男友と女2が帰ってきてからしばらくはまったりとした時が流れた。
2人が帰ってきてからは女子3人がトークの中心となり、
俺らは時折相槌を打つくらいで基本スマホを眺めていたのだが、
気が付けば話の内容は元カレのSEXの内容だとかちんこの話といった下ネタの方向へ徐々に変わりつつあった。
今思えば女1と後2がそういう風に仕向けていた気がしなくもない。
女2「でさー、初めて付き合った人がさー、馬かよってくらい太くて。
あたしも初めてだったから無理無理こんなの絶対入らないってなって」
女1「それでどうしたの?」
女2「いやもうすっごい空気よwあの時ほど気まずかったことないね」
ケタケタ笑う女子たち
後2「それでその人とはどうなったんですか?」
女2「別れたよ、だって無理だもん」
後2「wwwww」
女2「それ以降しばらく男の人苦手になったもん、もしそういう段階まで進んでまた馬だったらどうしようって」
女1&後2「また馬wwww」
女2「いやーマジで、大きいからいいってもんじゃないのよ何事も……」
ここで後1が女1にこっそりと「朗報……」と言ったのを俺の耳は聞き逃さなかった。
女1「ですってよーw」
笑いながら俺たちに話を振ってくる女1。
女1「男ってあそこの大きさで格付け?みたいなことすんでしょ?」
女2「無駄無駄、程々でいいんだから」
後2「2人はお互いの見たことあるんですか?」
俺「無いね」
男友「水泳部とかならまだしも知り合いのって意外と見る機会ないよな」
俺「そうそう」
女2「銭湯とかで他のお客さんの見て、自分の方がでかい!とか負けた!とか心の中で思ったりしないの?」
男友「勝った負けたとかはそんなないかな、うわぁあの人くそでけぇみたいなのはあるけど」
女1「めちゃくちゃ小さい人とかいないの?」
やや前のめりで聞く女1。
男友「んー……あまり見たことないかも、多分そういう人って隠すんじゃない?」
後2「男友先輩は隠さないんですか?」
男友「まぁ見られて恥ずかしいもんでもないし」
後2「○○先輩は?」
俺「えっ」
この流れならやっぱそうくるよな、と分かってはいても自分に振られると咄嗟の言葉に詰まってしまう。
女1と後2はニヤニヤしながら俺の答えを待っている。
俺「俺は隠すかなー……大きさがどうとかじゃなく他の人に見られるのが普通に嫌」
後2「とか言いながら○○先輩のって小さそうですよね」
女1「こらw先輩にそういうこと言わないのw」
ギリギリのラインを攻めてこようとする後2に内心焦ってしまう。
俺「いや、ふつーよふつー、マジで」
嘘つけという2人の視線が刺さる。
女1「普通ってどれくらい?」
俺「通常時……?」
男友と目を合わせる。
俺「わからん、勃起時のは何となく知ってるけど通常時の平均ってどれくらいなんだ」
男友「俺も知らんわ」
女2「知ってるって何?調べたことあんの?w」
男友「男は大体調べたことあると思うよ」
女1「自分の測ったりしたことはあるの?w」
男友「あるある」
俺「俺もまぁある」
女1「え、それはどっちの状態もってこと?」
男友「そう」
俺「うん」
女2「その姿想像したら笑えるわw」
後2「やだーw」
女2「勃起時の平均って何センチくらいなの?」
男友「サイトによってバラつきもあるけど大体13cmって書いてるとこ多くない?」
俺「うん、でもこういうのって多少大きめに申告してそうだから当てにならない気もするけど」
男友「あーそれは確かに」
女1「13ってどれくらい?」
後2「これくらい……?」
女2「待って、定規持ってくる」
完全にちんこのリアルサイズで盛り上がる女子たち。
すぐに定規を手に戻ってきた女2は女1に渡した。
女1「13ってこれだよ」
後2「えー意外とでかい」
女1「ね、イメージよりちょっとあるわ」
後2「想像の15が実際の13って感じ」
女1「あーわかる、そんな感じ」
後2「馬はどれくらいだったんですか?」
女2「馬?馬これくらい」
両手を広げる女2。
爆笑する女1と後2。
続けて「これのこれ」と人差し指と親指で輪っかを作り太さも示し、2人はさらに爆笑していた。
女2「で、2人のはどうなの?」
そうだった、という顔で女2に便乗して女1も聞いてくる。
女1「普通の時の平均わかんないなら勃起時でいいや、平均よりどうなの?上?下?」
男友「いやいや、言うメリットがないだろw」
後2「えー、男友先輩も小さいんですか?w」
"も"は余計だろと焦ったが案外ここには誰も触れずスルーしてくれた。
男友「いや、俺は馬よ馬、何なら調子いい日はズボンの裾から出るから」
後2「wwwwwそれはきしょいwww」
女1「○○も馬?w」
俺「俺は普通よw」
後2「えー、○○先輩も馬なんじゃないですかー?w」
笑う女1。
男友「でも案外○○みたいなタイプがデカかったりするのよ」
女2「あーありそうw」
男友はきっとフォローのつもりで言ってくれたんだろうけど、実物を見てる2人がいるこの状況では悪手以外の何物でもない。
そんなことも露知らずギャップについて盛り上がる男友と女2、それに適当に合わせる俺。
女1と後2はと言うと、先ほど見た俺のちんこを指で再現し、定規でおおよその大きさを数値に表しクスクスと笑っていた。
それを見て若干ちんこが反応してしまう。
男友と女2が買出しから帰ってきてから俺はほとんど酒は飲んでおらず、こうした状況も相まってか酔いは大分醒めてきていた。
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