普段は人に見られるかもしれない。でも実際には見られないように細心の注意をはらって露出をしているつもりなのですが、引き際を見誤った話しです。
去年の夏、その年では1番初めの露出をしていました。大きな公園で広場もいくつもある公園です。夜の1時ごろから裸になって公園の端から端、はては外周まで、距離にしたら4,5kmは歩いていたと思います。というのもその公園は夜中に見回りの人はいるものの、2時ごろに一回きりのようでしたし、キャンプ場にさえ近づかなければ夜はほとんど人がおらず、周りも少し離れたところに住宅街はありますが大部分は田んぼに囲まれているため、2,3箇所住宅地と接している場所を気をつければ、人に見つかることもないため、久々の開放感を味わっていました。
4時を過ぎた頃でしょうか。あたりは少しずつ明るくなってきており、私はこんなに早く明るくなってくると思っていなかったので少し驚いた覚えがあります。とはいえさすがにまだひとはこないどろうとおもい、夜ではない見通しのいい状況で露出するチャンスだと思い、最後にもう少しだけと公園の端にある広場へと向かいました。
そこは大部分は広場のみで長めのローラー滑り台が端にあるのとその下の少し離れたところに、健康器具でしょうか。雲梯や平均台のような遊具が置いてあるのみです。
滑り台の数段だけの階段を登り、広場の方を見るとすでに昼間ほどとは言いませんが、広場の端から端、遠くの公園の外の住宅地まではっきりと見えました。私は滑り台の上で服を脱ぐと、滑り台を滑っておりていきます。とはいえうまく滑ることができずなかば、しゃがみながら歩くような形になってしまいました。下につくと、遊具?を一通り使ってから上に戻ろうと思っていたのですが、途中で人影が見えました。ご年配のご夫婦でしょうか?散歩をしているようです。私はとりあえず、近くの小道に入って様子を伺います。広場はきにかこまれており、隠れる場所には困りません。しばらく身を潜めていると先ほどの夫婦の方が広場を半周して私が隠れている近くまでいらっしゃいました。とはいえ2,3メートルはありますし、しゃがんでさえいればばれないだろうと思い、そのままやり過ごします。ご夫婦が通り過ぎて広場から出ていくのを見届けたあと気づいたのですが、ちらほら人が広場、正確には広場の外周へと入ってきていました。どうやら散歩コースとしては定番だったようです。
私はそれ以上の露出を諦め滑り台へと戻ろうとしました。隠れている小道は滑り台につながっています。戻る途中です。滑り台側から人が歩いてきました。今度はどうやら犬の散歩中のようです。気付くのが遅く、今度はしっかりと見つかってしまいます。私は咄嗟に反対方向へ走りました。ですがこの道、滑り台か広場にしか繋がっていないんですよね。細い小道です。真横を通るか、広場とはいえ他の人から少し距離がある方か、私は後者を取りました。広場の端を急いで抜け、滑り台の横の坂を登っていきます。誰かに見られたか確認する余裕もありません。
滑り台の上につき急いで着替えます。帰る途中先ほど犬の散歩をしていた方にすれ違いました。向こうを見ることはできませんでしたが、なんとなくこちらをみているような気がします。
その後はしばらく通報されるんじゃないかとビクビクしていましたが、とくにそんな感じもありません。今度はもう少し人が来る時間とかも調べておこうと思いました。