妹が、次の土曜に、僕には全くわからない、アイドルのライブDVDをみんなで鑑賞するという。さなちゃん以外の友達二人は、土曜なのに、午前は部活で、来るのは昼頃だから、それまでは、さなちゃんと待つという。当日、さなちゃんが来たのは10時チョイ。ちなみに、うちの両親はともに仕事で不在。妹とさなちゃんがリビングで話してるところに顔を出すと、おはようございますっ、。カワイイ。妹に、ハンバーガーショップで朝めし買ってきてと頼んだ。自分で行けという妹に、さなちゃん達のお菓子とか分も、ご馳走してやるから、と告げて、3000円を差し出すと、それなら行く!と妹。さなちゃんに、一緒に行こうと声をかけたので、たまには女っ気のないお兄さんに、女子とお話する機会をくださいませ、と冗談めかしく言った。意外にもさなちゃんが、いいですよ~、お喋りしますか~と笑ってくれた。妹は、若干納得いかなそうだったが、結局片道10分くらいの、駅前のハンバーガーショップに行った。二人きりになった僕は、さなちゃんを自分の部屋に案内した。最近買ったアロマの機械があるから、見せたいと言って。色んな色に光るヤツ。さなちゃんは、カワイイとアロマの光を見てくれた。が、時間がない。僕はすぐに本題に入った。「そいや、最近大学の友達がさ、冗談で変な写メをスゲェ送ってくるんだよね。ホント変なのばっかり」「へぇ、変てどんなんですか?」「なんていうかなぁ、見る?」「見たーい」で、僕は心臓バクバクでスマホを開いた。オモロイから、全部フォルダに保存したんだ、と言いながら。「引くかもなぁ」なんて言いながら、意を決してスマホを渡す。さなちゃん、スマホを受け取って画面を見た途端、固まる。で、キャッと言ってスマホを放り投げた。 (ヤバい、洒落にならんか、怒るか?(汗))と焦ったが、さなちゃん、大声で爆笑。声にならない感じで、涙を浮かべる勢い。「酷いじゃないですか~!焦りましたよ笑」 「ごめんごめん。でも、友達からガンガン来るのよ苦笑」「私にこれ見せるの、セクハラですよ!」「ホントごめん。ウケるかなって」「面白いのは面白いですけど笑。」「いっぱい来るんだよ、こんなのが。」「いっぱいって笑。ちょっともう一回見たいかも笑」(喰い付いた!)僕はスマホをまた開き、写真、スライドしてみ、と。さなちゃん、スマホを受け取り、スライドする度に、キャー!とかウォー!とかなり大きいリアクション。大爆笑。元々接写している写真を、更に拡大にしたり。「すごいですね、全部ガチガチで笑。私、こんなにじっくりは、始めて見ました笑」(じっくりじゃなくなら、何度か見た事あるのかな…)と想像し、やや寂しくなった。「血管とか、凄いですね」(さなちゃんが、俺のチンコの血管を見てる…)「てか、これ、お友達さんのおティンポですか?こんな写真送ってくるって、ゲイの人ですか?」と写真を何度もスライドしたり拡大したり、視線はスマホに向けたまま、聞いてくるさなちゃん。「どうなんだろ、ま、変わったヤツだよね笑」(さなちゃん、おティンポって)と興奮。「これ、面白いから、後でなつき(妹)達にも見せていいですか~笑」「うーん、俺、午後はバイトだし」「じゃ、送って下さい、私か、なつきのスマホに」(さなちゃんと連絡先交換できる!)僕は嬉しくなり、安易にオッケーした。写メを何枚か送る。心臓は、まだバクバク。その後、少し雑談していると、妹が帰ってきた。さなちゃんはリビングに戻り、僕はそのまま自室で、興奮を噛み締めながら、ハンバーガーを食べた。その後、部活終わりの二人が来たのとすれ違うように、僕
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