私には今、誘惑している相手がいます。
相手は4月から私のパート先にアルバイトに来た大学生の男の子です。
私のパート先はスーパーで、古くて狭いところなのでバックヤードも狭くて男女別れた更衣室もありません。
着替える時は休憩室の一角にカーテンを閉めて着替えます。
従業員は女性が多いので、あまり不便ではありません。
同僚のおばちゃん達もあまり気にしていないようで、もはやカーテンすら閉めずに着替えている時もよく見かけます。
男性の方は不便だと思います、店長は店長室で着替えますし、カーテンの中は女性用みたいな扱いになっているので隙を見て休憩室で着替えています。
きっかけは偶然でした。
入ったばかりで勝手のわからない彼が、私が着替え中なのを知らずにカーテンを開けてしまったんです。
その時、私は上半身がブラだけの姿で、彼は私と目が合うなり「すいません!」と叫んでカーテンを閉めました。
彼にはすごく謝られました、私の存在は知らずにカーテンの向こうに置きっぱなしの荷物を取ろうとしたらしいです。
私は気にしてないと彼を許しましたが、一つだけ気になっていることがありました。
その時につけていたのが、まぁ飾りっ気のないのない年相応なブラでした。
言い訳すると人に見せる機会が今はほとんどないんです。
私はなんとなく、若い男の子に他のおばちゃんと同じカテゴリーに入れられた気がして、どこか悔しかったんです。
おばちゃんたちを見下しているわけではありませんが、私は女として見られたいという気持ちがあったんです。
ブラ姿を見られたことよりも、そっちの方が恥ずかしかったんです。
どこかひっかかったまま過ごしていたある時、彼の視線に気づきました。
休憩室で座っている彼の前で前かがみになって鞄を漁っていた時に私の胸元をチラチラ見ていた気がしたんです。
この時、はっと思いつきました。
偶然を装って私の名誉を挽回してしまおうと。
私は家に帰るとタンスから昔買った一番気に入っていた下着を出しました。
黒色でレースのついた勝負下着ってやつです。
彼とシフトが重なる日にそれを着けていきました。
一度見られたせいか不思議と彼に下着姿を見られることへの恥ずかしさはありませんでした。
胸元を見せるだけなのにむしろドキドキしていました。
休憩室で一人で座ってスマホを弄っている彼を見かけると、私はポロシャツのボタンを一つ外しました。
彼の前に行き、あの時と同じように前屈みになってみました。
今思うとかなりがっつり見えていたと思います。
彼の視線はスマホと私の胸元を行ったり来たり。
私は優越感とドキドキで一杯でした。
彼と話していると、やっぱり若いなって感じるんです。
こんな若い子に女として見られていると思うと悪い気はしません。
旦那にも女として見られていないと感じていたので尚更かも。
これで終わりにしておけばよかったんですが、何度も同じようなことを繰り返しました。
この時は自分でもなぜドキドキしているかはわかりませんでした。
今では、休憩室に彼がいるタイミングを見計らって、カーテンにわざと少し隙間を開けて着替えています。
覗いている確証はありませんが、見られているかもって思うだけでドキドキです。
いつの間にか彼を困らせるのが好きになっている自分に気づきました。
だって私の胸元をチラチラ見る姿が、バレバレで可愛いんです。
彼も私と同じようにドキドキしてくれているといいんですが、どうなんでしょう。
私の歳は30代後半と言っておきます、10代の若い子に興味を持ってもらえるギリギリ最後の時期だと思って楽しんでいます。
ちなみに明日も彼と一緒のシフトです、この文章を書いていたせいかもっと過激なことをしたいという欲求がすごいです。