(続きです)
ハーブティーの匂いに私は目を覚ましました。
気がつくと、ベッドに寝ていました。
(裸だわ・・)
すると、そこには一人の女性がいました。
「そろそろお目覚めのようだったから・・」
女性はベッドの私の脇に腰掛け、今目の前で入れたハーブティーをすすめてくれました。
女性は先生のアシスタントで、私はスタジオで気を失い、同じビルの別のフロアーにある先生の控え室のベッドに運ばれたこと、レオタードが濡れていたので風邪を引かせないように脱がせたことを知りました。
「感受性のつよい方ね・・、先生が貴女のことをとても褒めていらしたわ」
女性は優しい口調で私に言いました。
ベッドの横に丁寧にたたんで置かれていた、私服に着替えると、私は自宅への帰途につきました。
(続きます)
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