4月の中旬の出来事。
出張先で、夕方に宿泊先のホテルにチェックイン。大浴場があるというのと、豪華な朝食ビュッフェに惹かれ、普段よりやや高めのホテル。
しばらくまったりしたり、外に夕飯を食べに行ったりした後、大浴場に。
と、父親であろう男性二人と、その子供が三人が先にいた。子供は、浴場を走り回るは、湯船で騒ぐわ、非常にうるさい。父親はなぜ注意しないのかと頭にも来ながら、身体を洗う事に。
洗髪を終えて、身体を洗い始めた途中で、親子連れは出ていき、ホッとした。
で、気付くとこれで完全に一人きり。貸し切り状態。
人も入って来ない。しばしお風呂を満喫し、結構のぼせたので、切り上げて脱衣場に出ようとした時だった。浴場の扉を開けると、小さなよくわからん床がコンクリートのスペースがあり、もう1つ扉を開けると脱衣場なのだが、その扉を開けて出ようとした時、足が縁にひっかかり、全力で転倒。四つん這いの体勢で、結構な勢いで転んだ。結構な痛みで、体育座りになり、チラッと見ると左足の膝小僧が、ガーッと引っ掻いたようになっている。
と、脱衣場内のトイレ、その向かいにあったドアから、清掃スタッフらしき女性がいきなり出てきた。
チラッとこちらに目をやり、視線が合った。「お客様、どうされました!」
と向かってきた。
「いや、ちょっと転んだだけなんで、」とか何とか言った気がする。実際そうだが。
真っ裸で体育座りしてる自分、痛いんだが恥ずかしくて焦った。近づいたスタッフをチラッとみると、だいぶ若い。二十歳前後?
そんな女性がいきなり出てきただけで焦るのに、こっちは真っ裸だ。
こちらの羞恥心など関係ないように(当たり前だが)、
「大丈夫ですか?」とか何とか言いながら、体育座りの僕の向かいに片膝をついてしゃがみこみ、視線は下に。
「お怪我されてますか。すぐにスタッフ呼びますので暖」とか言われたが、いいです、大丈夫です、とか言ったと思う。
目の前の女性の顔を見ると、AKBにいた大島何やらさん似の可愛らしいお顔。
痛いの通り越し、てか忘れて完全にテンパってきたが、なぜか息子が反応し始めた。
体育座りの自分に向き合いしゃがんでる彼女、その視線を感じてしまった。(実際は、股間ではなく膝小僧を見てたのかもだが)
グッグッグッグッ…膨張しながら、目の前でそそり勃っていく我が息子。
女性スタッフは、唖然とした顔をして、口を半開きで、フニャチンが完全勃起する一部始終を見ていた。
「な、なんかすみません(慌)!恥ずかしくなって、つい(汗)!!_」
「あ、い、いえ…だ、大丈夫です……そ、それよりとにかく、誰か呼んできますんで……」
と一瞬、僕の顔を見て、すぐにまた息子に視線を落とし、立ち上がった彼女。
「ほ、ホントにたいした事ないですから!」と僕も立ち上がる。息子もまだ全力で立ち上がったままで。
もはやわけもわからず、慌ててパンツやら浴衣を着て、逃げるように脱衣場を出ようとした僕の背中に、
「ご無理せず、何かあればすぐフロントにご連絡下さいっ」
と、女神のような言葉をかけた彼女に会釈して立ち去った。
ホントに恥ずかしかったけど、とてもいいコだった。
でも、勃起するさまを、すぐ目の前で、あんなにしっかり見られた事はなかったから、後々思い返すと興奮します。