コロナ感染拡大で、俺の住む地域の中学校とかでは2年連続で修学旅行や宿泊学習が中止になったらしい。
全国のニュースを見ると対策を講じて開催した学校もあるようだし、生徒の中には中止になって嬉しい子達もいるだろうが、俺の意見としては生徒が気の毒でならない。
と言うのも、俺にとって修学旅行は人生における最大の思い出、なんて言うと大袈裟すぎるが、露出の起点となったのは間違いないのだ。
それは俺が中学三年のときの話である。
3年に進級した翌月の5月に京都奈良への修学旅行があり、俺はヤンキー系でもなんでもないのだが、クラスのヤンキーや中心にいるうるさいタイプの男達と なぜか同じ班になった。
修学旅行と言うと最大の楽しみは夜だろうと思う。
『朝まで起きてよーぜ!』『おう!』なんてノリでみんな盛り上がるが、結局はみんなスヤスヤで朝を迎えるのがお決まりだ。
食事も終わり風呂も終わり就寝前の点呼も終わり、いよいよお待ちかねの夜のトークタイムだ。
俺はなぜかヤンキーやその仲間達と同じ班だったから、夜に教師の目を盗んでクラスの女達6人が俺の部屋に集結してきた。
ヤンキー達と仲の良い女達だったから、ヤンキーこそいなかったが、こっちもクラスの中心的な女ばかりで みんな可愛いタイプだった。
ヤンキーとその仲間と書くとタチの悪いタイプを想像すると思うし実際間違っちゃいないが、俺の学校のヤンキー達はある意味格好だけで、裏で虐めをしてたりとかの陰湿なタイプではなかった。
10数人の思春期男女が集まり話すことと言ったらひとつしかない。そうエロトークだ。
どんな内容だったかはあまり覚えていないが、みんなでエッチな話をして盛り上がっていた。
俺の学校はヤンキーとその仲間達でも性の早熟タイプはおらず、5月の修学旅行時はもちろん、翌年の3月卒業時でも全員が童貞だったし、女も全員処女だったのではないか。
エロエロトークで俺はBしてしまい、それを男達に気付かれてしまった。
俺は学校指定のジャージを着用していたのだが、そのジャージってのが生地が薄かったのかBが丸わかりで、よく体育の授業とかで男達と『お前勃ってるだろ』なんて言ってイジッたりしていた、そんなタイプのジャージだった。
俺がBしていることに気づいた男が『○○勃ってるぞー!』なんて言い出し、女達も『うそー!』なんて言って盛り上がりはじめた。
俺もお調子者タイプだったから立ち上がってジャージの上からPの膨らみを見せると、男達は『ほんとに勃ってんじゃねーかよ』なんて大ウケし、女達も『やだー!』『それほんとに勃ってるの?』『中になんか入れてるとかじゃなくて?』俺の股間の膨らみをみんなジロジロ見ていた。
すると1人の男が俺を羽交い締めにして押さえつけてきた。
そいつは学年イチのチビのサッカー小僧だったが、クラスのヤンキーと大の良しだったからいつもデカイ顔をしていて、俺は正直コイツがあまり好きではなかった。
そいつに体をおさえられ『脱がせ脱がせ!』と言うと、そいつと同じサッカー仲間の同じくイキった奴と、バレーボール部のキャプテンだったデカイ奴が俺のズボンをずり下げ、その場のノリと勢いで調子に乗った2人に下着まで下ろされた。
風呂の時間でも俺は股間を隠していたし、まだ誰にも見せたことがなかった中学三年時の俺のBPを、クラスの男女10数人の前で無理矢理披露させられた。
俺も、イキったサッカー小僧と同じくチビだったので体の成長は遅く、中三の5月時点では毛がほとんど生えておらず、それが一番恥ずかしかった。
デーン!と披露されたBPに男達は大ウケで、『お前意外とデカイな!』『ちんこだけは大人じゃねーか!』
同性に言われた言葉だが正直けっこう嬉しかった。
男達は大ウケだったが問題は女達のほうだった。
クラスの中心にいる可愛いタイプ達でみんなけっこうエロかったが、当時は間違いなく全員キスすらしていない処女。
ノリとは言えいきなりBPを目の前で見ることになり、キャーキャー悲鳴をあげ始めた。
それでなくても女子中学生ってのはうるさい生き物なので、『やだー!』『すごい大きい!』『こわーい!』
部屋中に女達の声が響きわたり、その声で男達も『やばいって!声でけーよ!』『うるせーうるせー!』と騒ぎ出すと、
声が部屋の外まで聞こえたようで男の教師が部屋に乗り込んできて、女達がいっせいに布団の中に隠れたが時すでに遅し。
激怒する教師達に連れられて女達が部屋から連行され、男の俺達は正座させられてしばらく大説教。
説教されたとかそんなことはどうでも良いのだが、ひとつだけめちゃくちゃ悔やんでいることがある。
俺は今でも仮性包茎で当時なんか今以上にムケていなかったから、Bしても亀頭が露にならず、女達にムケ状態を見せることが出来なかったのだ。
友人達が俺の下着を下ろす前に事前に言っておいてくれれば剥いておいたのにさ。
それが本当に悔やまれる。
修学旅行がおわり、のちに女達に言われた。
『初めて見たからほんとにビックリしたし、あんなに大きくなるとは思わなかった』
『あのあとも、みんな大きい大きい言ってたよ』って言葉が今でも忘れられない。
当時はあまり好きではなかったイキったサッカー野郎達にも、今ではすごく感謝している。
こういう修学旅行での体験ができないのは、本当に気の毒でならない。本当に。