あかん、心臓止まるかと思った。
「……ふぅ、お腹いっぱい」って小さく伸びをするフリして、椅子を引いて立ち上がった。
その瞬間、彼の横顔のすぐ横で、ブラウスの裾をグイッと、胸元が見えるくらいまで一気にまくり上げた。
レースのベージュブラが、明かりの下でくっきり見えたはず。
ブラウス1枚の下がいきなり「それ」やから、彼、タイピングしてた指が派手に滑って、画面に変な文字が羅列されてた気がする。
寒さで一瞬で鳥肌が立って、肌がピリピリする。
私は慌てて裾を下ろして、顔を真っ赤にして唇をつぐんで上目遣いして、急いでレジに向かった。
背後で彼がガタガタッて音を立てて片付け始めてる。
追いかけてくる……絶対、わざとやと思われてる(わざとやけど)
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