前にも書いたと思うが、記憶が薄れる前にもう一度。
年に数回女装旅行を楽しんでいる。
そんなある年、山梨の須走口5合目を目指した。
スバルラインなどと違い、国道から僅か15分で標高
2000mに達する、極めて厳しい登坂だが、ただで
上れる唯一の五合目として、知る人ぞ知るスポットだ。
8月のお盆過ぎだったが、朝と言うのに駐車場は人も車
も多く、ごった返していた。
駐車場の端の方に離れて駐車して、眠気もありしばし
社内で仮眠を取ることにした。格好はと言えば、ジー
ンズのショーパンにキャミソール。下にはもちろんお
決まりのブラパンを着けている。
大型ワゴンなので後ろの座席で完全に横になれる。
後ろの窓もスモークなので覗かれる心配も無い。
しばらくして回りが騒々しいので目を覚ました。若い男
女のキャー、キャーする声に寝ていられなくなり、起き
ると、目の前は真っ白。ガスに覆われ視界は1mも無い
くらい。
スライドドアを開けると、ひんやりした空気が車内に入
ってきた。
自分の格好も忘れ外に出てみる。声は・・せいぜい20m
くらい先から聞こえてくる。若い男女のグループだと思
うが、女性の声が圧倒的に多い。
もしも今、急にガスが切れたら・・とんでもない格好の
オジサンが、白昼に曝される・・
寒いので一旦車内に戻り、思案する。
とりあえず、下着姿になって若い女性たちの会話に耳を
傾ける。このまましこれそう・・
だが、私はトランクからサマードレスを引っ張り出し着
た。この格好で外に出てみたい。
長くなるので、続きはリクエストがあったら・・と言う
ことで、ご容赦頂きたい。