娘が大学時代にヨット部のマネージャーをしていて、うちは部がテリトリーにしていた海に近かったから、たまに気の合う友人らを連れてきた。
そのうちの1人といけない関係に陥る事になるなんて…
今、思い返しても全く後悔はしていないし、真面目に主婦業をこなしてきた自分への唯一のギフトみたいなものだと思っている。
別に狙った訳ではなくて、偶然脱衣場にいた彼の裸体を見てしまったのがきっかけでした。
うちでシャワーを使うのは珍しくなかったけど、その時は本当についうっかりでした。
幸いというか残念というか、彼はインナーで着用していたボクサータイプの海水パンツを脱ぐ前だったけど、大学名がお尻にデカデカ入っていながらもキュッと引き締まったお尻が無茶苦茶セクシーでした。
彼は小麦色を通り越して本当に真っ黒に日焼けしていた。
私は照れ隠しもあり、パンツの下は焼いてないのよねぇ?と尋ねたら、
「いえ、あまりにも焼け跡と差がありすぎて生っ白く見えて間抜けなので、ある程度は日焼けサロンで焼いて差が出ないようにしてます」
私はその時に日焼けサロンで全裸で焼く事を知って感心した。
確かにそこまで焼いたら全身の方がセクシーかなと思った。
この時ちょっと突っ込んだ会話もあって、それからはずいぶん親しく話せるようになった。
おばさん相手に全然煙たがらないし、私は彼が来るのが楽しみになっていた。
時々夕飯を振る舞っりする時に、買い出しの荷物持ちを買って出てくれ、彼も私に好意を持ってくれているのはわかったけど、女として見てくれているとは思わなかった。
普通の男女が近づいて一線を越えるプロセスもあってひとつになって、最初に彼が私の中に放ったあと、彼は私の胸に顔を埋めながら今まで抱いていた気持ちを赤裸々に語ってくれたけど、こんな若い子に言われて光栄だったけど、普通に年相応の彼女も作れそうなのにもったいないような気もした。
何も好きこのんでくたびれかけたおばさんを抱かなくてもいいのにって。
でも、私くらいの女の方に本当の意味で色気を感じるし、実際好きになる人はだいたい熟女だと言うからビックリしました。
しかも、三十代より四十代の方が好きっていう。
若い女との過去なら嫉妬心すら起こらなかっただろうけど、私ほどの女と関係を持ってきたなら話しは別。
凄くライバル心が起きた。
バツイチや未亡人もいいけど、やっぱり人妻の方が切実に愛しあえて燃えるなんて言われたら狂いますよ、女は。
確かに制限があるからこそ燃えるのかもしれない。
私にしても家族を裏切ってでも彼に抱かれるから燃えるのだ。
今の援助交際じゃないから、彼はいつも情熱的だった。
抱かれてる時は全てを失ってもいいとすら思っていた。
瞬間風速的に自然消滅しそうな関係性だけど、何年にも渡って続きましたから、私には良い相手に恵まれたと思ってます。