続きです。
「暑いねーw」
先輩の言葉に違わず、傾きかけた太陽からの夏の陽射し、いえ、陽射しだけではありません。
高まり続ける胸の鼓動と、そして何よりも昂ぶり続ける自分の精神のせいでしょうか、全身から滝のような汗が流れているのを感じます。
「下着付けてないと汗がお腹や背中を流れるの、感じるでしょw」
(下着って大事なんだ。。。)
今更ながらの感慨に耽っていると校門に辿り着きました。
「Kちゃん、これからが正念場だよw」
確かに。
老若男女、たくさんの人が校門前を行き来しているのが目に入ります。
「ね、みんながKちゃんのコト、見てるような気がしてるでしょ?ううん、『Kちゃんの恥ずかしい秘密』を知られちゃってるかもw」
的確な先輩の指摘、いえ、すでにそれは的確を超えていました。
何故なら道往く人たち全員に、あたしが『自ら恥ずかしい格好になった』ことを知られているような錯覚は、、、既に妄想になっていたのですから。
「(ね、あの中学生、制服の下に何も着てなくない?)」
「(え?あの子、学校を出る前に自分で下着脱いじゃったんだって!!)」
「(おい、あの子、ネットの動画で見た学校のトイレでしてた子とそっくりじゃね?)」
すれ違う人、追い抜く人の全員があたしのことをそんな風に思いながら歩いている、そんな妄想。
信号待ちで先輩と並んで立ち止まった瞬間。
「ね、Kちゃんはあれから毎日自分でしてるの?」
ド直球の質問に反射的にはっきりとした回答をしてしまうあたしでした。
「ま、毎日なんかしてません!!!」
嘘です。毎日どころではありません。
起きている間、何度も手が下腹部に伸びてしまうようになっていたのです。
勿論、自制心が働き、触り始めてしまうことは少ないのですが、お風呂で、自分の部屋で、布団に入った時には、、つい。
「(しまった。。。)」
同時に自分の失言、『毎日なんかしてません。』、それは『毎日ではないけれどしています。』と同義でした。
しかも、、、1mも離れていないところに何人かの人が信号待ちのために立っているのです。
「Kちゃん、声、大き過ぎ。みんなに聞こえちゃうよw」
完全に先輩の誘導に引っかかったまま、ようやく駅まで辿り着いたのでした。
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