もう18年も前の夏休みのことです。この日、留守番を言いつかっていた
私は、することもなく、一人TVをみてゴロゴロしていました。
当時は自宅にエアコンなんて無かったので、下着とブリーフ一丁という
いでたちで「今年はホントあちいよなぁ。」なんて言いながら、扇風機の
生ぬるい風をあびてガマンしていました。
すると玄関の方でピンポーンと音がし、「ごめんくださーい。」という
女性の声が聞こえました。
「はーい。今いきまーす」と返事をし、先ほどのいでたちのまま玄関に
行きました。このところ訪問者もなく、自宅では下着&ブリーフで過ごして
いた私は、洋服を着ることも忘れてドアをガチャッと開けました。
そこには20代後半とおぼしきOL風の女性が、A4サイズくらいの封筒
を持って立っていました。
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「こんにちは。突然おじゃましてすみません・・・。」と、女性が笑顔で
私のブリーフに目を移したので、ここではじめて私は自分がハズカシイ格好
で彼女を迎えたことに気づきました。
「あ・・・すいません。今、着替えてきますので・・・。」と私が言うと
「いえ、大丈夫です。どうぞ、そのままで。5分10分ですみますから・・
・。あ、今日はお一人なんですか?」と聞いてきたので、「ええ。ひとり
です。」と答えて玄関に下り、彼女の話を聞くことにしました。
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はじめは、旧約聖書にあるような、創世記・アダムとイブ・禁断の果実
なんて、どこかできいたような話が続いたのですが、そのうちに、
「オトコとオンナの存在意義」「罪深き人間の性欲」なんて方向にガラリと
話題が変わり、気がつくとセックスは善か悪かみたいな「禅問答」にすりか
わっていました。
「さとうさんは、セックスに興味がおありですか?」と聞かれたので、
当然「え?・・・は、はい・・・。」と答えます。
すると彼女は意味ありげに、にやっといやらしい笑みを浮かべると、
「失礼ですが、ご経験は?」と私のブリーフのチ○ポのあたりを、やらしい
目つきで見下ろしたので、私のムスコはたちまち鎌首をもたげ、今にもブリ
ーフの合わせ目から飛び出さんばかりの状態になりました。
「・・・いえ。ないです。一度もないです。」と切なそうに答えると、
「そう・・・ですか。でも・・・マスターベーションはしますよね?」と、
追い討ちをかけてきたので、ついに私はガマンできなくなり、
「ええ。ま・・・まあ・・・。」と言いながらブリーフの合わせ目に手をか
け、ついにBペ○スをブリーフから開放し、左手でおもむろにしごきはじめ
てしまいました・・・。
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それをちらりと確認した彼女は、「私どもは、そうした行為に悩まされる
人々を救うことも目的としています・・・。」と静かに言い、封筒から、
持ってきたパンフレットを取り出して、ページをめくりはじめました。
そこにはオ○ニーらしき場面が、図解と何行かの解説付きで載っていまし
た。
すると突然彼女の声が一オクターブ高くなって、口調まで変わって、こう
言ったのです。
「ほら見て。“マスターベーションの功罪”って書いてあるでしょう?
これは、とってもイケナイことなのよ。どうしてイケナイか知りたい?」
「・・・し、知りたい・・・です。」とあえぎながら答えた私の左手は、
さらに加速を増しました。
彼女はなまめかしい目で、しごかれるチ○ポを見下ろしながら続けます。
「それは、車においてきた本に詳しく書いてあるの・・・。読みたいで
しょ?・・・差し上げるわ。でも“お布施”も含めて、このパンフレットと
セットで一万円になるの。いい?」
・・・もうどうでもいいです、そんなこと。このままSできれば・・・。
「じゃあ・・・この・・・契約書に・・・サイン・・・しておいて・・・
ね・・・わたし、車に行って・・・本・・・取ってくる・・・から・・・」
半ばもうろうとしてきた意識の中、途切れ途切れに彼女の言葉が聞こえ、
私の視界から彼女が消えた次の瞬間!
私は玄関で、自分のサンダルと下駄箱をザー○ンだらけにして、ぼう然と
立ちつくしておりました。
あえぎながら、ふと下駄箱の上を見ると、例のパンフレットの右にボール
ペン1本と「契約書」と書かれた書類がぺらっと置いてありました。
めくってみると、2枚目がカーボンコピーになっていました。
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この時点で、ぼんやりとハメられたことに気づいたのですが、彼女のあま
りの手ぎわのよさと流れるような口調にまんまと乗せられてしまいました。
さらにS後の虚脱感と、彼女にオ○ニーを見せてしまった罪悪感も手伝っ
て、ろくに中身も読まずに、いつの間にか契約書にサインしていました。
ブリーフからは、まだザー○ンをしたたらせて、ペ○スが顔を出したまま
でしたが、めまいがしていた私はそんなものをキチンとしまう気力も残って
いませんでした。
このときの私は玄関のすぐ外に、彼女以外のもう一人の人間がきき耳を
立てて待機している事実なんて、全く知るよしも無かったのです・・・。
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追伸 会話が中心の内容でしたが、かなり正確に思い出したつもりです。
超長いので、パート1・2に分けました。
また引っぱってスミマセン。パート2の完結編へと続きます・・・。