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露出実行報告(女性専用)

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2
投稿者:恭子
◆vA7figsdCM
ID:berrywine1984
こんばんは、恭子と申します。
いろいろな方からご心配をいただいていたのですが、ようやく次の仕事がみつかりました。
正直、やっとだよって感じです。
来月から働くのですが、交通の便などを考えて転居しました。
その引っ越しの直前のことを書きます。

つい先日まで私が住んでいたのは、かなり築年数の経過した2階建ての古いアパートでした。
海外からひとりで帰ってきた身としては、それでじゅうぶんだったからです。
昔からの友人が近くに住んでいるということもあって・・・
どうせ次の就職先が決まるまでだからと、完全に割り切って入居した住まいでした。
まあ、結果的には1年近く住むことになってしまいましたが。

まさによくある感じの昔ながらのアパートで、まったく同じ建物が2棟並行して建っているようなタイプです。
私の部屋は2号棟にありました。
1Fのいちばん奥の部屋です。

短大時代に一人暮らししていたころの自分を思い出すような、1Kの狭い間取りでした。
建物自体は古いのですが、何かのタイミングで一度はリノベートしたのでしょう。
中は小綺麗で、生活していくうえで不便な点はありませんでした。
部屋の外には、いちおう小さなベランダもあります。
その数メートル向こうは、同じように並行して建っている1号棟の建物でした。
窓からの景色は、1号棟1Fの外廊下という殺風景な眺め・・・
それが、昨夏ひとりで帰国してからのあいだ私が住んでいた賃貸アパートです。

ちなみに、ベランダの向こうに見えている1号棟の外廊下には、目隠しがついていました。
フェンスのような部分に、半透明の樹脂板(?)がはめ込まれているような形状です。
ですから、あちらの通路を住人が歩いているときは、曇りガラス越しのシルエットのような感じでその人影がこちらから見えていました。
フェンスの下のほうは、ちゃんと風が抜けるように規則的な間隔で空間があいています。
とはいえ、その隙間の位置自体は低い場所にあるので、向こうの1階の外廊下を通る人が2号棟の部屋の様子を見ることは不可能でした。
たとえその隙間から外に視線をやったとしても、目の前に2号棟のベランダ壁があるだけのことです。
そういった意味では、あっちの人にこちらの部屋の中を見られてしまうような心配はありませんでした。
そう・・・あちらの『1階』の人には。

2階からだと、事情はかわってきます。
外廊下は、1階とまったく同じようなつくりでした。
ちょっと腰をかがめて・・・
足もとのその隙間の部分からひょいと外に目を落とせば、ちょうど2号棟1Fの部屋を見下ろせてしまう状況です。
私は、だいぶん前からそのことに気づいていました。
普段は、きちんとカーテンをかけて生活していましたから何の問題もありません。
でも・・・

再就職が決まって、その数日後にはすぐに転居先も決めてきた私・・・

私は知っていました。
真向かいの2階、つまり・・・
1号棟2Fのいちばん奥の部屋には、若い男性が一人暮らしをしているということを。
そして、朝の出がけのときと帰宅時には・・・
必ずその空間からチラッとこっちを見ていくということも。

嘘じゃありません。
私は、人一倍こういうことに嗅覚がきくのです。
・・・なぜかって?
昨年の夏以降、私の心の奥底には常に『いけない欲求』が渦を巻いていました。
渓谷の野天温泉に行ったときもそう。
海外旅行に行ったときも。
逆説的かもしれないけれど・・・
ああいう体験を重ねていくほどに、かえってプライバシーには過剰なほど敏感になっていくものなのです。

業者にも手続きを済ませて、引っ越しは翌週へと迫っていました。
その少し前ぐらいから、どんどん『いけない』イメージを膨らませはじめていた自分がいます。

(あああ、どきどきしたい)

着々と転居の準備をすすめていました。
一方では・・・
それまでは絶対に部屋干しにしていた下着類を、あえてベランダにも干すようになっている『私』がいます。

(この部屋には女が住んでるよ)

2階の樹脂板ごしに見える彼のシルエットは、いつもだいたいスーツ姿の感じでした。
ですから、おそらくあの若い男性はサラリーマン(?)です。
特に、朝の出がけの時間はいつもぴったり同じでした。
平日は、ほぼ100%同じ時間にドアが開いてシルエットが現れます。

1度だけ・・・
そのタイミングに合わせて、ベランダに洗濯物を干す作業をしてみました。

(どきどきどき)

窓を全開にして、ベランダの物干し竿に洗濯物をかけていく私・・・

正面2階のドアが開閉して、樹脂板にシルエットが浮き上がります。
隙間に『すっ』と顔らしきものが出て、すぐに引っ込みました。
そしてまた・・・ゆっくりとそこに現れた顔が、私のことを見下ろしています。

(見てる)

完全に認知されたと確信しました。
この部屋の住人である『私』という女の存在を、あの男性の意識に植えつけさせます。
何食わぬ顔で洗濯物を干し終えてから、窓を閉めました。
いつものとおり、きちんとカーテンを閉じます。

(裏に住んでるのがこんなにいい女で)
(びっくりしたんじゃない?)

