その日、出勤していた私は、部下の男性社員と、保管庫の保存年限切れ書類の整理をしていた。
棚の上にあるファイルは、脚立に登らないと手が届かないので、私が脚立を押さえて、彼に取って貰ってたら、彼がバランスを崩して、転落しそうになったので、とっさに抱き付いて支えてあげた。
「大丈夫?」
と訊くと、彼は顔を真っ赤にして、
「大丈夫です」
と答えた。
「疲れたんだったら私が代わるよ」
と言って、私が脚立に登った。
「ちゃんと支えてね?」
と言って、一番上のファイルを取ろうとしたら、彼の荒い吐息が、私の脚を撫でている事に気づいた。
(もしかしたら、スカートの中を覗いてるの?)
気配を察した私は、下から覗き込むオトコの視線を、お尻に感じていた。
30分ほど作業をして、私も疲れて来たので、廃棄書類を裁断する為に、シュレッダーに書類をソートしていた。
相変わらず、背後で作業をしていた彼の視線を感じる。
(仕方がないな)
と思って、頑張ってくれてる彼に、ご褒美のつもりで、私は前屈みになって、お尻を突き出して見せた。
スカートに浮かび上がるパンティラインを眺めてる彼の顔が見たくて、
「そっちの書類を取って」
と言って振り向くと、近い距離に顔を近づけていた彼が、顔を赤くして視線を反らした。
(やっぱりね)
ちょっと得意な気分になった私は、
「久しぶりに身体を使ったら、暑くなってきた」
と言って、ファイルで火照っていた胸元を扇いだら、彼のチラチラ見てくる視線を感じた。
彼が元気になったおかげで、作業が捗った。
上司たるもの、オンナの色気を餌にして、部下を働かせるのも、嗜みというものでしょう(笑)
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