全裸に裸足で、車に乗った私は、これと言って行く宛もなく、真夜中の国を走ったの。
時折すれ違う対向車のヘッドライトで、私の上半身が白く浮かび上がるの。
なんだか、凄く厭らしい。
乳首が激しく勃起してるの。
国道脇のお店の前に、飲み物の販売機。
少し離れた場所に、車を停めたの。
暗がりの中、販売機の灯りが、その前だけを明るくしてる。
コインホルダーの500円玉を持って、車が来ないのを確かめた。
私、運転席から飛び出して、販売機に向かって走ったの。
裸足だから、素早くは走れなかった。
販売機の前に立つと、思っていたより明るいの。
私の裸体が、はっきり見えるの。
どうしよう。気持ちが焦る。
慌ててお金を入れた私、ボタンを押すと、飲み物の缶が、大きな音で、落ちてきたの。
思わず周りを見てしまう。
お釣りが出るのも大きな音なの。
車の音が聞こえてきたの。こっちへどんどん近づいてくるの。
嫌だっ、どうしよう。
もう車までは、戻れないよ。
お店の横へ隠れたの。
お店の前で、車が止まったの。人が降りてきた。一人じゃないの。話し声が聞こえてる。男の人が二人…
怖くて身体が、激しく震えたの。見つかれば私……
飲み物を買って、その場で飲み始めたの。
お願い、早く行って。
お店の横の暗がりで、全裸の私が、身体を丸めて震えているの。
やっと動いた車。
私、お店の陰から飛び出して、自分の車へ走ったの。裸足の痛みも感じなかった。
車に乗って、扉にロックを掛けた私、まだ心臓が暴れているの。
見つからなくて良かった。見つかっていれば私、今ごろ……きっと…
それでも私、また走り始めていたの。
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