私はホテルに戻るとホームレスとの約束通りに妻にお酒を飲ませ、酔い醒ましにと散歩に誘った。飲んでいる時に落として無くすと大変だからと妻の携帯は置いてきた。
酒に弱い妻は飲みすぎたようで、白い肌は赤く火照り、足元が少しふらついていた。
ホテルから出ると「あそこに公園があるね。」と、妻を公園に誘い二人で公園のベンチに腰掛けた。
お風呂あがりの石鹸の匂いが愛おしかった。
純情で大人しい妻と、汚いホームレスのペニスが、日常で交わる事はあり得ないのだが、もうすぐ妻の日常の中にペニスが飛び込んでくるのだ。
私は勃起していた。妻に勃起を隠すように立ち上がった。
「トイレに行ってくるから少しだけ待ってて。」
「えー?ここ真っ暗で怖いから早くしてよ。」
「わかったわかった。じゃあそこの灯りの下のところで待ってて。」
私はトイレに入る振りをすると、トイレの陰から妻の様子を見た。向こうからこちらは見えないように気を付けながら。
星を見ているのか、灯りの下で空を見上げている妻のところにホームレスが近付いった。
妻は空を見上げていて気付いていない。
ホームレスは妻に何か話しかけたようで、妻はホームレスの方を向いている。
会話は聞こえないが2人の姿は灯りの下なのでハッキリと見えている。
ホームレスと妻は会話をしているようで、どうやら第一段階は順調な滑り出しのようだ。
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