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「12月の濡れた指」

投稿者:キスケ ◆RVTUIN3Hfw
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2012/12/04 07:37:27 (GdsMUQku)

映画が始まるまでのちょっとだけなら‥

メールのやりとりをしてるうちに、一時間も前に映画館に着く、というので思い切って誘ってみたらそんな返事を頂けた。

待ち合わせ場所の駅のホームに現れた彼女を見て、俺は思わず目を見張った。

妖艶さを醸し出している整った顔立ちに、ヒールの似合う美脚!

冴えない俺の風貌にお構いなしに、寒さが肌を刺すホームで、そっと寄り添ってくれた。

周りから見たらきっと美女と野獣なのだろうな‥

人目を忍んで、電車の中で互いの指を絡め合うと、まるで性器を弄び合うかのように、少しづつ掌が濡れるように湿り気を帯びてくる。

俺も、彼女も、これから起きるかもしれない事を確認するかのように‥



人で賑わうショッピングモールに併設された映画館。

悪戯出来るスペースなどないと諦めがちになった時、ふと目についた非常階段。誰もこない予感がした。

「ちょっとあっちに行ってみましょうか?」

彼女の手を引き非常階段を昇って行く。
誰も来ないのを確信した俺は、踊り場の隅に彼女を押し付け、体をまさぐる‥

「‥ダメっ‥人来ちゃうょ‥」

言葉と裏腹に、されるがままに受け入れている‥

柔らかい生地の薄く短いスカートをめくり、タイツ越しの内腿の間に指を往復させると、熱を帯びて湿り気が伝わってくる‥

「‥はぁ‥んは‥ダ、ダメだよぉ‥」

吐息混じりの艶っぽい声が、悪戯心を更に擽ってくる‥

腰周りのタイツのゴムを突破して、一気に下着の中に指を滑らせる‥。

そこはもう、溢れるばかりに濡れていて、少し指を擽らせるだけで、ネチャネチャと卑猥な音が響いてくる‥。

「‥こんなとこで、こんなに濡らして‥ほらっ‥いやらしい音がいっぱいしてるよ‥」

わざと音を立てるように愛液を絡めた指を、小刻みに震わせ肉襞を小さく叩く‥。

「‥いゃっ‥いゃっ‥はぁ‥はぁ‥」

「嫌なのに、こんなに濡れちゃうんだ‥嫌なのに、ビチョビチョに濡らしちゃうんだ‥‥いやらしい女だね‥」

「‥んぁっ‥」

膝からゆっくり崩れた。

崩れ落ちて座る彼女の顔の前に、期待して膨張した俺を取り出し、そっと促すと躊躇なく唇に含んでくれた‥。


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投稿者:キスケ ◆RVTUIN3Hfw
2012/12/04 07:42:44    (GdsMUQku)

まるで躯に挿れてるような唾液の温かさと舌遣いで、俺を包んでは吸い、包んでは吸い‥犯したい欲望が耐えられなくなってしまった。

唇を離し、後ろに向かせ尻を突き出させ白い綺麗な尻を撫で回し、俺を挿し入れると、熱く濡れた心地良さに一気に包まれた。

肉の擦れる音と小さな吐息が、人のいない静かな非常階段に響く。

「‥ぁっ‥ぁっ‥んぁっ‥」

手摺りを掴んで腰をくねらせ、自ら求めるように尻を振る姿を見ると、どれほど欲しがっていたかが良く分かる。

「ほらっ、こっちを向いてごらん‥」


今度は壁に押し付け耳元で囁きながら俺を擦り付ける‥

「‥ダメダメダメ‥」

「‥ダメになりたいんでしょ‥いっぱいダメになりなよ‥ダメな女になりなよ‥」

「‥ぁぁ‥はぁ‥」


「‥今日逢ったばかりの男に犯されて‥はしたない女だと思う?‥」

濡れた瞳で頷く表情を、揺れながら眺めていると、物凄く鼓動が高ぶってくる‥



カチャッ! ドスン!

階下で物音が響いた!

「やばいかも」

二人して慌てて服を整える。

階下を覗き込み、人が来ないのを確認して再開しようと振り返ると、

「もう穿いちゃったもん♪」

屈託ない笑顔に負けました(笑)‥end。

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