中学生の頃、自身の性癖を変えることになった体験です。
物心のついた小さい頃から露出に興味があり、こっそりバレないようにやっていましたが、いずれも異性に見せるようなことはせず、誰にも見られない場所で下半身または全身脱ぐというものでした。
当時は特に女性に見られることがとても恥ずかしく、露出行為はしながらも絶対に見られたくないと思って行動していました。
中学校に上がった際、水泳部に入部しました。練習に打ち込んでいるのはごく一部という普通の公立の弱小校で、サボる部員も普通にいる中、私は比較的真面目にやっている方だったと思います。
そんな中1の2学期のある日のこと、ふと突然プールに水着なしで全裸で入ってみたい衝動にかられました。その日は練習が休みの日で、顧問もいないので自主練含めて練習禁止の日だったため、チャンスと思い、実行にうつすことにしました。
念のため委員会の用事や後回しでも問題ない予定を済ませて遅い時間になってから、プールおよび更衣室に誰もいないことを確認します。
いつも使っている更衣室でいつもどおり服を脱ぐわけですが、今日は違います。なんと言っても水着を着ないで全裸になるんです。心臓がバクバク言っているのを感じながら、はやる気持ちを抑えて全裸になりました。一応、髪の毛が散らばらないよう、水泳キャップとゴーグルだけは着用しましたが、いつもと違って首から下は完全に全裸です。
更衣室から一歩出る時はより一層ドキドキが増します。いつも通ってる学校の、しかも自分の部活の練習場ですから、誰かに見つかったらもう一貫の終わりです。
気持ち小走り気味にプールサイドへ急ぎ、すぐに入水!水に入った瞬間は、いわゆる性的な快感と、いつもと違う物理的な解放感とがあわさり、なんとも言えない絶妙な気分でした。
5分くらいでしょうか、音を立てることなく気持ちよく水の中をプカプカしていると、遠くから話し声が近づいてきました。1番恐れていた事態で、「誰か来てしまったか槌槌」と声に集中していると、どうやら2学年上の女子部員たちのようです。
「なんで今日この日この時間に槌槌」「しかもよりによって女子槌槌」「どうかこっちに気づかないで通り過ぎてくれ」などと様々な考えが頭の中をめぐっているうちに、声の主たちがプールに入ってきてしまいました。
来たのは声で想像していたとおり2学年上の女子部員2人(仮に「Aさん」「Bさん」とします)で、Aさんは顔の系統でいうと相武紗季に似ている感じのスレンダー美人で、男子にもズケズケものを言う委員長タイプの副部長、Bさんは顔はイマイチながら胸がデカいちょうどいいブス巨乳で、わがままで男女ともに嫌われがちな人でした(なぜかAさんとは仲がいい)
プールの端の方でひっそりと息を殺しながら、気付かれずに過ぎ去ってくれることを祈りましたが、祈りも虚しく見つかってしまい、Aさんから「あれ、C(=私)?何やってるの?」と声をかけられてしまいました。
極めてピンチですが、こっちはプールサイドに寄って下半身は見られていないので、まだ私が全裸であることは気付かれていません。
私「ちわ!(※当時、上級生に会ったらこうやって挨拶するルールでした)AさんBさんどうしたんですか?今日練習休みかと」
A「うん、今日は休みだよ。部室に忘れ物したから取りに来ただけなんだけど、Cはどうしたの?」
私「あ、そうなんですね。ちょっとやることもないので自主練したいなと思って来てしまいました、すみません」
A「ダメだよ、今日は●●先生(=顧問)いない日だから自主練もダメなの。知ってるよね?」
私「はい、すみません」
A「じゃあすぐに出て!」
私「いや、あの…すみません、キリのいいところで上がります」
A「は?ダメだって言ってるよね?早く出て!」
と、副部長としてもっともな注意を受け、プールから上がることを求められますが、こちらも事情が事情だけに一歩もひけません。
私「すみません、今ちょっと足が攣っててすぐに上がれないんです。治ったら必ず上がりますから、すみません」
A「そうなの?本当に?それならなおさらこのまま放って帰れないから、誰か先生呼んでくるけどいい?」
私「あ、いやすみません、本当に大丈夫ですから、すみません」
A「ねぇ、いい加減にしたら?さっさと上がりなよ」
B「何考えてんの?早くしろよ」
とっさについた嘘ですが、完全に見透かされているようで、Aさんは明らかにイライラしています。Bさんも加勢してきて、このままやり過ごすのは無理そうだったため、観念して上がらざるを得なくなりました。
先程までの快感はどこへやら、2人の女子の先輩を前にドン底の気分でプールから上がることになります。せめてもの抵抗で両手でPだけは見えないようにがっちりと隠しました。だいぶ前屈みでみっともない格好だったことは間違いないと思いますが、そんなことを言っていられる状況ではありません。
