くだらない割に長いので、それでも見たい方だけ見て下さい‥。
高校三年の頃の文化祭当日、朝準備があったのでいつもよりちょいと早めに登校しました。
朝ご飯は抜きでしたのでコンビニで少し食べ物を買い、食べながら歩くのはみっともないので、あまり生徒が通らなかった道から(裏道というのか‥)学校へ向かいました。
そして暫く民家が並ぶ道を歩いていると、塀からカッパ着た男のひとが自転車に跨りつつこちらをみていました。(ちなみに霧雨が降ってたので、私は傘をさしてました)
その顔はニヤニヤと笑っていて、正直この人おかしいな、と思ってたのですが、気にせず通りすぎました。
私は考えごとをしながら歩いてまして、某トランスの歌を頭の中で歌ってました。
その時一部歌詞が思い出せずに必死に思いだそうとしたのですが、ハッと前を見るとさっきの男の人が私よりもっと先にいてまたこちらをみていました。
さっき追い越したはずなのに、と思いながらもまた通りすぎ、『まさか幽霊じゃないよな』などと恐いながらもまた歌詞を思い出すことに集中し始めました。
そしてやっと思い出すことが出来ると意識した視界に唖然としました。またさっきの人がこちらをみていました。
勿論怖くて動けません。するとその人がこちらへ自転車をこいできました。
透明のカッパの下には衣類は纏っておらず、全裸という状態でした。
怖いというより『変態かよ!』と脱力。
その後振り向いてしまった為に目があってしまいましたが、こういう時は反応してはいけないと聞いたので、そのまま何事もなく登校しました。
そして登校してふと思いました。最初にあの人に会ったのはコンビニ出て最初の路地。変質者だと気付いたのは学校付近の路地。
およそ10分間は気付かずに歩いてたのでした。あのまま気付いてなけりゃ、と後悔しました。
ちなみに私は鈍感なわけでなく、視力が悪く、その時はたまたまコンタクトしてなかったのでした。
一応先生に報告し、全校放送入ったものの文化祭は無事終えることができました。