全に楽しんでる。
女1「早くしないと戻ってきちゃうよ?」
そう言われ俺は意を決して立ち上がった。
俺「約束だからな」
バスタオルの結び目を解き、ゆっくりと前を開く。
女1か後2の、おぉ……という声が聞こえた。
改めて3人の様子を見る。
女2は目を見開き、口も開けて驚いてるが口角はしっかりを上がってる。
後2は一番の笑顔で笑いながら女1に寄り掛かっていた。
女1は3人の中では一番冷静な表情だったが、ちんこと俺の顔を交互に見てきて目が合うたびに口元が緩んでいた。
後2「これが普通なんですか?w」
意地の悪い質問をしてくる後2に何も言い返せない。
そんな俺を見て後2はどう思います?と質問の対象を女子たちに変えた。
女1「うーん……w」
女2「どっちかって言うと可愛いって感じかな……w」
後2「何て呼ぶか聞かれたら間違いなくおちんちんですよね」
クスクスと笑う女1&2。
もう相手の求める条件は満たして言わない約束も守ってくれるはずなので、
俺としてはさっさとこの状況を終わらせたかった。
だが男友はまだ帰ってこない。うんこでもしてるのだろうか、男にしてはやけに長い。
露出シチュだけなら別にいいのだが、いつ男友が戻ってくるかわからないこの状況は長く続けたくなかった。
女2「それにしても明るいとこでまじまじ見たの初めてかも知れない」
それに賛同する2人。
女1「毛はしっかり生えてるのにそこから申し訳なさそうに出てるちんこが可愛く見えてきた」
女2&後2「wwwww」
後2「何か可愛いですよねw見るだけなら剥けてるのより好きかもw」
女1「わかるw」
まだ俺が真性包茎だと知らない女の子たちの無邪気な言葉攻めに動悸が激しくなる。
女2は顔こそこちらに向けてないが、缶ビールに口を付けたままちんこを凝視している。
そんな女2を見ていたらちんこが反応し始めてしまった。
ヤバい、とバスタオルで隠す前に至近距離で見ていた女2が気づいてしまった。
この瞬間、自分が置かれてる状況や男友がいつ戻ってくるかわからない不安、
勃起していくちんこを見て女子たちが声を上げてしまうのではないかといった諸々のリスクよりも、
鎌首をもたげて臨戦態勢に入る瞬間を見て欲しい気持ちが勝ってしまった。
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