私の今までの投稿を読んで、なぜその刑事が無言電話を
かけたと言い切れるのか、根拠が弱いと思う方も多いであろう。
当然である。
まだ全部書いていないのだから。
まず、パトカーに乗っていた警官と笑いながら話して
いたコートを着た刑事を無視した次の日から無言電話が
始まったことは前に書いた。
だがこれだけでは、もちろん誰だか分からない。
実はそれからおよそ2年後に、またその刑事に会っているのである。
なぜ会ったのかは、あまり書きたくないので省略させていただくが、
コートを着ながら笑っていた刑事に間違いない。
その時はジーパンをはいていたが。
その翌日も無言電話があった。
それから私は、通学路の公衆トイレで女子高生にオチンチンを見せてから
すぐ逃げた。
その学校の教師がトイレに来ることがわかっていたからである。
その翌日にも無言電話があった。
それから私は、その警察署にその刑事の特徴を書き、
”いったいいつ処分するのか?早くしろ”
と手紙を送ったことがある。
それからすぐ無言電話があった。
しつこい無言電話に腹が立ち、私はその警察署の前に行った。
人通りが多いので目立つことはない。
何日か目の夕方、その男が作業服を着て、すし屋に行き、夜食を買って
署に戻っていった。
作業服は張り込みの偽装のためであり、夜食は残業のためであろう。
そのとき、私はその刑事の顔をはっきりと思いだした。
それからは私は尾行を開始した。
本屋の前に立って、出てくるのを待った。
だが空振りも多かった。
その男は別の警察署への連絡係を担当していたらしく、
つけていったら、別の警察署に入っていっただけということも
あった。
帰宅するのを尾行するのも、途中で乗り換えがあり、
何回か失敗した。
だが乗り換える駅がわかってしまえば、先回りして
切符を買えばいいのだから、次からは比較的簡単である。
バスにも乗り換えたが、これもうまくいった。
そして何度か目に、○○住宅を突き止めたのだが、
それ以上つけることはできなかった。
下手に中に入れば、建造物侵入で捕まってしまう。
だから、その男の名前を突き止めることはできなかった。
電話帳を電話局でもらってきて、調べたのも前に書いた
とおりである。
住所がわかっているのだから、3時間くらいかければ
全部抜き出すことができる。
だが無言電話をかけるようなやつだけあって、自分の電話番号は
掲載していなかったようだ。