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2025/08/25 00:03:24
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理恵は、男の前では抗うことなく、ただ静かに従うしかなかった。
時間が過ぎるほどに、理恵の身体も心も相手の支配に絡め取られ、逃げ場を失っていく。
予定よりも長く続いたひととき。
それは男にとって、理恵という存在を存分に味わい尽くすための時間だった。
理恵の奥底まで響くような声と仕草は、まるで自ら悦びを求めるようで、男の支配をさらに濃密なものへと変えていく。
理恵が帰る頃には、すでに二時間も予定を超えていた。
しかしその時間のすべてが、男にとってはかけがえのない「愉悦の延長」だったのだ。