そして、また普通に引っ越しの準備をすすめていきました。
あまり日にちがないので、目がまわるような忙しさです。

引っ越しは日曜日。
その日が2日後に迫ってきていました。
必要最低限のものだけを残して、引っ越し準備はほぼ完了しています。
部屋の中は、積み重ねられたダンボール箱でいっぱいでした。

(明日は、あまり時間がとれないし)

明日の土曜日、その一夜限りにしようと決めていたのに・・・
もう我慢できません。
今日は、まだ金曜日でした。
イメージしていたより1日はやいけど・・・

予定より1日早くカーテンをすべて取り外してしまいます。
そして、ダンボール箱の中に片づけてしまいました。

(どきどきどき)

これで、明後日までカーテン無しの生活です。
向こうの2階の外廊下から見下ろせば、私の部屋の中がまる見えでした。
私の部屋は、建物のいちばん奥です。
あっちの棟の2Fの住人で、あの外廊下をいちばん奥まで歩いてくるのは・・・
あの男性以外にはいませんでした。
気づくチャンスは、あの人と、せいぜいその隣の住人ぐらいまでにしかありません。

時刻は、21時をまわったぐらいです。
私はお風呂を済ませて、すでにパジャマ姿になっていました。
あの人はまだ帰ってきていません。
ずっと注意していましたから、間違いありませんでした。

緊張して、からだが火照るように熱くなってきています。

部屋の照明を消すと、月あかりが室内に差し込んできていました。
パジャマを脱いで、ブラとパンツだけの下着姿になります。

(どきどきどき)

どのぐらい待っていたでしょうか。
ずっと緊張していました。
あの人がいつ帰ってくるかわかりません。
今日もいつもどおりなら・・・もういつ帰ってきてもおかしくない時間帯でした。
窓際に立って、どきどきしながら待ち続けます。
そして、

(あっ)

ついにそのときがやって来ました。
樹脂板の向こうのはしに、スーツっぽいシルエットが現れて・・・
こっちへと歩いてきています。
あの人に間違いありませんでした。

ぱっと窓から離れて、部屋の真ん中に座ります。

(どきどきどき)

薄闇の中で、テレビの画面がぼうっと部屋の中を明るくしています。
私は、スマホを見ているふりをしていました。

外廊下の空間部分に、顔らしきものが現れます。
わずか20cmぐらいの縦長の隙間・・・
たったその程度の幅ですから、こちらから相手の表情まで窺い知ることは不可能でした。
でも、あれは・・・まぎれもなくこちらを見下ろしているあの人の顔です。

(どきどきどき)

私は、動きませんでした。
じっとスマホの画面をみつめています。
どきどきしました。

きっと『おおっ!』とびっくりしているに違いないあの男の人・・・

彼の目に映っているのは、下着のままでスマホを見ている私の姿です。
カーテンのない部屋で、生活空間のほとんどがまる見えでした。
もっとも、その大部分はダンボール箱で埋められています。

(引っ越し間近だって、一目瞭然のはず)

ものの1分ぐらいで、彼の部屋のドアが開閉していました。
あの人が、中に入ったようです。

慌てませんでした。
私には、ちゃんと読めていたからです。

(すぐ戻ってくる)

きっと今ごろ、急いでスーツを脱ぎ捨ててラフな格好に着替えているはずです。
そしてたぶん・・・

(ほら、やっぱり)

樹脂板の向こうでまたすぐにドアが開閉するのが見えました。
再び隙間のところに人影がうずくまります。

私はまったく気づいていないふりをしていました。
こちらからは、わずかな隙間の向こうに顔らしきものがチラついているのがわかるだけです。
でも、あの人からは・・・

(どきどきどき)

立ち上がって、部屋の照明をつけました。
煌々と照らされた明かりの中に、私はいます。
自然体を装いました。
ダンボール箱のひとつをテーブル代わりにして、買ってきておいた夕食を広げます。
テレビを見ながら、食事をしました。
外のほうが暗いので、室内にいる私からはまったく相手の様子を見ることはできません。
でも・・・

(きっとぜんぶ見てる)

夕食を終えて、歯磨きをしました。
何ひとつ不自然な行動はとらずに、しばらくテレビを観ているふりをします。
やがて、畳のうえに布団を伸ばす私・・・

部屋の照明を消しました。
下着姿のまま布団に入ります。
見えました。
やはり向こうの2階の隙間のところには、あの人の顔が・・・

布団に入った私のことを、男の人が見下ろしています。
どきどきがとまりませんでした。
自分の私生活をすべて覗き見されているのです。

(こんなので寝れるわけない)

そう思ったのは最初だけでした。
わりとすぐに、不思議と心地の良い睡魔が襲ってきます。

(いいの。。。)
(私は、何も知らないんだから)

