元々生活の為というよりは気分転換的な意味合いからパートを始めたんです。
自分が暮らす住宅街からは隣に位置する住宅街のスーパーを選んだのは、あえて生活圏外にしたかったから。
車で10分やそこらだったので通勤の苦労もありませんでした。
高台の小さな商店街に一店舗だけある地元民御用達のスーパーは、土地柄のせいか客層もよく、いつもゆったりしていて性にあってました。
働いているパートさんもだいたいあくせくしてない近所の奥様たちだ。
すぐに同じような境遇のパートさん2人と仲良くなり、プライベートでも食事に行ったりするようになりました。
気の合う友人ができただけでもパートを始めたかいがありました。
家庭環境も似ていて互いに愚痴をこぼしながら、やれあそこに新しいパン屋さんがオーブンしたと言っては連れだって出掛けたりしてましたが、連休を利用して温泉旅行に行った時に、ある意味全てをさらけ出せる仲間になった気がします。
いわゆる、夫婦の夜の営みなど、下ネタ的なことも打ち明けれるようになったからです。
年も四十前後と皆近かったから、まだまだ女盛り…
当然、欲求不満な訳です。
しまいにはそんな話がメインになるのも必然かもしれません。
最初は好きな芸能人から抱かれたい芸能人になり、自分達が働く職場の男達や常連のお客さんの品定めになる。
そんな中で私達の話題の中心になったのが、アルバイトで来ていた真河くんでした。
まだ、男の子の面影が残る目立たないおとなしめな少年でした。
身長も私達とそんな大差なく、下手したら華奢な彼より豊満な私達(背格好も三人似てました)の方が大きく見えたかもしれません。
私達は1人だけ男の子がいる友人から、さんざんあのくらいの少年の性欲の激しさを聞いているうちに、大人としては良からぬ願望を抱くようになっていきました。(笑)
半分子供みたいなところで母性愛を掻き立てられながら、半分はちゃっかりオスとして吟味してた訳です。
また、1人私達とは疎遠な部類のパートさんが可愛がっていて、性の手ほどきでもしてるんじゃない?的なくちさがない噂もあったから、じゃあ、そんなに年が違わない私達も対象内になるんじゃないか的な楽観的な都合のよい解釈もできたんですね。
実際はそういうことをはしゃいで話てるだけで楽しかったんですが、たまたま友人の1人が休憩が重なり少し親密になったのをきっかけにして、私違はそれぞれに淫らな妄想に走りはじめたんじゃないかと思います。
なんかオバサンだからって邪険にしないし、みんなでご飯行こうって誘っても都合が合えばつきあってくれるから、だんだん情も入ってくるんです。
よく見るとそんなにルックスも悪くないし、何より肌が綺麗で、思わず頬擦りしたくなる。
それを打ち明けると他の二人も同感と、私達は急速に彼に惹かれていった。
そんな時、彼が噂のパートさんとは別のパートさんに誘われたって話を聞いて、ついに私達はおもいきった行動に出ました。
近場の温泉に誘ったんです。
食事付きクーポン券があるからと。
(これは本当に友人が持っていた)
期日の関係から土曜日にして、あわよくば宿泊に持ち込めたらっていうのが私達の算段でした。
そのため私達は家族には一泊旅行って告げて出掛けました。
そしたら、オーケーをくれてあっさり実現しちゃって、かえって私達は慌てて前日にミーティングをしました。
友人が混浴がないからオプションでもいいからお風呂付きの部屋にしようといい、私違も当然同意しました。
あとはあんな若い男の子に裸を見せられる?
って話になり、みんな逡巡しながらも、逆に若すぎるから見たくてもそんなに見る機会はないはず。
オバサンでも生の女の裸を見られるなら嫌がりはしないんじゃ?…
またしても都合のよい結論で合意しました。
それに何よりパートさんとの噂が本当なら、オバサン好きってことも考えられる訳です。
そのあたりのことがポイントになり、私達の背中を押してくれた。
これは二人にも話してはいませんでしたが、私は妄想では彼と何度もセックスをしてました。
だから、もしかしたらそれが実現するかと思うと、前日はなかなか寝つけませんでした。