朝、目が覚めて「ふぅぅぅ~」大きくため息をつく。
(今日は約束の日か)
前回の公開露出から約一カ月、今日は再び露出することを約束した日だ。
少し憂うつな気持ちとドキドキする気持ちで落ち着かず、昨日は寝付くことが出来なかった。
ベッドから起き上がるとスマホのメッセージを確認し誰も居ないリビングへ向かう。
職場からトラブルの連絡が無い限り、独り暮らしの私には休日に私の行動を把握するものも、束縛するものも一切無い。
遊ぶことに熱心な友達も居る。会いたい時に会える(都合の良い)彼氏もいる。
世間一般に言われる幸せな家庭と言える(契約)夫も居る。今の独り気ままな生活はとっくに慣れっこで淋しさを感じることは無い。
朝食を済ませた私は部屋で身支度を整え、出発の準備をする。
必要な物は予めバッグに入れておいた。後は今日の服装を決めるだけだった。
夏ならば思い切った薄着もでき、冬ならばコートを羽織ることで全裸になる事も可能だが春先は中途半端な時期なのかコーデに悩まされる。
(う~~~~んんんんん。迷うべ)
露出に向いていて脱ぐのも着るのも容易く日常に溶け込んだ衣服。
ロング丈のスカートも考えたが、ここは思い切ってミニスカートにトップス、ハイカットスニーカーを選ぶ。
そして姿見の鏡に映った自分を見て、私は少し考えた。
(どうせもう、脱ぐんだし。いいよね・・・・)
私はスカートの中に手を入れショーツを一気にずり下ろすと、それを足首から外した。
日差しが強いことを考え肩掛けのバッグに帽子と脱いだショーツを入れる。
そして秘部が直接外気に触れる感覚を味わいながら、私は家を出た。
突発的に吹く風によるパンチラにあれほど悩まされていた私でしたが、露出をした私に怖いものはありませんが自宅の
最寄り駅に向かう道中も一応警戒はしていましたが、これといったアクシデントは有りませんでした。
揺れる電車の座席に座り、私は博多駅に向かっていた。駅に着くまではまだ時間がある。
ぼんやりと窓の外の景色を眺めながら到着を待っていたが、なんとなく気持ちが落ち着かない。
手持ち無沙汰になった私はふと、先日知人から聞いた「露出症」という言葉を試しにスマートフォンで調べてみた。
検索結果に出てきたのは、医学的情報として診断名が下される症状であった。
しかし「露出症」という言葉ほど的確に私を表した言葉も無いかもしれない、とも思う。
露出行為や羞恥に恐怖やリスクを感じながらも、結局それに抗うことが出来ず、私は今日もまたそれを繰り返そうとしていた。
ふと、スマホの画面から目線を上げると、知らぬ間に男性が向かいの席に座っている。
30代くらいのサラリーマン風の男性でした。
恐らく仕事か何かの都合で電車を利用しているのでしょう。
私の方をずっと見ていたようでしたが、私と視線が交わった瞬間、気まずそうに慌てて目を逸らし手元の文庫本を読み始めました。
平日の午前中、通勤時間帯も過ぎたこともあり車内はほとんど人がいないほどガラガラで、わざわざ私の正面に座ってきたこの男性には違和感がありました。
もしかしたらミニスカートの私を見つけ、対面からスカートの中を覗けるかもと思った?
どうやら私の予感は的中したようです。男性は文庫本を読むふりをしながらも、その後も時折チラチラと視線をこちらに向けているようでした。
そして視線の先は、やはり私のスカートです。
ばれないようにしているつもりなのかも知れませんが、こちらから見れば落ち着きの無い様子と相まってバレバレです。
(そんなに見ようとしても多分暗くて、はっきり見えないと思うけどな・・・)
一応ノーパンなので警戒し脚を閉じて座っているが・・・
男性があまりに必死に私のスカートの中を覗こうとしているので、その必死さが逆にかわいく思えてくる。
そして私の中にちょっとした悪戯心と冒険心のようなものが生まれてしまいました。
私は思い切って、素早く右脚を組んでみた。ノーパンの股間を見られてしまうリスクは
もちろんあるのですが、一瞬では多分スカートの中までははっきり見えないでしょう。
それでも私が足を大きく動かしたことで、男性の意識はさらにこちらに向いたようです。
肝心な部分は見えないにしても、目の前の女性のスカートがかなり際どい所まで捲り上がったのだから当然なのかもしれません。
スリルによるドキドキとした高揚感に押され、男性の注意をこちらに向けることを私は楽しみ始めていました。
脚を組み始めてどれくらい経っただろうか。ノーパンで男性と向かい合っている状況。
別に今の状況に物足りないわけではない。だけど好奇心に押され、もう少し一歩先へ、冒険してみたい気持ちに私はなってしまいます。
(もしも、寝たふりとかしてみたら・・・この人は)
目的地の博多駅まではあと十数分しかない。私はバックに入れてあった帽子を取り出して深めに被ると、そのまま寝たふりをした。
帽子の鍔の部分が目元を覆い、影のようになってこちらの目線を分かりにくくしてみる。
目の前を覆ってしまうため、当然こちらは相手がどこを見ているのか私にも分からない。
しかし男性の胸から下や手に持っている文庫本は確認することが出来る。
文庫本は開かれてはいるが、完全に膝の上に置くような状態になっていた。
本を読んでいる人なら老眼でない限りこんな置き方はしない。
男性の視線は今、本ではない別のところに向かっているのでしょう。
やがて私は、上を見上げるような形で、座席の後ろにある窓に頭を寄せかけるように姿勢を変えてみる。
終電で疲れたサラリーマンがこんな風にして寝ている姿を見かけるけど、窓の振動が後頭部に伝わり、はっきり言って寝心地は最悪だ。
でも、この体勢にしたおかげて、帽子の鍔の角度が変わり、さっきよりも男性が見えた。やはり男性は私の脚と脚の隙間をガン見していたようだ。
一応私が体勢を変えた瞬間は警戒していたようだが、すぐに好奇心からまた視線をこちらに戻してくる。
そのまま私は眠った振りを続ける。深い眠りに入り、体の力が抜けたかのように装ってシートに体重を預ける。
お尻の部分は体重に押され少しずつシートの前のほうへと出ていき、シートとの摩擦でスカートは段々とずり上がっていく。
薄眼でちらりと男性を確認するとやはりこちらをしっかりと見続けていた。
そして男性は何かを確認する素振りを装ってスマホを取り出し画面を見始めた。
(このタイミングでスマホを取り出すって、アレか?)
