(続きです)
とっくに放心して垂れ流してしまった牝オブジェと、連動して失禁してしまった縄に躾られた牝は肌を合わせ、お互いを慰めていた。
会場はそんな二人を置き去りに、進行していった。
先生のトークや、女性たちのスピーチが冷たく響いていた。
時間が流れたのか、あるいは止まっていたのかと感じるほど、羞恥の限界を超えた無能な感覚が流れていた。
いつの間にかパーティーは終わっていた。
私は先生に背中から抱きかかえれて、初めてそのことを知った。
「大丈夫か?」
先生はやさしく私に尋ねてくれた。
しかし、そのやさしい言葉が、本当の宴が始まることを、その時の私には想像することなどできなかった。
これから始まる壮絶で壮大な倒錯世界の入り口に二匹の牝はいたのだ。
(続きます)
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