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2020/04/11 17:54:10 (Gz62/q7Y)
髪をばっさり切りました。
10年以上ぶりのショートカットです。
思いきって短いヘアスタイルにした理由は、たったのひとつ・・・
でも、その理由をきちんと知る人など誰ひとり存在しません。

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投稿者:恭子 ◆vA7figsdCM   berrywine1984
2020/04/11 17:59:31    (Gz62/q7Y)
翌日・・・
宿をチェックアウトしてから、しばらくドライブをしていました。
行き先のあてなどありません。
ただの時間つぶしです。

朝、起きたときから自分の中で何かが吹っ切れたような気がしていました。

(帰ろう)
(自分ちに)

そう・・・何の変わり映えもしない、日常の生活に。

でも、
(その前に・・・)

待っていました。
あの公共温泉がオープンする時間になるのを。

(だめで、もともと)

オープンと同時ではなく、その30分後ぐらいのタイミングを狙っていました。
以前にも使った同じ駐車場に、運転してきたレンタカーを停めます。
お風呂道具の入った袋を持って、あの『混浴』の公共浴場へと歩いていきました。
人通りの少ない、町のはずれの方角です。

(ただお風呂に入るだけ)
(なんでびくびくしなきゃいけないの)

心の中で必死に強がってみせてはいますが、すでに心臓はばくばくでした。
建物が見えてきます。

(けっきょく)
(また来ちゃった)

脱衣スペースに入りました。

(どきどきどき)

でも・・・誰もいません。
使用中の脱衣カゴはありませんでした。
引き戸を開けて浴場の中を確認しますが、やはり誰もいません。
私ひとりでした。

(どうする?)

ちょっと迷いました。
・・・が、お風呂に入って浴場で待つのはやめておきます。
この脱衣場で誰かが来るのを待つことにしました。
もし現れたのが、多少なりともリスクを感じさせるような人だったら・・・
そのまま、さっと帰ればいいからです。

(どきどきどき)

脱衣場にひとりで立ちつくしたまま、胸苦しいような緊張感と戦っていました。
1分が、10分にも感じられるような感覚です。

(ああ、どうしよう)
(男の人が来ちゃったら)

それを望んでいるくせに・・・
一方では、そうなることの重圧に耐えられない心境の自分がいます。

(ああ・・・)
(だめだ・・・)

待ち受けることのプレッシャーに押しつぶされていました。
たぶん15分ぐらい粘って・・・
でも、それが私にとっての精神的な限界でした。

(無理、無理、無理)

持ってきた荷物を抱えて、スニーカーに足を突っ込みます。
そして、
(もう帰る)
打ちひしがれたような気持ちで駐車場に戻る私でした。

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投稿者:恭子 ◆vA7figsdCM   berrywine1984
2020/04/11 17:58:48    (Gz62/q7Y)
旅館に戻って、寝る前にもういちど宿のお風呂に入りました。
何の変哲もない、よくある普通のお風呂です。

虚しさと寂しさで、気持ちが『無』になっていました。

洗い場のイスに腰かけて、備え付けのボディソープを手に取ります。
アンダーヘアに泡立てました。
わき用の、T字カミソリを当てます。

生涯、初めてでした。
無心でアンダーヘアを剃り落としている自分がいます。
もともと、私はかなり薄いほうでした。
それがつるつるになるまで、すべて丁寧に剃ってしまいます。

シャワーを浴びて、湯船のお湯につかりました。

別に、なんの感慨もありません。
本来あるべきものがないという違和感があるだけでした。

お風呂を上がって、脱衣所の鏡の前に立ちます。
不思議な感覚でした。
まるで洋服屋のマネキンでも眺めているような、無機質な気持ちです。

自分の部屋に戻ってから・・・
長い夜を過ごしていました。
なんだか、ぜんぜん寝付けません。
ひとりでビールを飲みながら、いろいろ考えていました。

将来のこと・・・
そして、これまで歩んできた自分の人生(?)について・・・

考えたところで、もちろん答えなど出るわけありません。
ビールの酔いに誘われて、
(私って、なんなんだろうな)
いつのまにか眠りについていた『私』でした。

5
投稿者:恭子 ◆vA7figsdCM   berrywine1984
2020/04/11 17:57:52    (Gz62/q7Y)
時間が経つのを待っていました。
夕食を終えて、なおもしばらく・・・