こんな状況で眠くなる自分が信じられませんでした。
でも、張りつめていた緊張感から神経がすーっと解き放たれていきます。
それは優等感とも言えるような、安らかな感情でした。
今この瞬間、私はあそこにいる男性一人の心の中を独占しているのです。

(いいの。。。)
(私は、悪くないんだから)

湿度の高い夜でした。
タオルケットをはぐって、ブラを外します。
幸せでした。
寝返りを打つかのように何度もからだの向きを変えます。

(何も知らない)
(私は悪くない)

胸を露わにしたまま、まぶたを閉じました。
男性に見下ろされている自分自身を意識して、その背徳感に心が満たされていきます。
そっと薄目にして、あの人のことを見続けている自分がいました。

男の人に半裸の寝姿を見守られ(?)ながら・・・
いつのまにか、静かに眠りについていた私です。

(私は。。。)
(誰にも迷惑かけてないもん)

翌朝目覚めてすぐ、それとなく隙間の様子を窺っている私がいました。
さすがにあの人の顔はありません。

(あの男の人・・・)
(何時ぐらいまで私のことを眺めてたのかな)

まだ早朝でした。
今日は用事があって、でかけなければなりません。
見られているわけじゃないのに、窓にカーテンがないというだけでどきどきしました。
準備を済ませて家を出ます。

外出中も、ずっとどきどきしていました。
思ったよりも、
(けっこうばっちり覗かれてたな)
予想以上に、うまくいっているという手応えがあります。

あの彼のことを想像していました。
若い男性だというのは間違いありませんが、きちんと顔を知っているわけではありません。
実際にはどうなのか、本当のところはわからないけど・・・
私の知る限り、他の人が部屋に出入りするところを見たことはありませんでした。
1Kの狭いアパートですし、たぶん独身なのでしょう。

(あの人、いま)
(どんな気持ちかな)

自分の部屋のドアから1歩出れば、裏の部屋を覗き放題でした。
裏の部屋のその住民は、ちょっと人目を引くような容姿の女・・・
きっと今日、
(がっかりしてるだろうな)
私が不在なことを知った彼は、いまごろ悶々としていることでしょう。
引っ越し直前なのは一目で明らかな状態ですから、限られたチャンスを楽しもうと今夜も絶対に覗いてくるはずです。

(今夜は・・・)
(計画どおりにやってやる)

何日も前から思い描いていたことがありました。
狙い通りになるかはわかりません。

用事をすべて済ませて、帰途についていました。
自分のアパートが近づいてくるその1歩ごとに、胸がどきどきしてきます。
夜の8時をまわっていました。
明日はとうとう引っ越し当日です。

(本当にうまくいくかな)
(運次第だな)

もう、あと数十メートルでアパートでした。
最後の角を曲がるところに、コンビニがあります。

(あ・・・)

歩きながら、不意に視線を感じました。
不自然でない程度に、それとなく目線を走らせます。

道路に面した側の雑誌コーナーのところでした。
そこに立っているひとりの男性が、店内から『じっ』と私を見ています。
一瞬で、直感していました。

(この人だ)

まったくの思いがけない展開でした。
にもかかわらず、不思議なことに1ミリたりとも動揺していない自分がいます。
どうせ明日で引っ越すんだという思いが、私を大胆にさせていました。
相手の視線に気づいていないふりをして・・・
目を合わせることなく、私もそのお店の中に入っていきます。

(やっぱり見てる)

直感としか言いようがありませんでした。
でも、
(相手は私の顔を知ってるんだし)
この男性こそが『向かいの2階のあの人だ』という確信が強まります。

(偶然・・・?)
(それとも、待ち伏せしてた?)

異様な昂ぶりを覚えていました。
きっと、じっとしていられずに・・・
(ここで見張りがてら、私が帰ってくるのを待ってたな?)
そんな気がしてなりません。
ということは、
(この人にしてみれば)
今この瞬間、こうして私を目の前にして内心ほくそ笑んでいるのかもしれません。

(やばい)
(すごい見てる)

えも言われぬような興奮を覚えていました。
何食わぬ顔をして、私も彼と並ぶように雑誌コーナーの前に立ってみせます。

(どきどきどき)

20代後半の男性でした。
すぐ隣でファッション誌を手に取る私のことを、横目でチラチラ見ています。

(間違いない)
(絶対にこの人だ)

どきどきしました。
私の確信は揺るぎません。

(表情に出したらだめ)
(自然体で。。。)

まさかこんなふうに顔を合わせることになるなんて、思ってもいませんでした。
雑誌を選んでいるふりをして・・・
買物をしている容姿端麗な『この女』を、間近でじっくり眺めさせてあげます。

(私ね・・・もう気づいてるよ)
(あなたがあの人でしょ?)

