金曜夜は1週間働き詰めた仕事のストレスや緊張感から
解き放される瞬間です。また性欲が湧き上がってくる瞬間でもあります。
三連休を前に、前回の刺激的な興奮が忘れられなくて
再度都内北部にある某アカスリ店に向かいました。
入店前にスーパーのトイレで紐Tバックに履き替え、
気持ちを昂らせてお店のドアをノックしました。
出てきた女性は前回同様、小松千春さん似の可愛い彼女でした。
(やった!今回も期待できるかな♪)
そんな事を思いながら部屋に呼ばれるのを待っていました。
するとその日は千春さんではなく別の女性でした。
(ちょっと残念だけどこの子も中々の美人さんだな♪)
部屋に通されると、着ているものを全て脱ぐよう言われました。
私は言われるままに上着を脱ぎ、Yシャツを脱ぎ、靴下を脱ぎました。
彼女が見ている目の前でズボンを下す瞬間は
心臓がはち切れそうでした。
(ついに変態的な姿を見られちゃうよ。。。)
ところが、その女性は私のその姿を見ても
顔の表情を一切変えず無造作に紙パンツを手渡してきました。
『ん?これ履かないとだめですか?前はなかったんですけど。。』
『履いて下さい』
そう言い残し彼女は部屋から出ていってしまいました。
(まさかの展開。でもまだまだ!アカスリされる時こそチャンスはある!)
私は再度気持ちを立て直し、紙パンツを履くと
アカスリルームへと向かいました。
そしてベットの上でうつ伏せになりアカスリが始まりました。
いつもだったらそこで何気ない会話が始まるのですが
彼女からは何も話しかけてきません。
ちらっと振り向くと彼女は淡々とアカスリをしながら
壁に掛かった時計ばかりを見ていました。
そして際どい所は一切触れられないままシャワーで洗い流されました。
『では仰向きになってください』
(そうだ、ここからが本当の勝負だ!)
仰向けになり表面のアカスリが始まりました。
この状況を打破するためにはコミュニケーションが必要だと思い
私から話しかけました。
『ここは長いんですか?』
『いいえ。今週の月曜からです』
『あ、そうなんだ。前はどこで働いてたんですか?』
『埼玉です』
『埼玉?!僕埼玉に住んでるんだよね。埼玉のどこですか?』
『大宮です』
『大宮かあ。大宮にもアカスリ店あるんですね~』
『はい』
『・・・・』
何一つ会話が盛り上がらない中、相変わらず時間ばかりを気にしています。
そして背面同様、際どい所を一切触られることもなく、
全てのアカスリが終わりシャワーをかけられました。
ここが最後の勝負と踏み、勇気を出して言いました。
『あの・・自分でするので見ててもらってもいいですか。。』
『どうぞ。ベットから降りて床に向かってして下さい』
もはや気持ちは完全に萎えていましたが、
何とか自分を奮い立たせて愚息を必死にしごきました。
(見られてる。。。恥ずかしいけど興奮する。。。)
すると何と彼女はルームから出て行ってしまいました。
誰もいないアカスリールームで呆然と佇む半勃ちの中年男。
この状態でオナニーして何が楽しいのでしょうか。
射精は諦め、シャンプーを手に取り頭を洗い始めると
ルームの外から声をかけられました。
『終わりましたか?』
『・・・・・今頭洗ってます』
『そうですか』
頭を洗い流し終わるとようやくルームに入ってきて
バスタオルを渡されました。
自分で身体を拭いて腰に巻き部屋に戻ると、服を着るよう促され
額の汗も引かないまま衣類を纏い早々と店を後にしました。
-帰り道。秋風吹き付けるネオンの落ちた夜空を見上げながら、
『人生そんなに甘くないな。。。』
そんな事を呟きながら一人寂しく帰宅の途についたのでした。