一昨日の話
荷物持ちのために、食料品の買い出しに付き合わされた俺。
お袋は自動車の運転にさほど自信がなく、一階が空いていてもいつもスーパーの二階駐車場を利用してる。
地方都市の郊外店。
平日は駐車場の車も、そう多くはない。
止まっていた車の一台スペースを確保してお袋が停車。
お袋が運転席から降りた途端にドアも閉めずにフリーズしていた。
俺は後ろの席からカゴを出していた。
お袋の目は隣の車の中に視線が止まっている。
口は半開きで、驚いている感じ。
俺も隣の車に視線を落とすと、そこにはドライバー席に大きな松茸がそびえているのが見えた。
お袋の視線を感じたのか、その松茸はビクンビクンとイキリダチ、手でシゴキ出した。
一昨日の晩も昨夜も今朝もお袋は寝室でオナっていたことを俺は知っている。