この背徳的な高揚感・・・
読んでくださっている方に、はたして理解できるでしょうか。
自分を見ている男の前で、素知らぬ顔のまま『楚々とした女』を演じているのです。

(ね、いい女でしょ?)
(見るからに真面目そうだし)

けっきょく、また棚に雑誌を戻して・・・
どれも持たずに、その男性の後ろを通り抜けようとします。
通れるようにはしに寄ってくれた彼に、
「すみません」
にこっと微笑んでみせました。
一瞬ですが、お互いにばっちり目と目が合います。

そして・・・私は、そのまま店の奥へと歩いていきました。

(まだ見てる)

ドリンク棚のガラス扉を開いて、ペットボトルのお茶を1本取ります。
レジの行列に並んだ私・・・
タイミングを合わせるように、私の次にぴったり彼が並んできていました。

(やばい、やばい・・・)
(まじでマークされてる)

心の中で緊張していました。
必死に平静を装います。

素知らぬふりをしながらも、真後ろに立たれて内心どきどきどころではありません。
こちらが何も知らないと思って・・・
彼は、昨夜覗いた『この女』の背後についているのです。

(いま、後ろから)
(私のことを見ながら・・・)

(この女のおっぱいを見たんだって)
(内心、悦に入ってるの?)

私の順番が来ました。
彼は、すぐ隣のレジに案内されています。

(どきどきどきどき)

会計を済ませて、一足はやく店を出た私・・・

アパートの入口まで来ました。
自分のポストを確かめているふりをしていると、あの彼が後ろを通りすぎていきます。
そして、1号棟の建物に入っていくのが見えました。

(どきどきどきどき)

トン、トン、トンと・・・
コンクリートの階段を上がっていく音が、かすかに遠くから聞こえてきます。

(あああ、やばい)
(死にそう)

相手の心理状態が、手に取るようにわかる気がしました。
あの人は、間違いなく今夜も私の部屋を覗く気まんまんです。

(あの人・・・どこにでもいそうな)
(平凡な感じの、あの男の人・・・)

(そんなことしそうな人には見えないのに)
(わりと真面目そうな感じなのに)

やばい・・・
緊張する・・・やばい・・・

「コツ、コツ、コツ、コツ・・・」

自分の棟の1F外廊下を歩いていく私・・・
いちばん奥までいったそのドアが私の部屋でした。
鍵を開けて、中に入ります。

(私は、ただ・・・)
(自分のうちに帰ってきただけ)

いきなり、もう演技モードでした。
心の中で緊張を抑えながら、靴を脱いで部屋にあがります。

(どきどきどきどき)

カーテンの無い室内に、薄明かりが差し込んでいました。
今夜も、夜空に明るい月が出ています。

(ワンチャンス)

今夜1日だけのチャンスでした。

部屋の片すみに、『どさっ』と荷物を置きます。
照明はつけずにテレビをつけました。
上着を脱いで、シャツのボタンに手をかける私・・・
さりげなく、
(見てるんでしょ?)
正面2Fの外廊下を確かめます。

(あああ、いる。。。)

思ったとおりでした。
間違いなく、あの隙間のところに顔らしきものがチラついています。
あ、あ、あ・・・
(恥ずかしい・・・)
プレッシャーというよりも、むしろ明確なぐらいに異様な興奮に満たされていました。
ついさっきの・・・あの人が、あそこから自分を覗いているのです。

(どきどきどきどき)

それでも、私は冷静でした。
あくまでも自然体を装って、1枚1枚・・・服を脱いでいきます。
ストッキングを下ろしました。
ブラとパンツだけの下着姿になって、部屋の真ん中にぺたんと座ります。

(やろう)

何日も前から、ずっとイメージしていたことでした。
ご近所さんのあの男の人に、うちのお風呂場を覗かせてやるのです。
実際にうまくいくかどうかは、やってみないとわかりません。
賭けるしかありませんでした。

ペットボトルのお茶を飲んで一息ついてから、立ち上がってお風呂場に行きます。
電気をつけて、浴室内の窓を開けました。
湯船にお湯を出して、また部屋に戻ります。

再びぺたんと座りこむ私・・・

スマホを見ているふりをして、お湯がたまるのを待ちました。
相手の心理を想像します。
私には、目算がありました。

私の部屋は、建物のいちばん奥にあります。
だからだと思いますが、お風呂場は横側に外窓がついていました。
古いアパートですが、いちおうリノベートされている建物です。
昔ながらの浴室内にもかかわらず、不釣り合いな『洋風』窓が取り付けられていました。
縦長の、いわゆるルーパー窓というタイプのやつです。
例えるなら、細いガラス板でできたブラインド式の窓というようなイメージでしょうか。
ガラス自体は、もちろん曇りガラスです。

あの人の部屋も建物のいちばん奥でした。
同じようなリノベートがなされているならば、きっと似たような感じのつくりのはずです。
だから、うちのお風呂の窓がどんなタイプなのかはたぶん彼にも想像がつくんじゃないかと読んでいました。
決定的に違うのは、私の部屋は1階にあるということです。

