小3の頃に家族で近所の温泉施設に行った時の体験です。
ちょうどその時に地元のラジオ局の取材があって、レポーターの女性の取材
を受けたことがありました。
実は、私はこの時のことはかすかな記憶しか無くて、その後に学校でからか
われたということだけ覚えていました。
ただ放送後に局から送ってもらっていた同録のテープが、つい最近出てきた
のです。
以下その内容です。長くなりますが。
レ=レポーター
ス=スタジオ・パーソナリティー(男)
ア=スタジオ・アシスタント(女)
一=私
レ「そしてこちらが男湯の方ですが、広さ的には女湯と同じぐらいかな
・・・(中略)・・・私、男湯に入るというのは初めてなんですが、あのー
皆さん、TVの取材と違ってカメラがないせいか、前を隠さないの
で、ちょっと目のやり場に困ってしまいます」
ス「あんまりジロジロ見ちゃだめだよ、興味があっても」
ア「こっちが恥ずかしがると相手も恥ずかしがるって言いますよ!」
レ「そうはいっても、中々近づきづらいんですけど・・・あっ男の子がいた、
小学生かな?ちょっと話を聞いてみます。
こんにちはー、ボクお名前は?」
一「カズキ」
レ「カズキくんは、今日は誰と来たのかな?」
一「パパとママとお姉ちゃん」
レ「パパはどこかな?」
一「あっち」
レ「あっあの人?ジャクジーの・・・あっ手を振ってくれたけど・・・
バツを出されちゃいました」
ス「えっ取材拒否?」
レ「やっぱり恥ずかしいみたいですねー、ねえカズキくんはここへは
良く来るの?」
一「3回目・・・」
ス「ねえ、そのカズキくんは、今何かお風呂に入ってるの?」
レ「えっ?いや通路というか洗い場のところです」
ス「おいおい、それじゃ風邪ひいちゃうだろ、お風呂に入ってもらえば、
素っ裸でおねえさんの前に立たされてるんじゃ、なぁ」
レ「ねえ、どれかお風呂に入ろうか?」
一「いい、熱いから」
レ「もう色々入ったのかな?汗びっしょりだもんね」
ス「ねえ、カズキくんは、前は隠してないの?」
レ「え?はーい、男らしく・・・堂々と・・・全く隠していませんよ」
ス「隠してないから男らしいとは言えないだろ?むしろ女性の前なら
エチケットとして隠すだろ」
レ「はあ?でもカズキくん、立派ですよぉ~」
ス「そんなものレポートしてどうするんだよ!」
レ「あっカズキくんのパパが来てくれましたぁー、こんにちはー、
すいませーん」
ス「ちゃんと前は隠してくれてるんだ」
レ「はい、しっかりガードされてますので、落ち着いてお話が聞けます」
ア「ひと安心ですね」
レ「今カズキくんに色々話を聞いていたんですが・・・」
<中略>
レ「ということで、○○さんとその息子さんのカズキくんにお話をお聞き
しましたー」
ス「ハイ、ごくろうさん、どうだった初めての男湯は?」
レ「イヤーもう恥ずかしくって、おじいちゃんとかは、みんな前を
隠さないんですよー、多分TVの取材だったら生放送できません」
ス「Vならモザイク入れられるけどなぁー、そっかじゃ、カズキくんの
だけだったんだね、まともに見れたのは?」
レ「ハイ、アスパラみたいなものが、ツンと上を・・・」
ス「だから、そこばかり具体的にレポートするなよ!えっ?ツンと
上をって・・・それってさぁ・・・」
ア「見てる所はちゃんと見てるんですね」
ス「いやそうじゃなくてー」
レ「え?何ですか?」
ス「いやもういいよー、それでこの後はどうするの?スタジオ戻るの?
お風呂に入ってくるの?」
レ「男湯に入るわけないじゃないですかー、混浴じゃないのにー」
ス「何も男湯に入れとは言ってないじゃん、女湯に入ってくれば?」
レ「ああ、そうですよね、そうだ、カズキくんと入ってこようかなぁ?」
ス「カズキくんを女湯に連れて行くことないだろー」
ア「どうやらカズキくんが気に入ってしまったようですねー」
レ「はい、じゃあ温泉で疲れをとってから帰りまーす」
と、こんな感じで生放送は終了。
ただこの放送を、近所に住む同じクラスの女の子とその母親が聞いていたら
しく、その子が学校で、
「ラジオ局の女の人と温泉に入って、ちんちん立っちゃった」というアバウト
な噂を広めたため、しばらくの間からかわれました。
父親の話では、「けっこう若くて可愛いレポーターだった」そうです。