続きです。
「あ?もうこんな時間?」
窓の外はとっぷりと暮れて時計を見ると18時を過ぎています。
「そろそろ晩御飯にしよっか。何にしよう?」
そう言って彼女の身体を覆う布地から手を離しながら、立ち上がると明らかにホッとした表情を浮かべた彼女から特に希望は無いとのこと。
「Tちゃん、服、着なきゃ。」
「ですよね。すぐ着替えます。」
そう言いながら衣類を抱えてユニットバスに身体を向けた彼女を押し留めると、軽く畳んであった衣類の一番上にあったデニム地のワンピースをあたしは手に取ります。
「インナーはそのままでいいんじゃない?」
「え?このまま?」
「ワンピだけ上から着ればいいよw」
あたしは手に取ったワンピースを差し出しながら続けます。
「制服の下、その格好で学校に行ったんでしょ?」
「・・・」
意を決したようにワンピースを羽織りボタンを留めるのを待って、夕食に向かいますが、敢えて彼女の服装には互いに触れようとはしません。
食事を終えるとホテルの部屋に戻って一休み。
「露天風呂、行ってみようよw」
「そう、ですね。。」
やや戸惑いながら同意した彼女をよそに、あたしは準備を始めます。
準備、と言ってもホテルに備え付けの浴衣を肩に羽織ると、彼女の目の前で着ていた衣服を全て脱ぐと、、つまり下着を一切、身に付けることなく素肌の上から浴衣を着て帯を締めただけ。
「・・浴衣、、だけ?」
「だって共同の更衣室だもん。荷物は少ないに越したことはないよw」
さも当然そうに言うと、財布から千円札を一枚だけ取り出しながら
「帰りに飲み物買ってこようね。」
仕方なく浴衣を肩から羽織り、あたしに背を向けまま支度を始めた彼女が帯を結び終わると、2人揃って屋上露天風呂に向かうのでした。
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