私が故郷をはなれ大学近くの学生専用アパートに下宿を
始めたのは18歳の春だ。私が入居した部屋は二階の一
番端っこで階段から遠かった。端は角部屋なので窓は二
方向についていた。普通の部屋は一か所なのでなんか得
した気分だった。実際、ものすごく得をした。というの
は端の面の窓からは、ちょっと見下ろした感じのところ
にアパートが建っていて一階に四戸、二階に五戸の部屋
があるアパートでなんと、窓からほとんどの部屋の中が
見渡せたのだ。一階部分は通りに面していることもあっ
てカーテンが閉まっていることが多かったが、二階はほ
とんどあけっぴろげという感じだった。そして、二階に
いるのは全員女性であることがわかったのは入居して一
か月ほど経ったころだったろうか。
休日になると、三々五々ベランダに女性が現れ、洗濯物
を干している姿が見られた。ほぼほぼ私の部屋の端の窓
からは真正面にみえるところには30代くらいのおばさ
んがいた。一番年配のようだったがどうも夜の仕事らし
く夜、勉強につかれ外を見た時、その部屋だけは暗く人
気のないことの方が多かった。他の女性と違って昼間見
かけることが多いなと思った。
夏が近づき、女性の服装も露出が多くなってきて、オナ
ニーのおかずにそのアパートの女性を思い描くことが多
くなってきたころの夕方ちかく、平日だったが学校がなに
かで休みだったので窓からボーっと外を眺めていた。そ
こへ、あの30絡みのおばさんがベランダに出てきて、
たばこを吸い始めた。私は、その姿の色っぽさに圧倒さ
れ思わず身を乗り出すように見入ってしまった。ホット
パンツにTシャツという姿だったが妙に煽情的で見ている
だけでペニスに血が流れ込んで突っ張ってくるのが分か
るくらいだった。そんな視線をはるか向こうで感じたの
か女性はこっちに向き直り、胸をそらすように伸びをし
て姿勢を戻すと、両手で双眼鏡を持つようなしぐさをし
てこっちを見たのだ。私は大いに慌てたが、身動きでき
ないほどにかたまり、こともあろうに、おばさんのしぐ
さを真似して双眼鏡を覗くようなしぐさをしてしまった
のだ。するとおばさんは両手で大きく丸を作ってから再
び双眼鏡で見るポーズをして部屋の中に入っていった。
そして、ちょっと奥まったところに立ち止まってこっち
を見ると、おもむろにホットパンツを脱ぎ、続いてTシャ
ツを脱いだ。オッパイを両手で支えるように持ちあげ、
片方の腕に載せると自由になったほうの手でパンティーの
前の方をゆっくりさするようにしながらちょっと体をく
ねらせた。私は無意識にいきり立ったペニスをしごいて
いた。壁に勢いよく射精し、床に精液が垂れた。気が付
くとおばさんは服装を整え脇の鏡の前で化粧を直してい
た。出勤前にちょこっとからかってやろうということ
だったんだろうと興ざめしながら散乱した精液の処理を
した。すべてはそこから始まった。