Bさんたちの世話をする仕事をしていた。勿論Jさんもいるが、圧倒的にBさんの方が長生きする人が多い。そんな中、まだそんなものに興味を示すBさんが、10人にひとりくらいの割合でいる。頭も身体も衰えても、その本能は衰えていない。元々それが好きそうだった感じの人もいれば、そうは見えない人もいて、隠していたのか変わってしまったのが、はたまた寂しさからなのか。とにかくベットに寝せるときにやたらと触ってきたりするので、握らせてあげると大喜びして口を開けて「味見させろ」と言ってくる。入れ歯を外して歯茎しかないので噛まれる心配もない。そしてこれが意外にも気持ちいいのだ。また彼女たち、年の功だけあってかなり上手い。激しくピストンするのではなく中身を吸い出すように、ご飯のときよりも遥かに美味しそうにむしゃぶりついてくる。
そうして2、3分ももたずに全て口内に出してしまうと、美味しそうに飲み干して「可愛いな、いっぱいお出し。」と言ってお尻を撫でてくれる。「私も若返ったよ」と言ってくれる。