学生生活最後の夏でした。自宅の近所にある借家に、和服を着た40代く
らいのきれいな女性が引っ越してきました。
お袋の話によると、某建設会社社長の「おめかけさん」だということでし
た。
それはきれいな方で、私が生ゴミの日にゴミ出しに行くと、ゴミ捨て場や
道路でばったり会うことが何度かありました。
奇妙なことですが、このクソ暑いのに、その女性はいつ見ても和服姿。ガ
ラが違っていたので、いつも同じ和服ではなかったようですが、とにかく和
服、今日もまた和服、なんです。
決して若くはないんですが、アップにした髪が妙に色っぽく、透き通るよ
うな白いうなじを見てしまった日の私は、自室に戻ると必ず、その方を想っ
てオ○ニーに励んだものでした。
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女性の住まいの借家の前に、たまーにですが、黒塗りのベンツが止まって
おり、そんな日は例の社長がおめかけさんと甘いひとときを楽しんでいるで
あろうことが、容易に想像されました。
「・・・いいなぁ、その社長のヤツ。今頃、くさチンしゃぶってもらって
んのかなぁ・・・。」などと、嫉妬まじりの妄想を抱きつつ、ひとつ気にな
ることを思い出しました。
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ゴミ捨てのときに会って、私が照れながら「おはようございます。」と
挨拶しても、その和服美人は一度も挨拶を言ってくれたことがありませんで
した。
ただ、両手を「アソコ」に当てて私におじぎをするだけです。両親も近所
の人も、その方の声は一度も聞いたことがないと言っておりました。
「どんなセクシーな声をしてるんだろう。聞いてみてぇな・・・。」
そんなことを考えつつ、ひたすらオ○ニーにいそしむ日々でした。
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そんなある日のこと。ついに私は、和服美人宅の裏手にしのびこんでしま
いました。借家を取り囲んでいるブロック塀の透かしから、女性を覗きなが
らオ○ニーしたくなったからです。
例の黒塗りベンツもなく、彼女が一人でいることが分かりました。ドキド
キする心臓の鼓動と荒ぶる呼吸を抑えつつ、ダテメガネとカゼ用マスクとい
ういでたちで、そっと透かしを覗き込みました・・・。
・・・そこには、ブロック塀から4~5M離れた花壇にジョーロで水をや
っている和服美人の姿が!
いつの間にかズボンを下ろし、下半身丸出しになった私は、透かしから覗
きつつ、オ○ニーを開始しました。
ちょうどうまいぐあいに、透かしが私の目線とチ○ポの高さで開いていた
ので、穴から覗きつつ、また、さりげなくチ○ポをちらちら見せながらオ○
ニーすることが可能なセッティングでした。
女性のあでやかな和服姿と、花壇に水をやる色っぽいしぐさ。だんだんと
呼吸の荒くなってきた私が思わず「ああ・・・。」と小さく声をもらすと、
ここでようやく彼女が私に気づき、ペ○スの辺りにちらっと目をやり、少し
困ったような表情で美しい眉を寄せ、また花壇に目を戻しました。
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彼女は、しばらくの間、透かしからチラチラ覗いてるであろう私のペ○ス
に時々目をやっていましたが、今度は少し近づいてしゃがみ込むと、地面の
草をむしりはじめました。ときどき、私のペ○スを見ながら・・・。
・・・それを見た私は、思い切って透かしにギンギンにいきり立った肉棒
を差込み、亀頭部分が塀の向こう側に出るように、ガンバッてブロック塀に
体を押し付けました。
「オ○ニーはいいや。この至近キョリでカチカチに勃ったペ○スを見つづ
けてくれれば・・・。」
うっとりしながら目をつむり、Bチ○ポをひくひく上下させていたその時
です!
亀頭にチョロチョロ~ッと冷たい水の感触があり、びっくりして腰を引い
て、目を開けたとき!!透かしの向こうに、ジョーロを持って恐ろしい表情
の和服美人が立っているのが見えました。怒った彼女が、チ○ポに水をかけ
たのです。
「ひいっ!」
思わずそう言ってブロック塀から一歩退くと、いま私がのぞいていた透かし
に和服美人のものすごいけんまくの目が現れました。
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・・・すると、くぐもったような野太い「男」の声が響いてきたのです!
「てめぇ!さっきから黙ってりゃ、いつまでもキタネェもん見せつけやがっ
て、いってぇどういうつもりなんでぇ?」
・・・言葉を失った私は、恐怖のあまり下半身丸出しのまま、力なくペタ
ンとしりもちをつき・・・失禁してしまいました・・・。
「男」は透かしから私を見下ろしながら、さらに追いうちをかけます。
「おう、そっから動くなよ。今、そっちに行くからな!」そう言って「男」
が透かしから姿を消したと同時に私も我にかえり、おしっこで濡れたズボン
をあわてて上げ、あとも見ずに逃げました。
なにか、「バケモノ」の正体をかいま見てしまったような戦慄を覚え、本
能的に走り出していました。
「ひっ・・・ひひひぃ・・・。」
・・・もう、言葉なんか出ませんよ。逃げるのに夢中で、濡れたズボンの気
持ちわるさなんて全く感じませんでした。
なんとか「バケモノ」の追跡をかわし、逃げおおせた私は、おしっこで濡
れたズボンのまま玄関に飛び込むと、そのまま力なくしゃがみ込んでしまい
ました・・・。
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幸い、ダテメガネとマスクのおかげで、例の和服「美人」には、私が犯人
だとバレずにすみました。
その後もゴミ捨て場で「彼女」に会うことが何度かありましたが、私があ
の時の変態だとは「つゆ」ほども気づいた様子もなく、以前のように変わら
ぬ美しい顔で、何も言わずおじぎを返しました。
・・・ただ、両手を「アソコ」に当てておじぎされたとき、その「アソコ
」にチ○ポが存在していることを知っている私は、その美しい和服姿とは
裏腹に、底知れぬ恐怖と鳥肌の立つ思いを感じました・・・。
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追記 あの声は、間違いなく「オトコ」でしたよ。秋に入ると、また引越
していなくなってしまったので、確かめようもなくなったんですが、
「かのじょ」が引っ越すちょっと前に、愛犬の散歩のふりして表札を見に行
ったら、こんな文字がおどっていました・・・。
「○川忍」。忍・・・。シノブ・・・「しのぶ」!?
お分かりのように、コレは男・女どちらにも取れる名前ですよね。
誰一人声も聞けなかったし、この表札じゃあ、あの和服「美人」をオンナ
と思い込むのもムリはありませんよ。
あくまで推測なんで、100%の確証はないんですけどね。ともあれ、
そのエタイのしれない「和服美人」をおめかけさんにしてるという社長の
建設会社。
私は、ここだけはどんなに条件が良くても面接を受けるのは控えようと心
に誓う、秋風の空でした・・・。