(そろそろだな)

たしか・・・
これぐらいの時間帯だったはず・・・

お風呂道具一式を詰めた袋を持って、宿の玄関を出ます。
1本道をたどっていました。

そう・・・まさに、万感の期待を込めて。

凍てつくような寒風に、ダウンのジップを首まで上げています。
ようやく見えてきました。
昼間も来たあの建物が。
同じ建物でも、夜の暗さのせいでまったく違う景色のように感じます。
明かりはついていませんでした。
あのときと同じです。
私の狙いどおりなら・・・

(そのうち、管理の人が掃除に現れるはず)

前回と同じ人であってくれと願いました。
そうならば、
『また、来ちゃいました』
そのひとことで、すべて済ませられるはず・・・

建物の入口に踏み入ります。
左手の戸を・・・

なのに、
『ガッ・・・ガッ』
そこには、もう鍵がかかっていました。

(だめか。。。)

もう掃除は終わってしまったのでしょう。
もしかしたら、前回とは違う人が担当(?)だったのかもしれません。

ノーチャンスでした。
虚しさにつつまれながら、無人の1本道を戻っていきます。

(だめだな)

前にも後ろにも、人はいませんでした。
温泉町のはずれを、ひとりぼっちで歩いている『私』です。
左右の頬を伝い落ちる涙・・・
拭きませんでした。
たとえ泣き顔がみっともなかったとしても、どうせ私以外には誰もいないのだから。

4
投稿者:恭子 ◆vA7figsdCM   berrywine1984
2020/04/11 17:56:53    (Gz62/q7Y)
と・・・
おじいさんふたりが、ちょうど目の前まで歩いてきていました。
私を見て『おっ?』という顔になりますが・・・
そのまますれ違って、浴場から出ていきます。

引き戸を開けて、
「ザシャーッ」
ふたりとも脱衣場へと消えていきました。

(え・・・)

タイミングのあやとしか言いようがありません。
無人の浴場に、ひとりだけ取り残される『私』・・・

(しまった)

ひとりっきりの浴場で、
(ばくばくばくばく)
なぜか、勝手に心臓が破裂寸前になっている私・・・

(だいじょうぶ)
(落ち着いて)

桶を拾ってかけ湯をしました。
腰のタオルを外して、湯船に入ります。

(だいじょうぶ)

次に誰かが現れるのを待てばいいだけのことでした。
肩までお湯につかって、
(落ち着いて)
なかなか収まろうとしない胸の鼓動を静めます。

(ばくばくばくばく)

当然ながら、まったく落ち着きませんでした。
異様に緊張しています。
だって・・・
次にどんな人が来るのかなんて、すべては運でした。

(ばくばくばくばく)

もし男性だったら、
(ああん、どうしよう)
ひとりでお湯につかっている私を見るなりきっと内心で歓喜するはずです。
これでも外見の容姿にだけは、いまでも自信のある私でした。
その私が、素っ裸でいるのです。
入ってきた男性は、その感情を表には出さずとも・・・
超ラッキーとばかりに、ヌードの私を目で追い回そうとするはずでした。

(あああああ)
(怖いよ・・・)

お湯の熱さに、のぼせてきます。
男の前で、
(あのポーズ・・・)
もう、できる気がしませんでした。
前回のときのあのシーンを思い浮かべます。

(あのときは)
(男が4人も・・・)

湯船の中を、
「ざぼっ、ざぼっ」
洗い場側に近いところへと移動しました。
湯船のへりに顔を置きます。

(ああああ・・・けっこう近い)

