小学校の高学年から中学1年くらいにかけて、俺は結構目立つ存在で、皆の中心的存在だった。
基本的に好意的に見てくれる友達が多かったが、調子に乗り過ぎることもあり、少なからず恨みもかっていたようだ。
特に俺が調子に乗って苛めていた女子が3人ほどいた。
嫌いで苛めていたのではなくて、面白おかしくイジっていただけだった。
だが、当人達にしたら苦痛だったのだろうか‥。
中学に上がったばかりのある日の放課後、校門を出たところで、その3人の女の内の一人に声をかけられた。
『話があるの。ちょっと付き合って』
連れて行かれた所は、通学路の途中にある、小さな公園。
小さな通学路から、さらに石段を上がって行った所で、どこからも見えず、普段は誰も居ない寂しげな所だ。
その公園に上がってみると、その3人の内のもう一人も待っていた。
どうやら俺に文句を言うために計画を立てていたようだが、女が2人で何ができると言うのか。俺は甘く見ていた。
案の定、彼女等は俺に文句を言い始めたのだが、何か要領を得ない。
・つづきは中・