『5km以上道なりです』このカーナビは少し前から、この台詞以外の言葉を発していない。 車窓から見える峠道の景色はずっと代わり映えせず、暗く鬱蒼と並ぶ木々の風景が延々と続いている。「♪さぁ~がぁ~あぁ~」 そんな暗い雰囲気を感じさせる峠道だが、ここは福岡市内から佐賀市内へ抜ける県境の峠道なのです。「♬みつせ峠 たわら坂 超えて~」 何故そんな場所を自家用車で走っているかと言うと、今日は以前お会いしたカップルさんと再び会う約束をしたからです。「♬地獄だって会いに来て~」 前回はカップルさん達が福岡まで来てくれたため、今回は私が佐賀へ行く事になったのです。「♩風 吹かれ 霰 逃れ 来なさぁい」『佐賀県に入りました』どれくらいの距離を走ったのか解らないが、峠を抜けて佐賀県に入ると久々にカーナビが違う台詞を喋ってくれた。『700メートル先、右方向です』 私はカーナビの指示通り、知らない県道を西へと向かいます。目的地は佐賀県内にある温泉街です。(やっぱりカーナビが無いと、ここまで来られないな) 自宅を出て約4時間後、私は今夜宿泊するホテルにどうにか到着できた。そしてホテルの駐車場で先に到着していたカップルの明さん(50代♂)、里香さん(30代♀)と合流したのです。 二人と会うのは二回目だが、一年以上前から連絡を取り合う仲になっていたので緊張することも無く、普通にお喋りができる。 今回も三人の間に気になるほどの緊張感もなく、食事も終わり、お腹も満たされ、そしてほろ酔い気分も手伝ってすっかり打ち解け合っていました。二人の活動内容は良く知らないが、誘われたということは及第点は戴けたのでしょう。 食事中は里香さんは明さんの横の席に、私は明さんの前の席に座っていたが、明さんは私とばかり喋り、里香さんは一人静かに飲んでいました。 結構、ペースよく濃い目のお酒を口に運んでいる。彼女も酒好きで強いようです。彼女は私より遥かに背が高く、170㎝近くある。スラッとした細身で見た目は妖艶な雰囲気を醸し出す感じの美人です。 明さんは中肉中背で頭髪は白髪交じりというより、綺麗な白髪頭です。50代前半だと聞いていたが、頭髪のせいか実年齢より少し老けて見える。 そんな彼は私をリラックスさせようと気を使っているのでしょう。しきりに私に話しかけ、会話が途切れない様に場を盛り上げる。「二人とも仲良さそうね。このまま二人で愉しんできたら?」「俺なりに気を使ってんだよ(笑)何を言うんだか(笑)」仲良く話す私たちに里香さんが、茶々を入れて来る。それは嫉妬といった感情ではなく、三人で愉しみたい期待からでしょう。「冗談よ。それにしても良い宿見つけたね。ここは静かで気持ちいいわ」女二人、男一人で同じ部屋ということは、今日は最初から三人で楽しむ予定になっている。彼らが複数体験をしたいと思ったのは、里香さんからの提案だったそうです。年の差カップルで最初は刺激があったが、マンネリ化した営みに疑問を感じたのです。「刺激が欲しかった」簡単に言えばそんなところです。そこで参加者を募るが男性からの応募はくるが、女性から声が掛かる事は無かった。その時、私の活動報告を読んだ二人が、ダメ元で私にメールを送ったそうです。 メールの中に書かれていた一文、「私が他の女性を抱いた時、里香はどんな表情をするのか?と想像するだけで興奮する」 この言葉に興味を持った私は、二人に返事をして会う事になったのです。「何か緊張するわ。今日は三人で楽しみましょう。ね、ね」里香さんが私の耳元で囁く。「もしかしら私、見てるだけになるかも・・・その時は二人で愉しんで」「駄目よ、三人でするんだから。久美子さんとしないんだ
...省略されました。
久美子さん♪こんばんは 官能小説を読ませて頂いた錯覚に陥りました、、小説ではなくリアルなんですよね、、生々しくてずっと勃起してました 素敵な出会いが羨ましいです^^;