まずは体と髪を洗います。
備え付けのアメニティですから、徳用ボトルのボディシャンプーとリンス入りシャンプーですが、いやぁサッパリするー。
生き返るー。
あたし、今、うつくしーw。
一枚しかないタオルで洗い上げた髪をターバンの如く巻くと体を隠すモノはありませんが、まぁいっか。
室内湯でジェットバスやら何やらを堪能すると次は露天風呂へ。
生憎の曇天ですが、海からの風に体を嬲られながら開放感に浸る露天風呂。
仰向けに寝転んだ状態のまま、お湯に浸かれるコーナーで暫しウトウト。
おっとヨダレが。
気にしない気にしない。
だってリラックスしてるんだもーん。
リラックスする場所なんだもーん。
あたしは目を瞑ったまま考えます。
しかし、ですよ。
当たり前ですが周囲には全裸の女性がゴロゴロといるわけですよ。
かつ露天風呂、つまりほぼ野外なんですよ。
なのにムラムラ、悶々としているヒトは誰一人としていないんです、多分。
勿論、あたしも平常心w。
この違いは何なんでしょうか。
あたしの中のスイッチの問題なのでしょうが、人間って不思議。
ん?
ふと気付くと一枚のタオルが股間に。
あれ?
手で頭に触れるとタオルは髪に巻かれたまま。
「あ。起きた?」
「は?」
隣りから見知らぬ年配の女性、、オバチャンがあたしの顔を覗き込んできます。
若干、イントネーションが異なる関西出身らしきオバチャンです。
「よう寝てはったなー。」
「あ?え?」
ちょっとウトウトしてただけ・・・のつもりなんですけど。
「爆睡やっちゅうに!」
圧の強さと関西ノリに押しまくられるあたし。
オバチャンの趣旨としては以下の通り。
若い女の子が幾ら女湯だからって寝転がったまま、両膝立てて大股開きしとったらアカン!
「大事なトコ、バックリやったで!」
つまり、見るに見かねてタオルで隠してくれたようです、はい。
この日、最大の恥ずかしい瞬間だったかもしれません。
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