アパートの敷地は、ブロック塀でぐるっと囲まれていました。
私のお風呂の窓の外も、すぐにブロック塀になっています。
いま彼が潜んでいるあの位置からなら見えているはずでした。
お風呂の電気をつけた状態で窓を開けたせいで・・・
浴室から漏れた光が、ブロック塀の内側に当たっているのが。

スマホを見ているふりをしながら、彼の様子を窺っていました。
きっと葛藤しているはずです。
建物とブロック塀との間には、ぎりぎり人が通れるだけの幅が空いていました。
うちのお風呂の外窓が『開いている』ことに、あの男性は気づいています。

(どきどきどき)

まさに、賭けでした。
だめならだめで、仕方ありません。
でも・・・
(ねえ、チャンスだと思わないの?)
心の中で相手に念じていました。

(この人、もうすぐ引っ越しちゃうんだよ?)
(お風呂の窓が開いてるのに覗かなくていいの?)

そろそろお湯がたまるころです。
立ち上がって、ブラを外しました。
一瞬、私の胸を目に入れさせてやって・・・
パンツは脱がずに、そのまま奥へと消えてみせます。
心の中で、ゆっくり20秒数えました。

もし・・・
(どきどきどき)
うちのお風呂を覗きに来る気なら・・・

(もういなくなってる)

もし・・・
(どきどきどき)
風呂上がりの私を見てやろうと、そのままそこで粘る気なら・・・

(まだそこにいる)

素知らぬ顔で、部屋に戻ります。
・・・向かいの2階のあの場所に、うずくまっている人の影はもうありませんでした。

あああ・・・
(来る気だ)
一瞬、血圧がどーんと下がる感じになって・・・
その直後に、かーっと頭に血が昇ってきます。

(あああああああ)

パンツを脱いで全裸になりました。
胸苦しいほどのプレッシャーを押さえこみながら、お風呂場に入ります。
湯船に注いでいたお湯をとめました。

(だいじょうぶ)
(落ち着いて)

あの人がこの窓の外に立つためには・・・
いちど1階に下りてから、この2号棟の裏までまわりこんでこなければなりません。
どんなに早くても、1分ぐらいはかかるはずでした。
今のうちに、窓の開き加減を調節します。
レバーのようなツマミを回転させて、ガラスの羽をもう少し閉じ気味にしました。
水平だったブラインド状の羽が、外に向けてやや斜め下を向く感じにします。
いちおう内側に網枠のようなものもはまっているのですが・・・
それでも、じゅうぶん中を覗けるだけの角度は残しておきました。

(どきどきどき)
(どきどきどき)

頭の中にイメージはできています。
いかにもあとからの工事で取ってつけた感じの、この縦長のルーパー窓・・・
その下端の部分は、お風呂の床から50cmぐらいの高さの中途半端な位置にありました。
窓枠のところは5cmぐらいの奥行き幅になっています。
そこに折り畳みの小さな『鏡』を置きました。
そして・・・その鏡に向き合うようにして、お風呂の床にぺたんと座ります。

(もう、来る・・・)

呼吸のしかたを思い出すことができません。
それぐらいに緊張していました。
詳しくは書けませんが・・・
外の敷地部分と浴室の中とでは、建物の立地による高さのギャップがあります。
鏡を見ながらメイク落としをはじめました。
きっと驚くことでしょう。
ガラス羽の隙間から中を覗けば、まさに『目の前』の同じ高さに私の顔があるのです。
あああ・・・
(どきどきする)
本当にワンチャンスでした。
やり直しはききません。

(男が来る・・・)
(怖い、怖い・・怖いよ・・・)

一瞬でした。
窓の外に、気配がよぎります。
そして、
(ひっ)
すぐ斜め前に、あの人が屈んだのがわかりました。

開いたままのガラス羽の前で、鏡を見ながらクレンジングをしている『私』・・・

(ひいい、やばい)

私のほうからも完全に見えていました。
ガラス羽の隙間にチラつく、相手の存在そのものが。
浴室から漏れた光に直接当たるの避けるように・・・
建物の壁際にぴったり身を寄せて、ブラインド窓の右端側から窺うように中を覗いてきています。

あああ・・・
(やばい・・近い・・やばい・・・)
内心の動揺を態度に出すことなく、必死に自然体を装っていました。

(どきどきどきどき・・・)

これだけ間近から覗いているのに、私にはまったく反応がないのです。
明るい浴室内にいるこの女からは外にいる自分が見えていないと思い込んだのでしょう。
相手は、想像以上に大胆でした。
すーっと、窓枠そのものに顔を寄せてきています。

(あああ、これは・・・)
(本当にやばい・・・)

信じられない近さでした。
この人にとっては『みつかっちゃったら逃げればいいや』ぐらいの感覚なのでしょうか。
覗き方は、大胆不敵そのものです。
私は、なおも気づかないふりをしていました。

