大学入学してすぐ、少林寺拳法同好会に入った。運動経験無しのヒョロガリ眼鏡の私だが、体育会じゃないし勧誘しに来た三年がヒョロガリ男、更に部員の9割が女子と聞き、安易な気持ちで入部した。
1ヶ月は仮入部で、少林寺拳法の歴史や体系等の説明と初歩的な形の練習だった。
基本的に女子の護身術だからか、部員は私と勧誘に来た三年の男以外は全員女子だった。
1ヶ月後、正式入部となり、道着を貰える事になった。それまでは自前のジャージだった。
ちなみに新入部員は私と女子が1人。
上級生に道着を渡され、まず道着の畳み方と着方を教わる。
「じゃあ着替えて下さい」と上級生の指示。
もう1人の新入部員の女子がすぐ隣でジャージを脱ぎ、白のスポブラとスパッツになった。
その姿を横目でチラチラ見ながら私もジャージを脱ぎパンツ一丁になった。
すると「おーい〇〇、道着の下は白って聞いてなかった?何そのパンツ?」
しまった!
インナーは必ず白と言われてた!
私はチェック柄のトランクスを履いてきてしまった。
「〇〇、しかもそれダボダボのトランクスじゃん。ずっとブラブラさせて稽古するの?」
主将の〇美が厳しい口調で言った。
すると他の女子部員達がクスクス笑ってる。
上級生の女子達に笑われ、私は恥ずかしくてブルッていた。
「それじゃ道着着れないから脱いで!」
えっ!ここでフルチンになれって言うのか?
当時の私はまだ童貞で、女子に全裸を見せた事もなかったから、かなり動揺していた。
「早くしろ!」
主将の命令にビビった私は、手で股間を隠しながらゆっくりパンツを脱いだ。
「ほら〇〇、気をつけしろ!手ぇ脇だ!」
マジかよ。私は恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら気をつけをして、ズラリと並んだ上級生の女子達の前に股間をさらした。
と、上級生達から笑いが漏れる。「ぷっ、チッチャー」「被ってるじゃん」「何あれ、赤ちゃんだよ」
そして誰かが「ポークビッツ!」と言うと大爆笑になった。
緊張のあまりチンポはすっかり縮み上がってしまい、皮もスッポリ被っていた。更にキンタマも上にキューッと上がりまさに赤ちゃんだ。
ニヤニヤしながら主将の〇美が「それならブラブラしないで済むね」
更に「あれ?キンタマ無いじゃん。これなら金的も大丈夫だね」
その後私のあだ名はポークビッツになり、組手では金的をバシバシ蹴られる事になった。