ついさっきまで怒りの表情だった先輩2人も、プールからあがった私が全裸だったことに驚き、そしてドン引きの表情へ変わっていきます。
A「え、え、え?ちょ…どういうこと?何してるの?」
私「いや、すみません」
A「いや、すみませんていうか、マジ何してるの?ホントちょっと怖いんだけど…」
私「あの、今日自主練しようと思って来たんですが、水着を忘れてしまったんです。誰もいないのでいいかと思ったんですが、すみませんでした」
と、最悪の事態に備えて考えておいた言い訳を口にします。一瞬納得しかけたAさんでしたが、
B「え、ホントに?キャップ持って来てるのに水着だけ忘れるってことある?あと部室には忘れた時用の共有水着あるじゃん。普通それ使わない?」
と、Bさんから予想外の指摘を受けて狼狽えてしまいました。
今考えればまだ言い訳できたような気もしますが、当時の私は完全にアワアワしてしまい、2人がさらなる軽蔑の眼差しにかわっていくのを見ていることしかできませんでした。
B「そういう趣味なんでしょ?マジキモい」
私「すみません…」
A「いや、ちょっと…ホントキモい」
頭の中が真っ白になり、ひたすら「すみません」しか言えなくなってしまった私は、半ば泣きそうになりながらこの後のことを考えていました。
私「すみません、本当にすみません。ちょっとこのことは他の人に言わないでもらえないでしょうか?」
A「いや、ちょっと●●先生に言うわ。ホントキモい」
私「●●先生は!すみません、本当にお願いです!」
顧問の●●先生はいわゆる悪い意味での体育教師のイメージで、こんなことがバレたらみんなの前でガサツで雑な扱いを受けることが容易に想像されます。
B「じゃあさ、このままなかったことにはできないから証拠に今この場で写メ撮らせてもらうよ。その後はC次第で考えてあげてもいいから」
私「え…それは…」
B「嫌なの?それなら●●含めてみんなに言うだけだけど。あんたが自分でやったことじゃん」
もうこの場に及んでは選択の余地はありません。観念して「わかりました」と言うと、Bさんは「じゃあ手どけて」と信じられないセリフを言い始めました。
何も反応できないでいる私に対して、完全にバカにしたような半笑いの表情で「いやそうでしょ、状況がわかるように証拠を残すんだから」と当然のように言い放ちます。
さすがにAさんも止めようとしますが、Bさんも譲らず、正常な判断力のなくなった私は手をどけることにしました。
Aさんは「うっ…」というような息を飲むような声を出した後、苦々しい表情で斜めからチラ見するだけ、Bさんはニヤニヤしながら携帯を取り出しました。
最初は顔を含めて全身が写るように撮ったり、その後Pだけアップで撮ったり、何度も撮影していました。
途中、「てかちっちゃ!」「うちの弟のより小さいんだけど、やばくない?」などと言っていましたが、Aさんは「いや…」「うーん…」とまともに返答しない感じでした。
その辺りで、なぜか着衣の女性を前に自分だけ全裸という事態が急に性的興奮につながってきて、すごい勢いで勃起してしまいました。
Bさんはもう隠さず爆笑していて、「いや、どんだけ変態なの?」「マジキモいんだけど」「でも勃起したらさすがに大きくなるんだね」などと言っていて、Aさんはただただ驚きを隠せない表情です。
難しい感情なのですが、この時間が早く終わってほしいような、ずっと続いてほしいような微妙な気分で、マンガならこの後ヌいてくれたりするんでしょうがそんなこともなく、「じゃあもういいよ」と解放されました。
私はすぐに更衣室にダッシュして服を着て帰りましたが、家に帰ってからもその後の学校生活のことを考えてはずっと重い気分が続いていました。
でも、いざ2人の先輩を前にPを曝け出した快感は忘れられず、思い出してはオナニーを繰り返していました。そして、この時を境に、私の性癖がバレないようにスリルを楽しむ露出から、女性にPを見てもらう露出に変わったのでした。見てもらう体験での成功談、失敗談はまた別の機会にでも。
そして、1番心配していたその後の学校生活ですが、正面きってその件でイジメられるといったことはなかったのですが、やはり知れ渡っているのか、元々友人の少ないタイプだったこともあり、男女ともに腫れ物にさわるような浮いた存在になってしまいました。
水泳部もいづらくなって退部して、ひたすら勉強に励むようになり、高校は知り合いがなるべくいないであろう遠いところを選びました。
今ではようやく普通に思い出すことができるようになった記憶ですが、自分の性癖を決定づけた貴重な出来事でした。