休日前夜、私は仲の良い同僚達とグループラインで通話中だった。
『久美子さんがこの時間、家に居るのって珍しいですね?』
『ホントね、レアね』
スピーカーに切り替えたスマホから音割れした同僚の声が響く。
休日前はほとんど飲み歩いていたのだが、今夜は家に戻らなければならなかった。
「んふっ」
秘裂を撫でながら喋ると、どうしても変な呼吸になってしまう。
私は今、同僚にオナニー中の声を聞かれている。
そう思うだけで身体の奥が熱く火照るのを感じる。
『今何してるんですか?』
「今はぁ、散歩から帰って来て、ふっ、シャワー浴びてストレッチ中ぅぅ」
『なるほど、頑張って下さい』
『もう若くないからね(笑)』
「うん、頑張るぅっ」
私が行う行為は、ストレッチはストレッチでも膣内をほぐして快楽を貪る特殊なストレッチでした。
ストレッチという名のオナニーを応援され、ゾクゾクとした快感が生まれた。
全身が敏感になり陰核と乳首がじんじんと硬く尖っているのが解る。
私は陰核を触りながら、乳首にも手を伸ばす。指先が乳首に触れると、下腹部全体に弾けるような快感が生まれた。
「ん~~~~~っ!」
声にならない嬌声が漏れ、腰がガクガクと震え、軽く逝きそうになる。
『どうした?』
「ゴマちゃんが・・・ワンコが・・・いぃ」
『ああ、ゴマちゃん預かったんだ』
同僚が実家へ帰省して不在の間、我が家でワンコのゴマちゃんを預かっている。
そのため長時間、家を空ける訳にはいかなかった。
小休止後、私はすぐにオナニーを再開した。柔らかく濡れた膣孔に中指を挿入させた。
ぬぬぬ、と膣孔が指を飲み込み根元まで簡単に挿入できた。
『ゴマちゃんって、トイプードル(犬種)ですか?』
「みぃぃくす、んっ、変な声出してごめん」
『ゴマ塩?ゴマ豆腐?そんな名前でしたよね』
「ゴマ大福よ、お」
指を抽送させ、緩やかにピストン運動を始める。
にちゅ、にちゅ、とスピーカーにも届かない微かな淫音が私の鼓膜をくすぐる。
『へぇー、美味しそうな名前ですね(笑)』
「でしょ、食べたくなるでしょ。くふっ」
指の腹が膣壁の肉裂を擦り上げる。
指先は一本一本の襞を感じ取り、襞は外部からの侵入者に蹂躙される悦びを脳へと伝播する。
それは単独で行われる疑似的な性行為だが、そこから生まれる快楽はセックスと同一の物であった。
『ゴマちゃん、今何してるの?』
「う~んと、ゴマちゃんは今ね~、んっ」
自慰を続けながらゴマちゃんの方を確認すると、玩具のぬいぐるみを咥えて遊んでいる。
私が自慰行為と話し込んでいるので退屈になったらしい。
(一人で遊んでるって言うよりこっちの方が面白いかも)
「ゴマちゃんは、散歩から帰ってきてお水飲んでる」
私はスマホをゴマちゃんではなく、自分の股間へと近付けた。
それと同時に指の動きを加速させ、わざと音を立てるようにした。
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ
私の股間が激しい水気を感じさせる音を奏でる。
数秒だが、皆にたっぷりと私の厭らしい水音を聞かせると、自慰の激しさはそのままに、スマホを離した。
「聞こえる?めっちゃ水飲んでたでしょ」
『聞こえた!今夜も暑いから喉渇いてたんだね』
(あはぁ、オナニーの音までみんなに聞かせちゃった)
複数の同僚にオナニーの厭らしい音を聞かれたという事実に、子宮の奥が熱くなり、性感が高まって来るのを感じる。
そろそろ限界は近い。
「ゴマちゃんのご飯用意しないといけないから、そろそろ行(逝)ってもいいかな?」
『いってらっしゃーい!』
同僚に絶頂を懇願すると、通話先の向こうから何人かの声で、同じセリフが重なって返って来る。
私は抽送をさらに加速させ、膣肉の快楽を必死に貪る。
「じゃあ逝(行)ってきます。またね~」
通話終了のボタンを押した時、高まった快楽が下腹部の奥で弾けた。
私はガクガクと腰を跳ね上げ絶頂。尿道口からは透明の液体が噴き出した。
「ハァァ、音声だけのオナニーって最高かも」
今夜オナニーショーとは違った愉しみを知った私は、うっとりとした表情で絶頂の余韻を
味わいました。
「ゴマちゃん~、ご飯だよ~」