劇場を出てからホテルまでの道のりの、気まずかったことといったらもう……。
先輩男子は、したり顔でぽんぽんと肩を叩いてきた後、無言でいます。時おり目が合うと、やはりしたり顔で頷いてきます。
後で聞いた話によると、彼も新人の時に同じ洗礼を受けたようで、僕には「同志よ」的な思いで見てたそうです。
女性上司は極めてご機嫌です。
スペシャルショーの肝心な部分についての話題(本当に入ってたの?とかの質問)は突っ込まないものの、
「気持ち良かったの?」
とか
「Bくん(先輩男子のこと)よりは小さかったね」
とか
「C美ちゃんには刺激が強かったかな」
とか、まあ、よく喋りよく笑いました。
※C美ちゃんとは、その時一緒だった先輩女子のこと。社員旅行に参加したのは、その回が入社後初めてでした。
その先輩女子(C美さん)もまた、二次会までの明るいキャラとはうって変わった変貌ぶりです。
女性上司や先輩男子の話題には反応するも、僕の方は決して見ようとはしないという。
穴があったら入りたいとは、あの時の感情を言うのだと思います。
翌日。
先輩男子とは、「同志よ」な連帯感(?)からか、急速に仲良くなりました。
女性上司は、あの夜の感じが嘘のように、朝になったら「仕事のデキるオンナ」に戻ってました。
あられもなさ過ぎるほどのあられもない姿を見た・聞いた仲だからか、彼女からの、部下としての信頼度が上がったような感じはします。
飲み会で酔っぱらってくると、たまに~ごくたまに、ストリップでのことをからかわれることはありますが。
先輩女子は、、、翌朝、食事会場手前の廊下で会うなり
「な、なんか昨日は飲みすぎちゃってね。記憶が無くなるほど飲んだの、わたしはじめてだったな。そっちは大丈夫?」
とか、言ってきました。
「ほんと、二次会でお店に入るとこまでは覚えてるんだけど」
とか、さらに付け加えてきます。苦しい作り話を(笑)。
後輩社員がストリップでちんこ晒してるとこまでは、ノリノリで大喜びで見てたのに、
その後輩男子(ぼく)が舞台上でセックス・・・
(彼女いない歴が年齢と同じだとは公言済みなので)
それも、童貞喪失の瞬間を目撃したショックは、相当でかかったみたいです(笑)。
まあ、翌週からは普通に仕事の話もプライベートな雑談もできるようになりましたけど。
うちの会社、社員旅行に使う決まった宿が2件ありまして、一年おき順番に使っています。
翌々年の社員旅行の時には、あの日の先輩男子と同じく僕が「同志よ」という立場で、後輩の「スペシャルショー」を見届けました。
(彼も、その日の時点でまだ童貞だったそうです)
そのまた2年後の時には、もはや完っ全に今の性癖と向き合っていた時期です。
時代の流れか、「スペシャルショー」の後半に掛け布団が登場することは残念ながら無くなってしまいましたが、劇場は健在でしたし、内容は変わったけど「スペシャルショー」もまだやってました。
新人くんの入らなかった年で、社員旅行二次会参加者の中では僕が2番目に歳下です。一番歳下なのは、僕の2期後輩の女子社員ですから………
女性上司を喜ばせる忖度としての生贄、人身御供は、仕方なく(という様子を装いつつ、実は喜んで)僕が引き受けました。
舞台上で踊り子と抱き合い、
舌を絡めたキスをして、
踊り子の胸を揉み。
トランクスを脱いで、色の濃いめなコンドームを装着したフル勃起ちんこを客席に晒し、皆の見ている前で手コキ、フェラ、
大げさな動きでの
騎上位疑似セックス
やはり大げさな動きでの
後背位疑似セックス(踊り子が指で作った輪にちんこを差し入れて腰を振る感じ)
最後は
「ショーにご協力してくれたお礼」
な感じで、膝立ちで向かい合って手コキ、発射。
装着時と同様に、客席に尻を向けてコンドームを外され、軽く拭われトランクスを履かされ、終了。
その一部始終を見ていた、三次会参加組たち。
僕の童貞喪失時より参加者が二人多い。
ぼく(27)
女性上司(40代後半にさしかかり)
仲良くなった先輩男子(アラサー)
上で書いた後輩女子(25)
歳は一つ上だけど入社は僕と同期の女子(28)
女性管理職(うちの部署のOG。先輩男子がスペシャルショーに参加させられた時のリーダーだった女性社員。50。)
性癖の兆候はあったとはいえ完全ではなかった時に偶然から得たチャンスだった初回とは異なり、
露出したい
見せたい
見られたい
と毎日のように思っている現在なので、かなり確信犯的にそのシチュエーションを楽しみました。
コンドームちんこを、客席からも見えやすい体勢となるよう常に意識。
乳首を触られたりちんを握られたり舐められたりする際には、大袈裟目に表情を歪めて、感じてしまっていることを気づかれるようにする。
射精の瞬間は、あえて声を出して「いぃ、い、イキますぅ」と、弱々しく言う。
あえて敬語で。
露出ではないけど、露出願望をだいぶ満たした出来事でした。
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