(コンビニで・・・)
(あなたの前に立ってた女だよ)

もちろん、いまの私は当然ながら無表情です。
窓枠のところに立てた、小さな『鏡』を覗きこむように・・・
私のほうも思い切って窓に顔を近づけました。

(やばい・・・やばい・・・)

自分の斜め下、たったの40~50cm・・・
頭を低くしたあの人が、ガラス羽のあいだから見上げるように視線を突き刺してきています。
怖くてその角度に目線を落とすことができませんでした。
何も気づかないふりのまま、ジェルを唇に伸ばしていきます。
自分の顔のどアップを、こんなにも近くから男の人に観察されていました。

あああ・・・
(どきどきどき)
心臓が止まっちゃう・・・

相手に鼻の中まで見えていそうな至近距離です。
無表情を貫きながら、自然体を意識することに必死でした。
何の罪もない表情で、
「ふうー」
大きな吐息を漏らしてみせます。

(近すぎて・・・)
(・・・恥ずかしい)

息苦しいほどの重圧の中、くるくるとクレンジングをしていきました。
鏡をみつめながら、普段通りの手つきでメイクを落としていく私・・・

(どきどきどき・・・)
(・・・どきどきどきどき・・・)

水道のカランは、窓とは反対側の壁についています。
くるっと後ろを向いて、プラスチックのイスに腰かけました。
そのままシャワーを出して洗顔をします。

おそらく、ここぞとばかりに思いっきりガラス羽の隙間に目をくっつけて・・・
背後から覗き込んでいるに違いないあの人・・・

密室のお風呂の中が、すべてまる見えでした。
目の前で背中を向けているのは、雑誌棚の前で『にこっ』と微笑んでいたあの女・・・
無防備にも『真っ裸』のまま、小さな丸イスに腰かけています。

(ひいいい)
(・・・恥ずかしい・・・)

全身にもさっとお湯をかけてから、じゃぼんと湯船に入りました。

(あああ、本当に)
(心臓が耐えられない)

無表情を装って『ぼーっ』と天井をみつめます。
なんていうか、もう・・・
自尊心がガタガタ震えていくような感覚で、生きている心地がまるでしませんでした。
あまりの恥ずかしさに、大げさでなく悲鳴をあげてしまいそうな気分です。
でも・・・でも・・・
大成功でした。
名前も知らない近所の男が、すぐそこから浴室の私を覗いているのです。
何度も頭の中に思い描いていたこのシチュエーションが、本当に現実のものとなっていました。

(イヤあ)
(あっちに行って)

羞恥の感情に気が狂いそうになりながらも、心にわきあがる高揚感を抑えられません。
完全に『何も気づいていない女』を装えていることが、私の強みでした。

(ねえねえ・・・)
(この子のお風呂を覗けて嬉しい?)

表面上、こちらはあくまでも『覗きの被害』に遭っているという立場です。
何も知らないのですから、からだを隠すことなどありえません。
自分で演じておきながらも、あまりにこの女が『かわいそう』すぎて・・・
内心どこかでは、彼女に同情してあげたくなってしまうような気持ちになります。

(この子は、なにも悪くないのに)

びったりと窓の右はしに張り付いているあの人の顔が、確かにそこにありました。
そう、今この瞬間も・・・
(ひいいん)
お湯につかっている私のことを『じいっ』とそばで見ています。
ものすごい圧迫感でした。

(もう無理・・・)
(・・こんなの恥ずかしいよう)

とはいえ『この子』は、ただ普通に自宅のお風呂に入っているというだけのことです。
当の本人にとっては、いつものなんでもない日常の断片にすぎません。
無表情のまま、
「ふーっ」
あたりまえのようにリラックスの吐息を漏らしてみせていました。

(けど、あなたにとっては)
(こんなにいい目の保養はないんでしょ?)

窓の外に立ったまま、きっと鼻の下を伸ばしまくっているに違いありません。
ガラス羽の隙間に目をくっつけながら、
『すげえラッキー』
そんな気持ちで私のことを覗き見ているはずでした。
表情には出さないまでも、それとなく瞳の動きにけなげな性格を醸しだしてみせます。
つくづく、この『彼女』のことが憐れでなりませんでした。
湯船から出ようものなら、再び全身に男の視線を浴びまくってしまう運命です。
ひとりっきりのお風呂で、
「ふーうぅ」
一日の疲れを癒すかのように深い息をつく私・・・
この子は、まさか目の前に男がいるなんて夢にも思っていません。

(無理・・・いくらなんでも・・・)
(恥ずかしすぎる・・・)

躊躇いを振り払いました。
勢いよく、
「ざば」
湯船から出て、イスに腰かけます。

(あああん)

一糸まとわぬ姿のまま、髪を洗いました。
シャワーのほうを向いて座っていますから、相手には背を向けている格好です。
1m後ろには、彼のいる窓・・・

(いやあん、変態)
(あっち行って)

