一組目の子供達をやりすごした僕はまた息を潜めて歩き出しました。
次の子供達は5、6年生4人で女の子も2人います。見つかったら騒がれてしまう可能性もあります。祈るような気持で近づきました。
都合の良いことにみんなは僕を背に向こうを向いています。(チャンスだ…)一歩踏み出したとき、後ろで携帯の着信音が…見張り役の娘の携帯です。トイレで待ってる娘が鳴らしたのか…
当然のことながら小学生達は振り返ります。僕は木陰に引き返すこともできずに目が合ってしまいました。(ヤバイっ…)思った瞬間、小学生達も何?って感じで僕を見ています。その場から動けないでいると後ろから「あれ~、こんなトコで何してるの~?」見張り役の娘が(やった♪)とばかりに近づいてきます。「みんな~、こっち来て~」小学生達を呼びます。小学生達は興味深々で駆け寄ってきました。「お兄さんなんで服着てないの?」「裸だ~」口々に言われます。一人の子が「お風呂みたいだね」「この人お風呂ごっこしてるんだよ~」
見張り役の娘が「お風呂ってタオルしてたらダメなんだよね~、みんなでタオル取っちゃえば~」その言葉に男の子二人が僕のタオルを引っ張り始めました。「ちょっと…だめだって…やめて…」僕は必死でタオルを押さえました。「おい、腕押さえろ」女の子二人を呼びます。僕は女の子に両腕をつかまれてしまい、タオルは股で挟んでいる状態です。
「タオル外しちゃえ~」僕は抵抗することすらできませんでした。