(続きです)
私は彼女たちスタッフから少し離れた場所で待機することにしました。
彼女たちは、キビキビしている上に、普通の日常的な世界の雰囲気、少なくともオブジェや私が入り込む官能的な話題からかけ離れた雑談をしていました。
ですから、恥ずかしい姿の私がせめて、晒し者として蔑んでもらえる居場所がなかったのです。
少なくとも、今私の目の前に広がる世界は、日常のものであり、単なるパーティー会場のゲストを待つ光景でしかなかったのです。
むしろ、主催者の命とはいえ、服の下はワレメに食い込むように縄で縛られ、バイブを挿入している私の方が、その場所にいることに違和感を覚えてしまったのでした。
バイブは歩くと角度により刺激が強弱しました。
「はぁっ・・、あん・・」私は誰にも聞かれないように小さい声で喘いでいました。
会場へのホテルマンの出入りが気になり始めました。
受付にはチラホラ、ゲストの姿がならび始めていたのです。
(続きます)
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