浴室内に、シャンプーの匂いが充満します。
背中に垂れ落ちた泡もろとも、シャワーで洗い流しました。
真後ろに覗きの男を張り付かせたまま、丁寧に丁寧にトリートメントします。

(ひいいん)
(恥ずかしいよ)

続いて全身を洗いました。
それとなく鼻歌を口ずさむことで、何も気づいていないことをアピールしてあげます。
男の見ている前で、
(見ないでよ変態・・・変態・・・)
タオルの泡をやさしく肌に撫でていく私・・・
なまめかしくからだをくねらせながら、ボディソープを伸ばしていきます。

(レジのときも)
(私の真後ろに立ってたね)

(いまの私は)
(ほら、真っ裸だよ)

プラスチックイスに腰かけたまま、少しからだを傾けました。
お尻を浮かせるようにして、
(ああ・・・)
躊躇ない手つきで股のあいだを洗います。

(ひやぁぁ、恥ずかしい。。。)

死ぬほど興奮していました。
われながら、完璧なまでに自然体を貫いています。
ずっとどきどきのまま、
(恥ずかしいよ、恥ずかしいよう)
背中を彼に向けたまま、あたりまえのようにからだを洗ってみせていました。
男性の視線を意識しながら・・・
半ば泣きそうな気持ちで、素っ裸を晒している羞恥心に耐えます。

(かわいそう)
(わたし、かわいそう・・・)

その自虐的な感情が、とてつもなく快感でした。
ご近所さんの覗き行為に、
(ひどいよ・・ひどいよ・・・)
この子は最後までまったく気づく気配がありません。

「ざぶっ」

再び湯船に入りました。
肩までお湯に沈めて、からだを温めます。

どきどきどきどきどき・・・

(ねえねえ、ご近所さん)
(ひとん家のお風呂を覗くなんて最低だよ?)

「・・・ppy birthday to『me』♪」
「happy birthday to『me』♪」

鼻歌まじりにつぶやいていました。

「○○ちゃん、27歳の誕生日おめでとう」

そして、
「ありがとう」
ちょっと寂しそうに自分でつぶやき返します。
こうして文章にしてしまうと陳腐に思われるかもしれません。
でも、われながら迫真の演技でした。

(もし男に覗かれてるなんて知ったら)
(この子、ショックで泣いちゃうよ?)

こちらからは見えていないと思い込んで・・・
もはや真正面から堂々とガラス羽の隙間に顔をくっつけてきているのがまるわかりです。
確かめるまでもありませんでした。
お湯につかっている私をみつめながら、ひとりでニヤニヤしているに違いありません。

(こんなにキレイな子だよ?)
(信じられる?)

ねえねえ・・・
・・・この子にもっと恥をかかせてほしい?

(あああ、いよいよ)
(この場面が来た・・・)

終わりのときが近づいてきていました。
からだも温まって、そろそろお風呂をあがらなければなりません。
でも・・・

(その前に・・・)

「ふうーっ」

湯船の栓を抜きました。
立ち上がって、『ざばーっ』とお湯から出ます。
そして、手に取ったスポンジに浴室用洗剤をかけました。

私は、明日で引っ越しです。
そして、いま最後のお風呂を終えようとしているところでした。
そのまま浴室全体の掃除をするのは自然の流れです。

(あああん、恥ずかしいよ)

一部始終を見られている状態で、タイルの壁をスポンジで磨いていきました。
四方の壁を順番に・・・
「シャカ、シャカ、シャカ・・・」
この女の肢体を、あらゆる方向から眺めまわさせてあげます。
たいして大きくもない胸を、腕の動きに合わせるようにふるふる揺らしてみせました。

(イヤあ)
(おっぱい見ないで)

「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ」

意地悪すぎる神様が、真面目な『彼女』にこれでもかと赤っ恥をかかせ続けます。
壁の低いところを磨くときは、自然と両脚が開いてしまっていました。
一人暮らしの女が、
「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ」
すっぽんぽんのまま、何度も中腰になって大胆ポーズの連続です。
どこも隠しませんでした。
そして、

(行くぞ・・・行くぞ・・・)

ついには彼がいるガラス羽の面前に立ってしまいます。
無防備に足幅を開いたまま、その窓枠まわりをシャカシャカ掃除していく『彼女』・・・

(いやあん、イヤぁ)

あの人の顔が、自分の両ひざのあいだにありました。
目線を上げれば、
「シャカ、シャカ、シャカ」
そこには『仁王立ち』した、私の股間が・・・
ちょうど彼の顔前で、ゆらゆら左右に揺らいでいます。

(あああ、恥ずかしい)
(顔が熱いよ。。。)

自虐の興奮に、脳がとろけそうな気分でした。

(ねえねえ、この子の)
(ここがいちばん見たかったんでしょ?)

