私は今から30年ほど前に、主に女子高生にオチンチンを見せていた。
当時は携帯電話はなく、警察も今ほど取り締まってはいなかった。
そんなことを続けていて3年たった。
家に帰った女子中学生に110番通報された。
私は交番から来た警官に職務質問された。
私はオチンチンを出したことは絶対に認めなかったが、それ以外の
ことはすべて本当のことを話した。
幸い、現行犯でなかったのと、チンポを出していただけで、服を脱いで
いたわけでもないので、疑われはしたが、その場はそれで済んだ。
が、完全な露出狂になり、そのことにより、精神の安定を保っていた私は、
露出でストレスを発散させることができなくなったことと、
またいつ警察に呼び出されるかわからないという不安から、
仕事が手につかなくなり、退職を余儀なくされた。
それに露出をやめたといっても、完全にやめられたわけではなく、
県の体育館の男子トイレで、わざと廊下の近くでオチンチン
を出して、だんだん大きくなるところを見せ、20歳くらいの女性が
大胆に見てくれたことや、当時男女共用だった地下鉄のトイレ
で、オシッコをするふりをしていたら、派手な服装の若い
女が入ってきて、鏡にうつったモノをニヤニヤ笑いながら見たので、
露出欲が嵩じてきた。
そして、ある役人の態度に腹が立ったことがキッカケになり、
また道路で出し、女子大生に公衆電話で通報された。
パトカーの音がしたので、走って逃げた。
当時は今と違い、NTTの情報を警察が自由に見ることができた。
マンションのドアの外に気配を感じたので、ドアを開けると、
ヘラヘラ笑った男(おそらく刑事)が来たので、ドアを閉めた。
ドアのチャイムが鳴った。
俺は無視した。
その2,3日後、パトカーに乗った警官と、前とは別の
コートを着た刑事らしき男が、マンション近くの大通りで笑いながら話していた。
私は別の場所で6時間ほど時間をつぶしてから帰った。
そのときは、もう怪しい人影はなかった。
無言電話が始まったのは、その翌日からのことである。
無言電話をかけてきたのは、コートを着ていた私服刑事である
ことが、それとは別の件で判明した。
今考えてみると、おそらく私が職務質問や呼び出しを拒否
する態度をとったことから、その男の上司が捜査打ち切り
を決めたのであろう。
女子大生には、遠くからしか顔を見られていなし、駅近くの公衆電話
からだから、すぐ切って帰ったとも考えられる。
目撃者が誰だかわからなければ、立証のしようがあるまい。
1年前に通報した女子中学生も、顔はよく見てないはずだし、
1年以上もたっていては、記憶も薄いはずだ。
その刑事は、そのことに腹を立てて無言電話をかけ始めたに違いない。
無言電話が5年以上も続くので、私は警察署のわきにある本屋の前
で、その男を待ち伏せして尾行したことがある。
そして、その男の住んでいる○○住宅を突き止めた。
そして、電話帳でその男の電話番号を調べようとした。
20世帯くらいの住宅であり、10人ほどの名前が載っていた。
残念ながら、その男のは載っていなかったようだ。
だが、私がその警察署に電話して、「○○住宅に住んでるやつを出せ!」
と言ったら、交換台からつながれた、その男の「え?変な電話」
という声が聞こえ、もう一度「○○住宅に住んでるやつを出せ!」と怒鳴ったら、
異音を出して切られてしまった。
関係なければ、話を聞こうとするであろう。
その刑事が無言電話の犯人である状況証拠である。
なお、この警察署は、今でももちろんある。
バス通りに面していて、近くに本屋と靴屋があった。
ドラマ「サマースノウ」で、堂本剛が座りこみを
した警察署のモデルになった警察署である。