すぐそこの壁に、洗い場のカランがあります。
距離としては、せいぜい2~3メートルぐらいでした。
シャワーの設備はありません。

立ち上がって、
「ざばぁっ」
湯船から出ました。
あのときのように・・・
カランの前で、両ひざをついてみます。
レバーを押しました。

「じゃー・・・」

蛇口から水があふれ出ます。
温度調節をして、
(ひいいいん)
洗い場の床に両手をつきました。
這いつくばるような体勢で、流れ出るお湯に頭を近づけます。

「じゃばじゃばじゃば・・・」

まさに、この格好でした。
真後ろから見られたら、死ぬほど恥ずかしいこの姿・・・

(あああああ)
(こんなの無理だよ)

数十秒で自動的にお湯が止まりました。
立ち上がって、再び湯船に入ります。

(どきどきどき)

待ちました。
・・・お湯につかったまま、激しい葛藤の気持ちとともに。

(やっぱりできない)
(できないよ)

お湯が熱いので、肩までつかったり湯船のふちに腰かけたりを繰り返していました。
待ち受けることの緊張に、
(ばくばくばくばく)
胸が張り裂けそうなプレッシャーが続きます。

15分か、20分ぐらい待ち続けたでしょうか。
やがて、
(ひいっ)
脱衣場のほうに明らかな気配を感じました。
人の声が確かに聞こえてきています。

(ばくばくばくばく)

でも・・・

(もしかして・・・)
(ああ、だめか)

聞こえてきているのは、子どもの発する嬌声でした。
がっかりする反面、どこかで『ほっ』と胸をなでおろしている自分がいます。
数分して、
「ザシャーッ」
引き戸が開きました。

予感的中です。
浴場に入ってきたのは、おばあちゃんと幼稚園児ぐらいの子どもでした。
お湯の中から立ち上がった私は、湯船から出ます。

(心臓が耐えられない)
(帰ろう)

助かったというか、でも悔しいというか・・・
複雑な心境でした。
いずれにしろ、もうこの場に留まり続けるだけの気持ちの余裕はありません。
おばあちゃんと会釈を交わして、私は浴場を後にします。

「ザシャーッ」

無人の脱衣場・・・
あらためて『ほっ』としていました。
緊張感から解き放たれて、思わず涙があふれ出してきます。

「ぐずっ」

われながら矛盾した感情でした。
それを夢見るほどのわきあがる気持ちで、はるばるここまでやって来たのに・・・
チャンスを得られなかったことに、むしろ安堵している自分がいます。
いったい自分がどうしたいのか、今となっては自分でもよくわかりませんでした。

(髪型まで変えて)
(馬鹿みたい)

スポーツタオルでからだを拭きます。
実感していました。
どんな人がいるのか予測できない『混浴』は、やはり私にはハードルが高いのです。
パンツをはこうとして・・・

(あ・・・)

ありませんでした。
脱衣カゴの中から、パンツとブラが無くなっています。

(さっきの・・・あのおじさんか)

悲しすぎて、何も感じませんでした。
ただ、ただ・・・みじめな気持ちだけがいっぱいです。

下着なしで服を着て、宿へと戻る『私』でした。

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投稿者:恭子 ◆vA7figsdCM   berrywine1984
2020/04/11 17:56:06    (Gz62/q7Y)
髪をばっさり切りました。
10年以上ぶりのショートカットです。
思いきって短いヘアスタイルにした理由は、たったのひとつ・・・
でも、その理由をきちんと知る人など誰ひとり存在しません。

職場でも、みんなが驚いていました。
ぱっと見だけでも、かなり大きなイメチェンになったからです。

「失恋でもしたの?」

中年以上の男性社員たちときたら、みながみな口を揃えて同じ冗談ばかり・・・
でもまあ、そんなのは軽く受け流すまでのことでした。

「いえいえ、そんな」
「ちょっと気分を変えてみようかと思っただけです」

あの先月の旅行のことを思い出すたびに、耳まで『かーっ』と熱くなる私・・・
男性たちの前で、
(ひいいいい)
お湯を流したカランの下に頭を突っ込んだあの場面・・・
四つん這いのお尻を晒してみせた羞恥の興奮を忘れることなどできません。

