車から外へ出ると、深夜の冷たい海風が、何一つ身に付けない私の裸体を、一瞬で包み込みました。
普通なら、寒くてたまらないはずなのに、気持ちの高ぶった私は、さほど寒さも感じません。
冷たい空気が、固く大きくなった乳首に覆い被さり、深い陰毛の隙間にまでも入り込んできます。
自分が間違いなく真っ裸であることを、改めて感じる瞬間です。
フィギュアを辞めてからも私は、体型や柔軟性を維持するために、毎日トレーニングを欠かしません。
家のリビングの壁には、全身を写す大きな鏡があって、その前でビールマンスパイラルやイナバウアーなどのポーズの確認もしています。
もちろん競技衣装は身に付けてはいませんが、鏡に写る私は、一糸纏わない丸裸です。
真っ暗な岸壁に立っている丸裸の私。
遠くの照明灯の僅かな明かりが、全身に反射して暗闇の中にうっすらと浮かび上がる私の裸体……
身震いするくらい自分の姿に興奮してしまいます。
片足を真っ直ぐに持ち上げて、スパイラルのポーズをとる私…
私の股間が、180度に開きます。
競技衣装を身に付けた選手時代でも、恥ずかしくてたまらなかったポーズです。
でも今は、何一つ身に付けない生身の身体です……
もしも、真っ裸でフィギュアの大会に出場出来るのなら…きっと私………
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