(続きです)
会場に戻りました。
パーティーの準備は概ね終わっていました。
後は、ゲストの出席を待ち、料理が運ばれるだけなのでしょう。
私は、先生にエスコートされ、花束に溢れる、頭から離れないあの椅子の前にやってきました。
「すべて脱ぎなさい」
(あぁ・・、やっぱり・・)
予測していたはずの言葉でしたが、これから起こる私の運命の前に心臓は高鳴り、息は荒くなり、目眩と吐き気を感じました。
「はい・・」
私は、命じられるままに生まれたたままの姿になりました。
「白い肌が卑猥だな・・」
おおらかな先生の眼差しは、これからまだ熟してない青臭い牝を調理する料理人のような冷たさを感じさせました。
「椅子に腰掛けなさい」
私は、震える心を感じながら椅子に座りました。
「お利口だ」
先生は冷たい表情で私に笑いかけてくれました。
そして、花束の傍らに置いてあったカバンをもってきたのです。
私の目の前でカバンを開け、中から縄を取り出しました。
「足を思い切り開脚しなさい」
私は、私の女の部分がパックリ拡がるほど、脚を開かされました。
先生は左右の足首を大きな椅子の脚に縄で縛り付け、続いて両手を、背の高い背もたれの後側で縛りました。
「あぁ~っ・・」
私は喘ぎ声を洩らし、顔を伏せました。
先生は、今や磔台の女となった私の前で、カバンをひっくり返しました。
「ドサッ!」
という音は私の耳から生涯消えないでしょう。
床にはたくさんの筆や1枚の布のようなものが落ちていました。
その布は、私の目隠しのためということは、次の瞬間、先生の手によって知りました。
「お前は今日、私のオブジェとして磨いてやろうと思う」
先生の低い冷たい声にすら、他にすがるものがなく、私はただ、「はい」と言って頷くしかありませんでした。
(続きます)
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