「ショートにしたの、久しぶりだなあ」
「ちょっと首もとが寒いんですよね」

あれからずっと、
(そんなとこ見ないでえ)
もういちど同じ場面を『夢見る』ようになってしまっていた私でした。
それこそ来る日も来る日も、毎日自分のベッドの中で・・・

「似合ってますか?」
「この髪型」

目の前にいるこの楚々とした女に、まさかそんな裏の顔があるだなんて・・・
おそらく想像もできていない職場の男性同僚たち・・・

(髪が短いほうが)
(あの体勢でもシャンプーを流しやすい)

信じてもらえなくたって構いません。
長年のセミロングをショートカットに変えたのは、ただそれだけが理由でした。
われながらどうかしてると思わなくもありません。
でも、後悔なんてありませんでした。

それに・・・
自分で書けばまた反感を買うのもわかっているけど・・・

こうして鏡に映ったショートカットの自分を見てみると、
(可愛いじゃん)
以前よりもフェイスラインがはっきり出て・・・
自分で言うのもなんだけど、とても『キュート』な感じに見えます。
特に、すっぴんのときは20代後半だと言っても完全に通用する気がしました。

予約は取れています。
12月の半ばに泊ったのと同じ宿でした。
その日が来るのを心待ちにして・・・

(本当に来ちゃったよ)

ついに私は、再びこの地に立っていました。
旅館にチェックインしたのは、まだほんの1時間ほど前のことです。
さすがに部屋でちょっと一息つきましたが・・・
そのあと、すぐに袋を持って宿の玄関を出ていました。
ノーメイクの『すっぴん』です。

(どきどきどき)

あの公共温泉を目指して歩いていきます。
なんてことのないこの細い道のすべてに見覚えがありました。

(あれから1ヵ月か。。。)

まだそれほど月日が経ったわけでもないのに・・・
なんだか、とても懐かしい気持ちがします。

(どきどきどき)

やがて、遠くに建物が見えてきました。
曲がり角は何ヵ所かありますが、このあたりからは基本的にずっと1本道です。
前後には、まったく人の姿がありませんでした。

(どきどきどき)

寂れた町のはずれを、ひとりぼっちで歩いていきます。
どうしよう・・・
(誰もいなかったら)
この日を夢見て、わざわざ訪ねてきたのに・・・

あのときの管理のおじさんの言葉を思い出していました。
1日の利用者は、30人ぐらいって言ってた・・・
でも、あれだってもしかしたら適当な数字を口にしていただけかもしれません。

最後の角を曲がって、建物の入口も見えるところまで来ました。
胸が破裂しそうになりながら、
(私は、悪くない・・・)
心の中で、とにかく勇気を奮い立たせます。

(私は、お風呂に入りに来ただけ)

自分にそう言い聞かせていました。
実際、人に咎められるようなことをしているわけじゃありません。
だってここは、
(もともと混浴なんだから)
私が入浴したって何の問題もない『公共』の温泉でした。
プレッシャーは尋常じゃないけど・・・
客観的には、実はリスクの少ない安全なシチュエーションとも言えます。

(あああ、混浴か)
(嫌だよ・・恥ずかしいよ)

建物に入って、脱いだスニーカーを上のほうの靴棚に置きました。
他に靴が3足あります。
それは、
(中に3人いる)
すでに先客がいるということを示していました。

(ひいい)
(がんばれ、私・・・)

左手の戸を開けます。
どきっ!
いきなり目が合いました。

(ひいいん)

そこにひとりでいたのは、50代ぐらいの『中年男性』です。
足がすくみそうになるのをこらえます。

(あああ・・・)
(なんで)

脱衣スペースに入りました。

(なんでお年寄りじゃないの)

そのおじさんが、
『まじかよラッキー・・・』
そんな驚きの表情で私のことをみつめています。
いきなり若い女が現れたことに、半ば呆然としている様子でした。

(どきどきどき)