警告を発するように私の心臓は早鐘を鳴らすが、ここまで冒険に足を踏み込んでしまった自分をもう止めることは出来ない。
自然に持つような形で、私の脚元の先に向いていたスマホの背面が、徐々にゆっくりと角度を変えていく。
その間男性は、私が起きていないか確認するように何度もチラチラとこちらを見ていた。
背面にあるカメラが徐々に角度を変えこちらを向いてくる。
そして男性は、スマホの画面をタップし始めた。恐らく無音のカメラアプリで撮影しているのだろう。
スカートがずり上がったことで先ほどよりも露出された私の生脚はきっと、あのカメラの餌食になっているはずだ。私の膝はまだぺったりくっついている状態です。
(もしこのまま、お尻が更に前に出たら)
私は想像し行動は更に良からぬ方向へと向かっていく。
私は更にシートに体重を預けた。上半身は沈み込み、スカートはさらに少しずり上がる。
そして私は、組んでいた脚を戻して膝に込めていた力を徐々に抜いていった。
下半身を少し突き出すような格好になっていたこともあり、隣り合っていた膝の距離は徐々に離れていく。
くっついて少し汗ばんでいた二本の太腿の間が離れたことで空気が流れ込むのを感じる。
あくまでも自然を装い、電車で眠ってたら体勢が崩れちゃったって感じで・・・
傍から見たらちょっと不自然かも知れないが、私はなるべく自然に振る舞う。
でもそんな事は最初から意味はないのです。私のスカートの中には『非日常的な真実』があるのですから。
私は再びチラリと目を開け、男性を確認する。
(うっ!)
予想通り、男性は驚いたように目を大きく見開き、私を凝視していた。
乗客が少ない事もあるのでしょうか、カメラをしっかりと私に向けシートに座りながらもこちらへと大きく身を乗り出している。
男性の目とカメラのレンズ、二つの視線が私の股間を貫いた。
(やばい、これ、もしかして見えちゃってるかな?)
実際に見えているのかは解らない。ただ閉じていた脚が開いたというだけで男性が興奮している、という可能性もある。
ただ、スカートがずり上がり脚が広がっているはしたない私が盗撮されている、という事実は変わらない。
(大丈夫・・・顔はマスクで隠してるし、帽子も被ってる)
この写真がどこかに流出しても、私だとは多分分からない・・・はずです。
自分を落ち着かせるために言い聞かせながらも、私は今の自分の体勢を変えることが出来ません。
電車はいつしか、博多駅の一つ前の駅を発車した。
私がこの電車に乗っているのもあとわずかな時間だ。
そろそろこの露出も終わりにしないといけない。
「ふぁ~」
私はわざとらしく声を出し、大きく伸びをしながら欠伸をし目を覚ました振りをした。
男性は慌てて目を逸らし、手元のスマホの画面を見始めた。
これで電車の露出は終わり。そのはずでしたが・・・・
ふと私は自分の下半身に目を落とす。スカートはお尻部分がシートに引っかかったまま、不自然にずり上がったままになっていた。
座席から少し立つようにして、お尻を浮かせて直せばいいのだけど…。
そうしようとしたところで、私の手は止まってしまう。
電車内に終点博多駅到着のアナウンスと乗り換え案内が流れる。着くまで、あと1分あるかどうかといったところだ。
(もうこれで博多駅に着いちゃうし、最後に・・・)
男性がカメラをこちらに向けていないことを確認すると、私はお尻を浮かせるのとは別の方法でスカートを直した。
体育座り、とまではいかないが両足を床から離して少し浮かせる。
そしてお尻の下に敷かれずり上がったままのスカートの裾を、座ったまま左右交互のお尻を持ち上げるようにして引っ張り出した。
(やばい、見られてる!)
当然だが男性の視線は持ち上げられた私の両足の間、私のお尻の下の方と秘部に向けられていた。
持ち上げた両足を少しバタバタとさせながらスカートの裾を引っ張り出そうとするが、なかなか思ったように直すことが出来ず私は焦りを感じ始めた。
巧くいかず必死に何度か繰り返しているうちに気が付くと股間が開いていた。
スカートの裾が直るまでの束の間の間、私は男性の目に自ら股間を提供し続けることになったのです。
「博多、博多、お出口は左側です」
車内に流れるアナウンスで、私はハッと我に返る。
(やばい、下りなきゃ)
電車が駅に到着した後、私はすぐには降りなかった。男性が降りるタイミングを狙って、男性の前に並ぶように駅のホームへと降りた。
念のため背後を警戒してはいたが、幸い男性は私を追っては来なかった。
改札を通りながら、私は少し自己嫌悪に陥る。また自分から露出してしまった。
しかも、自分からリスクを犯してまで・・・
そんな事を考えながらも、私は今日の露出場所へと足を進めていった。