「もうダメ、イキそう」
と踊り子さんに告げました。
露出系の性癖にはうっすらと自覚していたものの、射精の瞬間のアへ顔まで見られたいとは思わなかったので、なんとかその場を乗りきりたかったのです。
すると踊り子さん、軽くうなずき、微笑むと、舞台の方へ何やら合図を送ります。
スタッフさん?
めっちゃ若い裏方風な男が掛け布団を持ってきて、踊り子の背中にかけて、去っていきました。
なんだろうと思っていると、踊り子さん、体勢を変えます。
仰向けに寝そべる僕の上に、踊り子さんがうつ伏せでのしかかる感じ。
手足をついているので、体重はかかってこないから重くはない。
その踊り子さんの背中に、掛け布団が掛かっている状態。
踊り子さん、微笑みます。
僕のちんこを握ります。
もしや?と思った瞬間には、ちんの先端に温かくて柔らかな感触が。
さっきまでの、口に含まれた感触とはまた違った感じです。
そして、亀の頭から棹の中腹くらいまでが柔らかくて暖かな感触に包み込まれます。
ええええええええ?
僕の目は驚きで目一杯に見開かれたことでしょう。
「え、ちょ…」
と、口を開き掛けた僕を踊り子が手で塞ぎます。
そして、「しぃ~」と、口パクだけで言ってきます。
うそ………。
舞台のへりでは、先輩女子が、やはり目を丸くしています。女性上司に何やら囁き、女性上司がうあはり囁き声で返事をしる様が、スローモーションのように視界に入ってきます。
先輩男子は……彼も、面白がってるような目で、布団の(僕の)股間辺りを眺めています。
そして、踊り子さんがゆっくりと、動き始めます。
ああ、気持ちいい……。
もはや、どうにでもなれ……。なされるがままに、することにしました。
気持ちいいし。
舞台の反対側を見やります。
やはり、スーツ男と踊り子が、掛け布団かけられて何やらモゾモゾ動いてます。
彼らの場合は、スーツ男が踊り子の上に乗ってます。腰の動きが生々しくて、エロいです。
常連じいさんも、くいくようにして観ています。
自分側の客席……まず、先輩男子と、スペシャルショーが始まってからはじめて目が合いました。
うなずきかけられました(苦笑)。
女性上司と目が合いました。ニヤリと微笑まれました。
先輩女子の顔が目に入りました。
目は合いません。
顔の半分を手で覆って、でも目は覆っていません。
目を見開いて、布団を掛けられた僕の下半身あたりを見つめています。
さっきまでは、わぁきゃあと声を上げて喜んでいた彼女の顔は、驚きで満ちていました。
まさか、この舞台の上で、本当にソーニューまでいくとは思ってなかったのでしょう。
(僕だって、もちろん思ってもませんでしたよ。まさか、温泉街のストリップ劇場の舞台上で童貞を捨てることになろうとは)
先輩女子の顔は……驚きの表情だけでなく、顔が全体的に赤くなっています。耳まで真っ赤です。でも、目を反らさず見ている感じ。手のらで隠れきらない口元…口は半開きで、今にも涎がこぼれてきそう。
そこまで、なぜか冷静に目に入っていました。
なんといおうか、、、
死にひんした人が、その直前にそれまでの人生が走馬灯のように思い浮かぶ、というエピソードのように、かなり冷静に周囲が見えていました。
が、そのすぐあとに、射精感は唐突にやってきました。
そして、止める間もなく、我慢する間もなく、一気に爆ぜました。
「ああ、い、だ、ックぅ~」
と声が出て、腰を跳ね上げながら果てました。
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