私のほうも、
「こん・・・にちは」
やや戸惑ったような表情で挨拶をしてみせます。

「どうも」

脱衣場にふたりっきりという、きまずい空気がありました。
緊張しすぎて、
(どきどきどき)
私はすでに死にそうな心境です。

勇気を出して、
「混んでます?」
相手に尋ねながら、ダウンコートを脱ぎました。
目の前の棚の、脱衣カゴに突っ込みます。

「あ・・・いやそれほど」

おじさんは・・・
お風呂上がりで、もう服を着た状態でした。

(あああ・・・)

決して自意識過剰なんかじゃありません。
はっきりと感じ取っていました。
いま相手のおじさんは・・・
明らかに私の容貌に目を奪われています。

(ぜ、ぜ・・・ぜったい無理)

あまりにも酷でした。
こんな見られている状況で、はだかになるなんて・・・

(どきどきどきどき)

パーカーを脱ぎます。
ブラまる出しになった私に、おじさんが息をのんでいるのがわかりました。
そして、なにやら荷物を整理しているようなふりをしています。
完全に時間稼ぎの態勢でした。

「このあたりの方ですか?」

ジーンズをおろしながら、にこにこ尋ねる私・・・
相手が、
「いえ、九州のほうから」
私の下着姿に釘付けになっていました。
言われてみれば、確かにこの人の荷物はボストンバッグです。

「あなたは?」

今度は、逆に質問返しをされていました。
靴下を脱ぎながら、もっともらしく嘘をつきます。

「実家がこの近くで」
「ここ、子どものときからよく来てるんです」

「へえー・・・」

そのまま、
「ひさしぶりだなー」
すっと背中に手をまわしました。

(イヤあぁ、無理・・・)

「ここのお湯、熱くなかったですか?」

会話を続けながら、お互い完全に目と目が合っています。
おじさんの喉仏が上下していました。
ホックを外して、
「昔からいっつも熱いんですよ」
あたりまえのようにブラを取ってみせる私・・・

(ひゃああああ)

おっぱいまる出しでした。
袋の中から、
(むり・・無理・・・)
タオルを取り出します。

(見ないでえ)

完全に限界でした。
なんとか平静を装ってはいますが、下までは絶対に無理です。
パンツをはいたまま、タオルを腰に巻きました。
横で結んで・・・
ミニスカートのようにしてから、タオルの中に手を突っ込みます。
そして『するするっ』とパンツをおろしました。

(ばくばくばくばく)

目の前で見ているおじさんの興奮が手に取るように伝わってきます。
腰にタオルを巻いただけで、
(ああああああ)
あとは、もう何も身に着けていない『私』・・・
そのタオルも、股下の長さが超ぎりぎり状態でした。
おじさんの視線が、せわしなく上下に動いているのがわかります。

(ばくばくばくばく)

入口横の料金箱に、
「ぼとっ・・ぼとっ・・」
決められた額の小銭を入れました。

(恥ずかしいよう)

おじさんが、私の胸を『ガン見』しています。
お風呂ポーチを手に持ちました。
自然体の雰囲気で、
「じゃあ、どうも」
ちょっと恥ずかしそうに会釈をします。

(ばくばくばくばく)

浴場へと続く、曇りガラスの引き戸に手をかけました。
中には、
(ふたりいる)
靴の数から計算しても、そのことは確実です。

前回のときの記憶が瞬間的にフラッシュバックしました。
プレッシャーで息がつまりそうになります。

「ザシャーッ」

戸を開けて中に入りました。

2
投稿者:恭子 ◆vA7figsdCM   berrywine1984
2020/04/11 17:54:49    (Gz62/q7Y)
2020年1月に書いたものです。
前回投稿したものと連続して読んでいただかないと内容を理解できないと思います。

かなり長いですので、いくつかのパートに切ってレスに入れます。
大した内容ではありませんから、長文が苦手な方は読むのを遠慮してください。

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