ヘアーに覆われた、逆三角の膨らみと・・・
その中央で、ぷっくり縦に入ったふたえの割れ目・・・

彼女の『女の部分』を、すぐ目の前で見上げさせてあげます。

「シャカ、シャカ、シャカ・・・」

(もうだめ・・・もうだめ・・・)

湯船から、お湯が全部抜けました。
窓前から離れて、床にひざまずいて・・・
浴槽のふちを左手でつかみながら、身を屈めるようにして湯船の中を洗います。

(ひいいいい・・・)
(・・・ひいいいいいい・・・・)

「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ・・・」

(待って、待って・・・)
(心の準備をさせて・・・)

私だって必死でした。
自然体のふりをしながらも、気持ちに余裕などありません。

「シュシュシュシュ、シュシュシュ・・・」

(いよいよだ)
(やるぞ、やるぞ・・・)

ひょいと、姿勢を戻しました。
浴槽から手を離して、スポンジにびゅーっと洗剤を足します。

(ねえねえ)
(もういちど、ちゃんと私の顔を見てよ)

彼のいる窓のほうにまっすぐ向いてひざまずきました。
そのまま、床のタイルを磨きはじめます。
真正面に相手の顔がありました。
もちろん、こちらからはまったく見えてないふりをしてみせています。

(こんなに可愛いのに)
(ひとりぼっちの誕生日だってよ?)

ここからが、まさに何日も前から思い描いていた“ラストシーン”でした。

(ねえ、この子に・・・)
(どんな格好をさせてやりたい?)

相手と顔を向き合わせながらも、
「シャカ、シャカ、シャカ」
彼女は目線を床に落としたまま、ぜんぜん気づく気配がありません。
そして・・・

(やっぱりイヤ、イヤ)
(恥ずかしいよ)

その場でくるっと後ろ向きになりました。
最後の最後まで、
(やめてやめて)
必死に抗おうとする理性を、心の中で無理やり踏みつけます。
ひざまずいたまま、相手に背を向けていました。
今度は、真反対側の壁の下から床のタイルを洗いはじめてみせます。

(ああああ、やめて)

目地の汚れに苦戦しているかのように・・・
左手も前について、そのまま四つん這いになる私・・・

相手を喜ばせてあげたいという一心でした。
彼が見ているその目の前で、
「シャカ、シャカ、シャカ・・・」
床についた彼女の両ひざ幅を、無造作に開いてやります。

私は、もう半月も前から・・・
(この恥ずかしい場面を妄想してた・・・)

後ろにいるサラリーマンが鼻の穴を膨らませているのを想像していました。
これほどの美人が、
「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ」
お尻を自分に向けたまま、陰部をまる出しにしてくれているのです。
まさしく『○○○まる見え』の格好でした。
男の前で、あまりにも屈辱的なこのポーズ・・・

(ひいいん、見ないで。。。)

最高に興奮しました。
何も知らないふりをして、覗きの被害に遭っている『かわいそうな』私です。

「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ・・・」

あと20秒・・・
いや、あと10秒だけでいいから・・・
もう少しだけ、私にこの興奮を味わわせて・・・

被害者になりきっているという興奮が、このうえなく快感でした。
床を磨きながら、
「シャカシャカ、シャカシャカ・・・」
贅肉のないこの子のお尻を、左右にフリフリしてあげます。
後ろから、かぶりつくように見られているに違いありませんでした。

(もうやめて、やめて)
(この子がかわいそう)

しかも、後ろから覗いている彼の目線と私のお尻はほとんど同じ高さです。
一気に血圧が上昇していました。
頭の中が真っ白になって、
(ひいん、ひいいん。。。)
脳全体がふわーっと陶酔感に包まれます。

(この子のこと好き?)
(好き?・・好き?・・好き?)

まさに、自虐的な快感でした。

だったらこの子のお尻の穴も・・・
あなたのその目で、しっかり見ておく?

(そんなのやめて)
(許してあげて)

タイルを磨く腕に、懸命に力を込めるふりをしてみせて・・・
少しずつ下がりながら、
「シャカ、シャカ、シャカ、シャカ・・・」
あの人の目の前に、じりじりとこの子のお尻を近づけていきます。

(だめえ、だめえ)
(かわいそう・・・)

今日(嘘ですけど)27歳を迎えた彼女・・・
そのまる見えになった肛門を、窓枠の寸前まで『超』接近させてやりました。
自尊心が悲鳴をあげます。

(いやん、いやんいやん)

文字通り、知らぬは本人ばかりの『誕生日記念』でした。
男の人に、
(ひいいいん)
至近距離からお尻を覗き込まれる女の子・・・
相手は、帰りを待ち伏せするほど“彼女にご執心”の男性です。

(そんなとこ)
(見ないでえ)

よく見えるように、背中をぐーっと反らしてあげました。
頭を空っぽにして、
「シャカ、シャカ、シャカ・・・」
手もとでスポンジの音だけを立て続けます。

(恥ずかしい)
(死にた

※元投稿はこちら >>
19/06/21 21:26 (PKCFyiEM)
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