調書には犯行に及んだ動機や実行時の心情、その後の心情などが書かれている必要があるみたいです。
「どうして路上でアカの他人に見せようと思ったか?」→動機
「Rして女に見せた時はどんな気分だったのか?」→犯行時の心境
「女に騒がれた時に(通報されて)どう思ったか?」→犯罪認識時の心境や逃亡の理由
「女が逃げたり騒いだりしなかったらどうするつもりだったんだ?」→エスカレート性
「こうやって捕まってみてどう思ってるんだ?」→反省
「相手の女性に対してどう思ってるんだ?」→謝罪
だいたい上のようなことを聞いてきますね。
Kも手馴れている感じで「見られて気持ち良かった」とか「通報されてヤバイと思った」なんて単語レベルで答えても模範的(?)な文章を作ってきます。
多分、ここの読者の大多数は、単純に女性に見てもらって気持ち良くなりたいっていう気持ちだけでRしてて、決して女性に恐怖心を与えようとか、女性にいたずらしようとかまでは持っていないと思います。
でもKの作成した調書を読み返してみると「自己の性的欲望を満たすためだけに何の関係も無い通りすがりの女性を狙い、みだりに性器を露出して一方的に見せ付けようと計画し犯行現場に向かった。」「相手の女性が驚きながらも自分の性器を見ている姿を見てさらに性的に興奮した。」「無視して通り過ぎようとする女性の前になおも立ちはだかり、Rを続け羞恥心と恐怖心を与えた。」とか「女性に騒がれたために「捕まる」と思い、その後の犯行を断念して逃亡を図った。」なんて書かれてしまうことがあるんです。
もちろん、調書は最後に自分で読み返して内容を確認してから記名して拇印を押すので、内容に間違いがあれば訂正を求めることができますが、間違いを指摘するとまた取調べのやり直しになってしまうのでついつい遠慮がちになってしまうんですよね。
「オマエ、さっきはこうだって言ったじゃねぇか!」なんてKに言われちゃうと何回も「ここは違う」って言えなくなっちゃいますよ。