母校の某県立高校は、進学校だった。俺は、中学時代相当ガリ勉で、かな
り成績も良かった。しかし、高校に入ってからはその反動でいろんな遊びを
覚えてしまったため、入学時にトップクラスだった成績がみるみるうちに下
がっていった・・・。
いちいちテストの結果を廊下に張り出していたため、入学当初にちやほや
していた女子生徒(言い忘れたが、共学だった)は、やがて俺を相手にしな
くなった。教師もだんだんと冷たくなっていった。
人生で初めて遭遇する「手のひらを返す態度」にショックを受けた若き俺
は、「なにくそ!」という性格ではなく褒められて伸びるタイプだったので
、気がつくと、クラスの「落ちこぼれ」に成り下がっていた。
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そんな俺にも当時好きな娘がいて、(仮にA子としよう)毎日彼女の顔を
みるのが楽しみだったが、この娘は美人だったが性格が悪いので有名で、友
人のB子、C子とつるんで俺の陰口を言っていたらしい。実際、俺と目が合
うと、まるで汚いものでも見るような目でにらみ返してきた。
今はもうやめたが、当時R狂だった俺は、当然A子たちに何とかしてチ●
ポを見せたいと切望していたが、そんな機会なんてゼロに近い。いきなり目
の前にベロンと見せればコトは簡単だが、そんなことをすれば「退学」だけ
じゃ済まないだろう・・・。
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そして、悶々として日々を送っていた俺だったが、思いがけずチャンスは
やってきた。
それは、高2の夏休みのことだった。進学校だけあって、英語・数学の
補習授業(補講)があり、一応英語の日は、その日学習した英文を補講終了
後、1時間以内に暗記し、覚えられた順から教師のもとに出向き、教師(女
教師だった)の前でつかえることなく暗唱できた者から帰宅できる、という
いや~な制度があったのだ。
夏休みで校内が開放されていたので、どこの教室に入って暗記しても良く
、みんな思い思いの場所に散らばって暗唱していた。
「ああ・・・。またラストに帰るのは俺か・・・。」そんなことをぼやき
ながら東階段を昇り、ふと二階の廊下を見ると、例のA・B・C子の3人が
西階段寄りに立って暗唱しているのが見えた。ふらーっと二階を歩いてみた
ら、他の連中は一階や三階、別棟でやってるらしく、教室にも誰も見あたら
ない。この階には、彼女らと俺の4人だけだ。これを逃す手はない。
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どうやってチ●ポ見せようか悩んでいた俺だったが、一階の流しの下をふ
と覗くと、ガラクタに混じって赤い手鏡が置いてあった。きっと、誰かの忘
れものか何かだろう。
これは使える!と思った。西階段寄りに彼女たちがいる。だから、階段上
がって曲がり角から手鏡使ってチ●ポだけニョッキリ出せば俺だとは気づか
れなく見せられるだろう・・・そう考えたのだ。
ぐずぐずはしていられない。いつ誰が二階に来てもおかしくないのだ。さ
っさと実行に移さなくてはならなかった。
・・・そうして階段を昇った俺は、曲がり角にぴたりと身を潜め、耳を澄
ますとA子たちが一心に英文を読んでいるのが聞こえた。
手鏡を曲がり角からそーっと出して廊下を見ると、彼女たちが教科書を読
んでいるのが見えた。やはり他には誰もいないようだ・・・。
俺は、既にギンギンに勃起したペ●スだけ曲がり角から突き出し、手鏡で
廊下を見たが、A子らは全く気づかない。
そこで俺が「う・・うん!」と軽く咳払いをすると、ようやくA子が曲が
り角から突き出ている赤い手鏡とBペ●スに気づき、「あっ!」と小さく言
うとB・C子に何事かヒソヒソとささやき始めた。
そして3人で俺のそそり立ったペ●スをしばらく凝視していたが、興奮し
た俺が上下にビクンビクンと動かしてみせると、気味の悪い物でも見るよう
な表情で後ずさりし、東階段のほうに走って逃げていった。
あわてた俺は、全力で西階段を駆け下り、元の流しの下に赤手鏡を戻すと
一階の教室の一つに逃げ込んだ。・・・どうやら、犯人が俺だとはバレなか
ったようだ。
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その日を境に、気味の悪い噂話が流れはじめた。女の子だけで廊下に立っ
て暗唱していると、必ず女の子が立っている側の廊下の曲がり角から「赤い
手鏡」と「青白いチ●ポ」がニュ~っと突き出してくるというのである。
A子ら3人の他にも、「青チン」を見た、という女子生徒が続出し、大騒
ぎになったため、変質者が校内に入ってイタズラしていると判断した学校側
は、ガードマンを巡回させて昼夜校内を見張るようになった。
ところが、夜の巡回用に雇ったガードマンが一階を巡回中に二階の階段の
上のほうで奇妙な足音を聞いたといって辞めてしまい、誰も夜勤で巡回する
者がいなくなってしまった。
事態を重く見た学校側だったが、悪い噂を決して流さないよう、われわれ
に厳しい緘口令(かんこうれい)を発し、流しが発覚したら「退学」という
脅しまでつけてくれた。
その年の夏休みの補講は中止になってしまい、最初に俺のチ●ポを見たA
子ら3人は、二学期に入っても一ヶ月以上ショックで休んでいた・・・。
でも、おかしいと思わないか?俺のチ●ポは、決して「青白く」なんかな
い。それに、見せたのはあれ一回きりだ。でも、A子たちは「青白いチ●ポ
」だったと言って譲らなかった。そして入院してしまったのだ・・・。
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・・・後で英語の女教師が重い口を開いたのだが、20年ほど前にも、今
回と全く同じ事件があったそうだ。やはり、最初に「青チン」を見てしまっ
た女子生徒は一ヶ月以上入院したそうだ・・・。ただの偶然とは思えなかっ
た。
・・・それにしても、A子たちはあのとき一体何を見たのだろう?ずっと
後で友人がA子に聞いたところによると、まるで「死体のような」色合いだ
ったそうだ・・・。俺の後ろで誰かチ●ポを出していたというのだろうか・
・・・。
これも後で明らかになったのだが、20年以上前に、学校付近をうろつい
ていた変質者が学校付近で変死していたということである・・・。
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追記 例の「赤い手鏡」だが、俺があとで一階の流しの下を覗くと、手鏡
だけがなくなっていた。誰かが持ち去っただけかもしれないのだが、何とも
気味の悪い思いがしたものだ。一体、誰が持ち去ったのか・・・?
いまは「青チン」が出現することもなく、噂もないが、俺たち同級生の間
では、「青チン伝説」として「タブー」となっているのだ。
俺自身は、「青チン」や変質者の「亡霊」は見ていない・・・。