大学2年生の時、1人暮らしで水道代を払い忘れ、水道が止まってしまったことがあった。
夏真っ盛りの8月、堪らず近所の銭湯に行った。その銭湯は遠赤外線サウナとスチームサウナがある大きなところだった。券売機で入浴券を買い、カウンターで渡すとすぐに脱衣所へと向かった。
脱衣所で服を脱ぎ終わってから、タオルを持ってきてないことに気づいたが、また服を着直してカウンターに買いに行くのが面倒だったのでそのまま入ることにした。
まずは露天風呂に入った。晴天で気持ちが良い。たまにはこんな風呂も悪くないと思った。しばらく入ってから、遠赤外線サウナに向かった。
中に入ると、想像以上に暑かった。テレビがついていて、サッカーがやっていた。ちょうど、前半30分頃。高校時代サッカー部でやるのも見るのも好きだった。
ぼくは前半が終わるあと15分はサウナにいようと思った。
体からすごい汗が出てきたが、サッカーを見ながら耐えた。
なんとかサッカーの前半戦が終わるまで、耐えることができた。
急いでサウナから出た。外の温度差で倒れそうになった。水風呂が近くにあったので入った。
全身が引き締まる感じがした。脱水症状もあるのか気分が悪くなり、サウナ横にある水飲み場の水を飲んだ。
水をゴクゴク飲んでいると、後ろのほうから、台車の来る音がした。
「失礼しまーす、台車通ります」
女性が3人がマットの交換に来たのだ。うち2人は40代くらいの主婦みたいな感じだった。
その中の1人に見覚えがあった。
高校の頃の同級生だ(顔は土屋太鳳に似ている)。
向こうも僕の顏を見て気づいたようで驚いた顔をしていた。
ぼくは声を出しそうになったが、タオルも持っていないし、おまけに水風呂でかなり縮こまったアソコになっていた。
諦めて何も言わずに、すれ違う。ちょっと興奮して半立ち状態になりかけた。
ぼくが露出に目覚めたのはあの時だったのかもしれない。
銭湯帰りに、フロントにその土屋太鳳似の同級生がいた。
ぼくが声を掛けたら、
「○○君なんでタオル持ってなかったの?」
と笑われた。
10年以上前の話だが、今でもおかずにして抜いてます。